モータースポーツ > F1世界選手権 > 第14戦 イタリアGP 予選
リザルト
第14戦 イタリアGP 第14戦 イタリアGPview

雨の予選。バリチェロ16番手、バトン19番手

2008年9月13日(土)
予選
会場:モンツァ・サーキット
天候:雨
気温:20℃

第14戦イタリアGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは16番手、ジェンソン・バトンは19番手だった。

Honda Racing F1 Team 2日目の展開

朝のうちは青空が広がっていたモンツァだったが、フリー走行の始まる午前11時ごろから小雨が降り出した。さらに30分過ぎには強い雨となり、ガレージ内まで浸水するほどだった。雨はセッション終了時まで降り続き、バトン15番手、バリチェロ16番手。予選に向けてのシミュレーションを行うのは、ほとんど不可能なコンディションだった。

午後も雨。路面は完全にウエット。大雨の中でのアタックでは、各マシンのコースアウトが目立つ。Honda勢は各1回のピットインをはさんで、バリチェロ12周、バトンは13周を走行。ほぼ1周ごとにタイムを更新していくものの、バリチェロは最後のアタックで15番手にわずか0.025秒及ばず、16番手。バトンは19番手に終わった。

Honda Racing F1 Team コメント

ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 16番手 1分38秒689
予選16番手 1分36秒510

―あとわずかのところでQ2進出を逃したが、理由は何だったのか?
「今日はいい予選セッションになりそうだっただけに、とてもがっかりしている。不運にも無線でのやりとりに行き違いがあった。そのときのタイヤのままで、フロントウイングを立てたいと思ってピットに入った。しかし、温度を懸念してチームは新しいタイヤに変更し、ウイングを寝かせてしまった。このセッティングが僕には全くうまくいかなかった。Q2に進出し、もっといい予選になると思っていたので、残念だ」

ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 15番手 1分37秒882
予選19番手 1分37秒006

―ウエットコンディションを得意としていただけに、今日の予選結果は残念だったのでは?
「こういったコンディションは、僕たちに有利に働くと期待していた。だから、今日の予選をこんなにも後方で終わってしまったことに驚いている。一番の問題は、とても低いダウンフォースとウエットという状況で、マシンとタイヤの機能をうまく発揮できなかったことだ。最初のタイヤでは、問題なくトップ10に迫っていた。しかし、ラスト3回のアタックで新しいタイヤにしたとき、マシンのコントロールが難しくなった。バランスがとれず、グリップも不足し、ブレーキを踏むたびにフロントとリアがロックしそうになった。データを見て、こんなに困難な状況に陥った理由をつきとめなければならない。レースを後方からスタートしなければいけないのが、本当に残念だ」

ロス・ブロウン|Honda Racing F1 Team チームプリンシパル

―今日のようなコンディションで、予選へ向けた準備をするにあたり、チームが直面した問題は何だったのか?
「実際には、我々のアプローチはとてもよかった。ほとんどの作業を正しく終えることができたが、2回目のタイヤセットが、最初のものに比べグリップがなかったことに驚いた。このために我々は苦戦を強いられた。通常、新しいタイヤセットでパフォーマンスが上がるはずだが、今日は全く反対だった。ピットストップ前までQ2に進出できる位置にいたので、これは本当に痛手だ」

―明日の状況を踏まえ、レースはどうなりそうか?
「今日の予選はうまくいかなかったが、明日も天候が荒れ模様になることを期待している。ウエットでの我々のレースは悪くないので、今日起こった問題が片付けば、グリッドは後方だが、まだチャンスはある」

フォトギャラリー

  • 第14戦 イタリアGP
  • 第14戦 イタリアGP
  • 第14戦 イタリアGP
  • 第14戦 イタリアGP

予選リザルト

順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 15 S.フェテル トロロッソ 1:37.555
2 23 H.コバライネン マクラーレン 1:37.631
3 10 M.ウェーバー レッドブル 1:38.117
4 14 S.ブルデー トロロッソ 1:38.445
5 7 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:38.767
6 2 F.マッサ フェラーリ 1:38.894
7 11 J.トゥルーリ トヨタ 1:39.152
8 5 F.アロンソ ルノー 1:39.751
9 12 T.グロック トヨタ 1:39.787
10 3 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:39.906
11 4 R.クビツァ BMWザウバー 1:36.697
12 21 G.フィジケラ フォースインディア 1:36.698
13 9 D.クルサード レッドブル 1:37.284
14 1 K.ライコネン フェラーリ 1:37.522
15 22 L.ハミルトン マクラーレン 1:39.265
16 17 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:36.510
17 6 N.ピケJr. ルノー 1:36.630
18 8 中嶋一貴 ウィリアムズ 1:36.653
19 16 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:37.006
20 20 A.スーティル フォースインディア 1:37.417