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中国GP予選は、バリチェロ14番手、バトン18番手

2008年10月18日(土)
予選
会場:上海国際サーキット
天候:晴れ
気温:27〜29℃

第17戦中国GPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは14番手、ジェンソン・バトンは18番手だった。

Honda Racing F1 Team 2日目の展開

2日目も快晴。気温は午前11時の時点で27℃まで上がったが、路面温度は28℃にとどまっている。フリー走行では開始後20分ごろから、本格的な周回が始まった。昨日の段階で決勝用のセットアップができていたことから、今日は予選用(ガソリン軽め)のセッティングで、走行を重ねた結果、バリチェロは11番手、バトンは15番手となった。

予選の第1セッション、Honda勢は、最初の2回のアタックをいずれもプライム(ハード側)タイヤで行った。この時点でバリチェロは、午前中のラップタイムを更新して13番手。バトンは1分37秒台が切れず、18番手だ。セッション終了間際に最後のアタックに出て行くが、バトンはタイムを更新できず18番手のまま。一方のバリチェロは15番手で、第2セッションへと進んだ。

第2セッションの1回目のアタックで、バリチェロは1分36秒079と、第1セッションのタイムをコンマ6秒近く更新する。しかし上位陣は軒並み1分35秒台に入っており、暫定14番手にとどまった。とはいえバリチェロからトップのフェリペ・マッサ(フェラーリ)まで、タイム差1秒もない接戦だ。

最後のアタック。ほかのチームもペースが伸びない。バリチェロもオプション(ソフト側)タイヤに履き替えてポジションアップを狙うが、タイム更新はならず14番手に終わった。

Honda Racing F1 Team コメント

ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 11番手 1分36秒839
予選14番手 1分36秒079

―ここ最近の予選ではベストパフォーマンスだが、喜んでいるのでは?
「今日Q2に進んだアタックはとてもよかった。アウトラップは混み合っていて、グリップが不足するのではないかと心配していただけに、本当に力を入れた。マシンのポテンシャルを可能な限り引き出し、1分36秒079をマークしたのは、このサーキットでの僕のベストラップだったのではないかと思う。それ以上はできなかっただろう。特に、昨日の難しいフリー走行のあとだけに、今日のパフォーマンスはよかったし、明日のレースに向けたグリッド位置にも満足している」

ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 15番手 1分36秒958
予選18番手 1分37秒053

―フリー走行ではいいペースを見せていただけに、残念な予選結果だったのでは?
「午前のフリー走行後にはバランスに十分満足していたが、予選では残念ながらそれが消えてしまった。午後は、プライム(ハード側)タイヤでフロントのグリップが不足し、いいバランスを見つけられず、コーナー出口のトラクションが厳しい状況だった。なぜこのようなことが起こり、マシンからベストを引き出すことができなかったかを調べなければならない。この位置から、明日はタフなレースになるだろう」

スティーブ・クラーク|Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア

―複雑な結果だったが、どういった予選だったのか?
「昨日は苦戦したが、われわれのパフォーマンスは金曜のタイムシートに出ているほど悪くはなかった。今日の午前、オプション(ソフト側)タイヤをうまく働かせるのが難しかったので、Q1ではプライムを使用した。これがルーベンスにはうまく作用し、彼はマシンの力を引き出すことができた。しかし、ジェンソンは最後のアタックでバランスをとることができなかった。Q2では路面が温まり、ルーベンスが使っていたオプションタイヤがコンマ数秒速かったので、タイヤ選択によっては、ジェンソンもQ2に進出できたのではないかと思う。Q2でのルーベンスの2回目のアタックは、バランスが完ぺきとは言えず、彼はコンマ数秒ロスした。仮にあとコンマ何秒か速かったとしても、Q3へ進むのは難しかっただろう」

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予選リザルト

順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
122L.ハミルトンマクラーレン1:36.303
21K.ライコネンフェラーリ1:36.645
32F.マッサフェラーリ1:36.889
45F.アロンソルノー1:36.927
523H.コバライネンマクラーレン1:36.930
610M.ウェーバーレッドブル1:37.083
73N.ハイドフェルドBMWザウバー1:37.201
815S.フェテルトロロッソ1:37.685
911J.トゥルーリトヨタ1:37.934
1014S.ブルデートロロッソ1:38.885
116N.ピケJr.ルノー1:35.722
124R.クビツァBMWザウバー1:35.814
1312T.グロックトヨタ1:35.937
1417ルーベンス・バリチェロHonda Racing F1 Team1:36.079
157N.ロズベルグウィリアムズ1:36.210
169D.クルサードレッドブル1:36.731
178中嶋一貴ウィリアムズ1:36.863
1816ジェンソン・バトンHonda Racing F1 Team1:37.053
1920A.スーティルフォースインディア1:37.730
2021G.フィジケラフォースインディア1:37.739