Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開
決勝当日は、晴れ。光化学スモッグのような“もや”がかかっているが、予報のような降雨はなさそうだ。予選6番手だったマーク・ウェーバー(レッドブル)がエンジン交換で10番降格のペナルティを受け、バリチェロは1つ繰り上がって13番グリッドからのスタートとなった。
スタート直後、バリチェロは1コーナーの混乱をうまく切り抜け、一気に10番手に上がる。バトンも3つ順位を上げて、15番手だ。プライムタイヤ(ハード側)でスタートした2台は、序盤、順調に周回を重ねる。バリチェロは周回ごとにタイムを更新しながら、10番手を快走。13番手に上がったバトンも、ペースは悪くない。
上位陣のピットインで8番手まで上がったバリチェロが、19周目に1回目のピットイン。16番手まで後退する。11番手を走っていたバトンも、22周目にピットへ。18番手でコースに復帰する。マシン・バランスのいいプライムタイヤ(ハード側)を履いた2台は、再び順位を上げていき、後半36周目には、バリチェロは10番手、バトンも14番手まで順位を戻した。
バリチェロは9番手まで上がった40周目、バトンは11番手だった43周目に2度目のピットイン。11番手、17番手に後退してしまうが、オプションタイヤ(ソフト側)を履いた2台は、最後の追い込みをかける。終盤49周目にヘイッキ・コバライネン(マクラーレン)がリタイアし、バトンは16番手に。最後は、バリチェロ11位、バトン16位でチェッカーを受けた。
|