ロシアで生まれ、9歳のころからカートレースに親しみます。ほどなくして真剣にレース参戦を目指すようになり、イタリア・ローマへ渡って欧州のカート選手権に参戦します。シングルシーターへのデビューは2010年。European and Pacific Formula BMW seriesや、ニュージーランドの選手権へ参戦し、2011年からはフォーミュラ・ルノー2.0へ。

2012年にはフォーミュラ・ルノー2.0ユーロカップで総合2位など活躍を見せると、2013年からはGP3シリーズへステップアップ。ここでチャンピオンを獲得し、2014年からはScuderia Toro RossoのF1シートを手にします。2015年にはRed Bull Racingへ移籍し、初表彰台となる2位を獲得するなど活躍。翌2016年のシーズン途中からToro Rossoへ復帰すると、2017年の終盤までレギュラードライバーを務めます。

2018年にフェラーリの開発ドライバーを務めた後、2019年に再びToro RossoからF1へ復帰。コンスタントに入賞してポイントを獲得し、雨天の影響で波乱のレースとなったドイツGPでは難しい戦略を見事に遂行して3位に。チームにとって11年ぶり2度目の表彰台をもたらしました。