テクニカル・チャレンジ
富士スピードウェイ同様、ここもグリップ重視の低速区間と、直線に代表される高速区間との兼ね合いが、セットアップの肝になる。2速で抜けていくコーナーが5つある一方で、十分な最高速も出さなければならない。となるとウイングを軽めにして、ドラッグ(前面抵抗)を減らす方向になりそうだ。高速コーナーも富士よりは多いとはいえ、マシン本来のバランスの良し悪しが、タイムに大きく影響するだろう。
重要なコーナーは、やはり低速区間である。これらに費やす時間の方が、絶対的に長いからである。しかし同時に、長く回り込む1コーナーや、ターン7、8の6速高速シケインは自信を持って攻めていくことが、タイムアップにつながることも事実である。最近のレースでは、雨が重要な役割を果たすことがある。局地的に天候が変わりやすい上海でも、予想外の事象に対応する必要がありそうだ。
エンジン全開率:55%
ブレーキ:中
ダウンフォースレベル:中/高、7/10
タイヤ:ミディアム/ハード
タイヤの使い方:中
平均速度:203km/h
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