Honda Racing F1 Team 初日の展開
今年のブラジルGPは、昨年よりほぼ2週間遅い時期に開催された。南半球のサンパウロの季節は春だが、天候不順の日々が続き、肌寒い。初日午前のフリー走行も、気温17℃、路面温度21℃という涼しいコンディションで始まった。
さらに開始後1時間ほどして小雨が降り始め、滑りやすいコンディションに。このセッション、バリチェロは14番手。電気系のトラブルに見舞われたバトンは15番手だった。
午後になっても気温は17℃と、いっこうに上がらない。さらにメインストレートでは、かなり強い向かい風が吹いている。開始後40分ごろには雨が降り出す。ブリヂストンは昨年に比べ、1段階ずつ硬いコンパウンドのタイヤを2種類持ち込んだ。低い路面温度とラバーが載っていない舗装が相まって、グリップレベルは依然として低く、ペースが上がらない。バリチェロは39周を走って16番手、バトンは49周をこなして18番手だった。
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