Preseason testスペインバルセロナテスト

2019年02月27日(水)

カタルニア・サーキット

バルセロナテスト

バルセロナテスト2 – 2日目

ウインターテストは6日目を迎え、開幕までに走行できるのはあと2日のみ、オーストラリアGPのプラクティスセッション開始までも残すところ16日になりました。

今日はRed Bull Toro Rosso Hondaはダニール・クビアト、Aston Martin Red Bull Racingはマックス・フェルスタッペンが走行を担当し、ダニールが101周、マックスが128周を走行しました。

Hondaとしては、昨日に引き続き走行を重ねてデータを蓄積していくとともに、チームがプログラムを順調に進めるために問題なく走行を続けていけることにフォーカスしながらプログラムを進めていきました。
一日を通して、レッドフラッグやその他の要因により走行を止めなければならないこともありましたが、PUとしては総じて問題なくセッションを終えています。

コメント

田辺豊治 | Honda F1テクニカルディレクター
「今日はここまでのウインターテストでは最もイレギュラーが多かった一日でした。
午前も午後にも赤旗中断やその他の要因により、計画していたほどの周回を重ねることができませんでした。
ただ、そのような状況でも、両チームとも100周超を走行し、PUとしては今日も大きなトラブルのない一日になりました。
テストも残すところ2日のみとなりましたので、チームとともに限られた時間を効率的に使いながら、残りのプログラムに臨みます」

ダニール・クビアト | Red Bull Toro Rosso Honda
「今日はテストとしてはいい一日になったと思います。多くの有効なテストアイテムをこなすことができ、いいラップを記録することもできました。もちろん、常に可能な限り多くの周回を走りたいのと思うものですが、細かい問題が多々発生してしまい、時間を取られてしまった部分もありました。全体としては、今日は実りある日だったと言えると思います。多くの有益なテストを行うことができたので、次の日のテストに集中することができそうです。ライバルは皆それぞれ違うプログラムをテストでは行っているので、タイムについてはあまり気にしていませんが、マシンにはかなりいい手応えを感じています。今日予定していたテスト項目はほぼすべてこなせたので、今日入手したたくさんの有益なデータを、これからエンジニアと見返していきます。僕が乗れるのはあと一日なので、メルボルンに向かう前にその時間を最大限に活かしたいと思います」

ジョディ・エジントン | Scuderia Toro Rosso 副テクニカルディレクター
「テスト2日目の今日の走行はダニール(クビアト選手)が担当し、序盤は通常の空力テストを大きな問題なく行うことができました。気温が上がるにつれて、セットアップ変更をして、さらに予定していたテストプログラムを消化していきました。セッション途中の赤旗に加え、午前中に発生してしまったいくつかの小さな問題に時間を取られてしまったこともあり、走行時間をロスしてしまいました。このことについては明日のセッションの前に解明していかなければなりません。しかし、今日はさらにマシンのセットアップについて理解を深めることができたので、残り2日となったウインターテストにどう活かしていけるか楽しみであり期待しています」

マックス・フェルスタッペン | Aston Martin Red Bull Racing
「パーフェクトな日だったとは言えませんが、良い一日だったと思います。(ギアボックスの状態確認について)何かが壊れるまで走り続けるよりは、その前にきちんと時間をかけて状態を確認したほうが良いと思っています。午後は(コースアウトのダメージを確認するために)ガレージ内でのマシンの状態確認に多くの時間を費やしましたが、セッション終盤にはコースに戻ることもできました。少し遅れを取ってしまいましたが、120周の走行を完了することができたので、非常にポジティブな一日だったと思います。周回を重ねれば重ねただけ充実した一日になっていくものですが、その意味で今日は多くの走行ができましたし、僕は満足しています」

ギヨーム・ロケリン | Red Bull Racing レースエンジニアリング責任者
「朝のセッションは昨日と同じプランで、多くのショートランでの走行とセットアップ変更を行うことができ、有意義な時間を過ごせました。午後はレースシミュレーションを重視して行うことにしました。3分の2ほどを完了し、マックス(フェルスタッペン選手)が軽くコースアウトしたために、その影響を確認するためギアボックスチェックを行うことになりました。そう簡単にチェックできるパーツではないため、ガレージで少し時間を要してしまいました。コースへ復帰したときの路面状況からは特に得られることもないだろうと判断し、レースワークの一部として予定していたピットストップ練習に時間を使うことにしました。
明日も同じプランを行い、マシンの理解を深め、有益な情報を得ることを追求していきたいと思います」

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