2019 F1 - チーム・ドライバー・マシン紹介

Red Bull Toro Rosso Honda(レッドブル・トロロッソ・ホンダ)

イタリア・ファエンツァに本拠を置く「Scuderia Toro Rosso(スクーデリア・トロロッソ)」とHondaがパートナーになり、2018年より結成されたF1チーム。

Scuderia Toro Rossoは2006年にF1へデビューし、同年の米国GPで初ポイントを獲得。08年のイタリアGPでは、後にRed Bullへ移籍しチャンピオンとなるセバスチャン・ベッテルによって初優勝・初表彰台を達成しました。Hondaのパワーユニットを搭載し臨んだ18年シーズンは、第2戦バーレーンGPでのピエール・ガスリーによる4位入賞をはじめ、シーズンを通して33ポイントを獲得しました。

19年シーズンは、ドライバー体制を一新。2シーズンぶりにF1レギュラードライバーへ復帰したダニール・クビアトと、シリーズ初参戦となるアレクサンダー・アルボンを迎え、Honda製パワーユニット「Honda RA619H」を搭載した19年型マシン「STR14」で戦います。そしてベルギーGPからはドライバー体制を変更し、アルボンがAston Martin Red Bull Racingへ移籍。一方、ピエール・ガスリーが18年最終戦以来の復帰となります。第12戦終了時点でのコンストラクターズランキングでは、06年のチーム創設以来の最高位につけています。

Aston Martin Red Bull Racing (アストンマーティン・レッドブル・レーシング)

「Aston Martin Red Bull Racing(アストンマーティン・レッドブル・レーシング)」はオーストリアのチームで、本拠地を英国ミルトンキーンズに構えています。F1世界選手権への挑戦は2005年から始まりました。

チームが初めて表彰台を獲得したのは06年モナコGPで、デビッド・クルサードが3位入賞を飾りました。その後、08年限りで引退したクルサードに代わり、Scuderia Toro Rossoから移籍したセバスチャン・ベッテルによって成功を積み重ねていくこととなります。ベッテルは、09年中国GPでRed Bull Racingでの初優勝を記録。アブダビGPではチームメートのマーク・ウェバーと1-2フィニッシュを決めるなどの好成績を残しました。チームとしては、コンストラクターズチャンピオンに届かず、2位に終わりました。

翌10年に初めてコンストラクターズタイトルを獲得し、ベッテルは史上最年少でF1チャンピオンになりました。その後、11年から13年にかけては、ドライバーズおよびコンストラクターズの両タイトルで4連覇を達成しました。

Scuderia Toro Rosso出身のドライバーがRed Bull Racingで成功を収めた例も多く、14年にはダニエル・リカルド、16年にはマックス・フェルスタッペンがそれぞれF1での初優勝を挙げました。

19年シーズンは、同チームでの4年目を迎えるフェルスタッペンと、Scuderia Toro Rossoから移籍したピエール・ガスリーとともに、Honda製パワーユニット「Honda RA619H」を搭載した19年型マシン「RB15」で挑みます。そしてベルギーGPからはドライバー体制を変更し、ガスリーとアレクサンダー・アルボンがチームを入れ替わります。オーストリアGPでHondaにとって15年のF1復帰後初となる優勝をもたらしたフェルスタッペン、F1ルーキーながらバーレーンGPで初入賞を挙げたアルボンの体制で、さらなる勝利を目指します。

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