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リザルト
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イタリアGP初日、バリチェロ、バトンは14、15番手

2008年9月12日(金)
1日目フリー走行
会場:モンツァ・サーキット
天候:晴れ
気温:19〜25℃

第14戦イタリアGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは14番手、ジェンソン・バトンは15番手だった。

Honda Racing F1 Team 初日の展開

前日の木曜日は30℃を超える暑さに見舞われたモンツァだったが、この日は朝から雨が降ったり止んだりの天候。気温も、20℃近くに急降下した。午前中に行われた1回目のフリー走行は、浅溝のウエットタイヤで走行が開始された。路面が乾きかけていた30分過ぎに強い降りとなり、さらに11時過ぎには激しい雷雨におそわれた。路面に厚い水の膜ができるほどの雨量となって、走行ができない状況に。そのまま赤旗中断となり、1回目フリー走行は終了した。セッション序盤にタイムを出していたバリチェロは2番手、バトンは13番手だった。

昼ごろまでの激しい雨が嘘のように、午後2時には青空が広がり始めた。とはいえ、依然として路面は濡れている。しかし、2回目のフリー走行がスタートしてから30分以降は、ほぼ全車がドライタイヤで周回。その後、バトンは速さを発揮し、上位に食い込むタイムを出した。2人はセットアップに加えタイヤの比較を行い、最終的にバリチェロが14番手、バトンは15番手だった。

Honda Racing F1 Team コメント

ルーベンス・バリチェロ
1回目フリー走行 2番手 1分33秒428
2回目フリー走行 14番手 1分25秒296

―8月の終わりにここでテストした後、RA108のパフォーマンスにはどのような改善がみられたか?
「モンツァテストでは競争力が欠けていたため、その後の僕らはマシンを大幅に変更している。今日、マシンが路面に対し、テストとは異なる反応を示したことはよかったし、バランスがよくなっていると感じた。トラックコンディションが理想的ではなく、ライバルたちがどんな作業をしていたかにも左右されるので、我々のパフォーマンスレベルを見極めることは難しい。今夜は分析を続け、明日の予選へのアプローチを注意深く考えていきたい」

ジェンソン・バトン
1回目フリー走行 13番手 1分39秒062
2回目フリー走行 15番手 1分25秒309

―午前はウエットでのセッションだったが、午後に行われたドライでのセッションで、どんなことが分かったのか?
「8月の終わりに行ったテストと比較して、今日のマシンの感触はずいぶん変わっていた。ブレーキ時の安定性にはずっと自信を持つことができたし、メカニカルバランスについてもいい変更ができた。今日はそうたくさんの周回ができなかったことを考えても、テスト以来、確実に正しい一歩を踏み出せているといえるだろう。しかし、今夜やらなければならないことはまだたくさんあり、ここからこの後の日程でどれだけ前進できるか調べるつもりだ」

ロス・ブロウン|Honda Racing F1 Team チームプリンシパル

―すべてのチームにとって、雨に見舞われた興味深いイタリアGPのスタートとなった。このことは初日の走行にどう影響したか?
「最近行われたモンツァテストでは、我々のマシンパフォーマンスに完全に満足することはできなかった。今日ここで評価したいことがいくつかあっただけに、午前が雨で始まったことは理想的ではなかった。しかし、午後の走行では、テストのときよりパフォーマンスがよくなっていた。両ドライバーとも前よりパフォーマンスに満足できていて、明日の作業に向けてもっといい基盤を築けたと考えている」

―これからの日程はどうなりそうか?
「我々にとって今週はチャレンジングな週末となるだろうが、天候が安定しなければ、それを機ととらえ、あらゆる角度から有効活用したい。テストのときには全く手が施せなかっただけに、ドライバーのコメントはうれしい。その後、チームはパフォーマンスを改善するために熱心に取り組んできたので、今日のタイムシートからこのことが証明され、気分がいい」

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フリー走行2リザルト

順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 1 K.ライコネン フェラーリ 1:23.861
2 4 R.クビツァ BMWザウバー 1:23.931
3 3 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:23.947
4 22 L.ハミルトン マクラーレン 1:23.983
5 7 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:24.110
6 2 F.マッサ フェラーリ 1:24.247
7 23 H.コバライネン マクラーレン 1:24.365
8 10 M.ウェーバー レッドブル 1:24.521
9 20 A.スーティル フォースインディア 1:24.669
10 15 S.フェテル トロロッソ 1:24.773
11 9 D.クルサード レッドブル 1:25.100
12 14 S.ブルデー トロロッソ 1:25.192
13 21 G.フィジケラ フォースインディア 1:25.204
14 17 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:25.296
15 16 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:25.309
16 8 中嶋一貴 ウィリアムズ 1:25.330
17 12 T.グロック トヨタ 1:25.397
18 5 F.アロンソ ルノー 1:25.481
19 11 J.トゥルーリ トヨタ 1:25.753
20 6 N.ピケJr. ルノー 1:26.195