テクニカル・チャレンジ
このコースは、すべてに公道が使われている。全部で23のコーナーを有し、今季3つある反時計回りのコースの1つである。1速と2速コーナーが多いため、平均時速は175km程度にとどまりそうだ。これはモナコとほぼ同じ速さであり、必然的に最大レベルのダウンフォースを付けることになる。
8月に戦われたもう1つの初市街地GPであるバレンシア同様、HondaはシンガポールGPについても入念な準備を重ねてきた。すでに数カ月前にコースの3Dスキャンを実施し、舗装表面の状態や、コーナーの形状など、豊富なデータを得ている。そしてこの情報は、ファクトリーのシミュレーションプログラムに組み込まれ、活用された。
夜間レースという性格上、気温より路面温度の方が低くなる可能性も考慮しなければならない。当然、かなり滑りやすいはずで、そこにガードレールが迫るコースという条件が加われば、迫力のあるレースが展開されることだろう。
エンジン全開率:50%
ブレーキ:ミディアム
ダウンフォースレベル:高、10/10
タイヤ:ソフト/スーパーソフト
タイヤの使い方:中
平均速度:175km/h
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