Honda Racing F1 Team 初日の展開
初日金曜日の富士スピードウェイは、やや雲が多いながらも青空の広がる天気となった。1回目のフリー走行序盤は、さすがに路面が滑りやすく、何台かがコーナーで飛び出すシーンも見られる。しかし次第にラバーが載るにつれ、上位陣は1分20秒台から1分19秒台へペースを上げていく。このセッション、バリチェロは16番手、バトンは17番手だった。
昼過ぎから上空は雲に覆われていき、小雨がぱらつき始めた。とはいえ、2回目のフリー走行が始まる午後2時には再び日が差し、完全にドライのコンディションでセッションが始まった。今回ブリヂストンの「MAKE CARS GREEN(エコドライブで地球にやさしく)」キャンペーンの一環で、タイヤに緑の線を入れているが、数周を重ねるにつれ、それが見えなくなっていく。かなり摩耗が厳しそうだ。
2人はロングラン走行を中心に、2種類のタイヤ比較などを行った。しかし、なかなかタイムが伸びず、終盤までバトン19番手、バリチェロ20番手と、ポジションを上げられない。ソフト側のオプションタイヤを装着してアタックを行い、チェッカー間際に、1分20秒を切るタイムで、バリチェロが15番手、バトンは20番手だった。
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