2019年10月7日(月)

山本尚貴選手がF1日本GPのプラクティスセッションを担当

現在国内レースのトップカテゴリーであるSUPER FORMULAとSUPER GTに参戦中の山本尚貴選手が、2019年のFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)日本グランプリのフリープラクティスセッション(FP1)にてRed Bull Toro Rosso Hondaのマシンでの走行を担当することになりました。山本選手は、2018年のSUPER FORMULAとSUPER GT GT500クラスを制覇し、ダブルタイトルを獲得している日本のトップドライバーの一人です。

山本尚貴選手
「まず、今回私にこのような素晴らしい機会をくださったScuderia Toro Rosso、Red Bullグループ、そしてHondaに感謝を申し上げます。小さいころから自分の夢だったF1マシンを、鈴鹿という特別な舞台、そして日本人のファンの皆さんの前でドライブできることを本当にうれしく思っています。ここに来るまでに、F1のレース週末にToro Rossoに帯同したり、Red Bullのファクトリーでシミュレーターに乗ったりと、いろいろな準備を重ねてきました。当日は、チームが予選と決勝でいい結果を残せるよう、有益なデータを集めることが私のメインの仕事になりますが、それと同時に自身のパフォーマンスを最大限に発揮できるよう努めたいと思います。27年前の鈴鹿でF1を見たあの日からずっと憧れ続けてきたこの舞台で自身が走れる事に感謝をし、その夢の瞬間をファンの皆さんとともに楽しみたいと思っています。ご声援、よろしくお願いいたします」

Scuderia Toro Rosso チーム代表 フランツ・トストのコメント
「今年の日本グランプリのFP1で、山本選手が素晴らしい仕事をしてくれると確信しています。彼は昨年のSUPER GTとSUPER FORMULAでダブルタイトルを獲得した才能あるドライバーで、鈴鹿サーキットについても熟知しています。いくつかのF1のレース週末でチームに帯同し、すでにエンジニアたちともいい関係を築いていますし、シミュレーターでのドライブも経験済みですので、FP1を走る準備はできていると思っています。今回最も大切なことは、山本選手自身がこの世界で最も素晴らしいサーキットの一つである鈴鹿でF1マシンの走りを楽しむことです。そして、スタンドを埋める日本のファンの皆さんにも、その姿を見て喜んでいただければと思っています」

本田技研工業株式会社 ブランド・コミュニケーション本部長 森山克英のコメント
「今回、鈴鹿という舞台で、山本選手が現代のF1マシンをドライブする姿をファンの皆様にご覧いただけることを非常に嬉しく思っています。実現に向けて尽力いただいたScuderia Toro RossoおよびRed Bullグループに感謝を申し上げます。山本選手には、この経験を糧にさらに強いレーシングドライバーに進化していってくれることを期待していますし、日本のドライバーを代表してF1日本GPで大きな足跡を残すことで、後に続く若手ドライバーへの大きな刺激となってくれればとも考えています。ファンのみなさま、力強いご声援をよろしくお願いいたします」

※ Fédération Internationale de lʼAutomobile(国際⾃動⾞連盟)の略称

〈ご参考〉

山本尚貴 プロフィール

1988年7月11日生まれ
栃木県宇都宮市出身

レーシングキャリア概要

2006年 鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS-F)卒業 スカラシップを獲得
2009年 全日本F3選手権Nクラスチャンピオン獲得
2010年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(現SUPER FORMULA)およびSUPER GTに参戦を開始
2013年 SUPER FORMULAチャンピオン獲得(TEAM MUGEN)
2018年 SUPER FORMULAチャンピオン獲得(TEAM MUGEN)
2018年 SUPER GT チャンピオン獲得(TEAM KUNIMITSU/チームメイト:ジェンソン・バトン)
2019年 SUPER FORMULA(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、SUPER GT(TEAM KUNIMITSU)に参戦中

キャリア通算勝利数

SUPER FORMULA 7勝
SUPER GT 4勝