Honda Racing F1 Team 初日の展開
前日の木曜日は30℃を超える暑さに見舞われたモンツァだったが、この日は朝から雨が降ったり止んだりの天候。気温も、20℃近くに急降下した。午前中に行われた1回目のフリー走行は、浅溝のウエットタイヤで走行が開始された。路面が乾きかけていた30分過ぎに強い降りとなり、さらに11時過ぎには激しい雷雨におそわれた。路面に厚い水の膜ができるほどの雨量となって、走行ができない状況に。そのまま赤旗中断となり、1回目フリー走行は終了した。セッション序盤にタイムを出していたバリチェロは2番手、バトンは13番手だった。
昼ごろまでの激しい雨が嘘のように、午後2時には青空が広がり始めた。とはいえ、依然として路面は濡れている。しかし、2回目のフリー走行がスタートしてから30分以降は、ほぼ全車がドライタイヤで周回。その後、バトンは速さを発揮し、上位に食い込むタイムを出した。2人はセットアップに加えタイヤの比較を行い、最終的にバリチェロが14番手、バトンは15番手だった。
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