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リザルト
第13戦 ベルギーGP 第13戦 ベルギーGPview

初日はバトン17番手、バリチェロ18番手

2008年9月5日(金)
1日目フリー走行
会場:スパ・フランコルシャン・サーキット
天候:曇り時々雨
気温:15〜18℃

第13戦ベルギーGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは17番手、ルーベンス・バリチェロは18番手だった。

Honda Racing F1 Team 初日の展開

南国の暑さだったバレンシアから一転、アルデンヌ山中にあるスパ・フランコルシャン・サーキットは、すでに秋の涼しさだ。この週末は不順な天候と報じられており、初日も朝からどんよりとした天候になった。路面温度は気温とほぼ同じ16℃。このセッション、バトンとバリチェロはそれぞれ25周ずつ走行し、19番手、20番手だった。

午後になっても灰色の雲がサーキット上空を覆っている。気温と路面温度も17℃、16℃と午前中からほとんど変わっていない。開始後26分、「ウエットトラック」が宣言された。ピット付近はそれほど降っていないが、場所によって天候が異なっているようだ。路面はかなり滑りやすくなっている。

まず、キミ・ライコネン(フェラーリ)がスピンし、コースアウト。さらに、ジャンカルロ・フィジケラ(フォースインディア)もターン9でクラッシュし、約10分間の赤旗中断となる。再開後、バトンとバリチェロはタイヤ比較などを行い、それぞれ17番手、18番手だった。

Honda Racing F1 Team コメント

ジェンソン・バトン
1回目フリー走行 19番手 1分50秒464
2回目フリー走行 17番手 1分50秒925

―スパはあなたのお気に入りのトラックの1つだが、RA108にとっては難しいスタートとなったのでは?
「この週末、シーズン中で最もチャレンジングで楽しいサーキットの1つと言えるスパに戻ってこれてうれしいけれど、今日のフリー走行は厳しい状況だった。涼しく、湿度が高い状態で、タイヤを温めることが非常に難しかった。フロントのグリップがほとんどなかった。このサーキットでグリップが低いと、コーナーでのキャンバーを考えると特に難しくなる。アンダーステアにも苦労した。しかし、先週のテストや今日の走行でたくさんのデータを得ているし、これを今夜調べて、予選前までにマシンを改善したい」

ルーベンス・バリチェロ
1回目フリー走行 20番手 1分50秒905
2回目フリー走行 18番手 1分51秒238

―今日のプラクティス走行ではどのような問題が生じたのか?
「午後にはマシンバランスに満足できるようになっていたが、リアエンドにはとても苦戦し、一日を通して挙動が予測不能だった。午後に降った雨は僕らの助けにはならず、走行時間が限られてしまった。でも、それは誰にとっても同じことだ。今のところ、トラックとコンディションは僕ら向きではないが、週末を通して激しい雨が降るように祈っている」

スティーブ・クラーク|Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア

―今日のパフォーマンスになにが最も影響したか?
「ここでの最大の問題は、どちらのコンパウンドに対しても、温めることに苦戦したことだ。我々のタイヤ温度がほかのチームに比べて低いのは、そうおかしいことではないが、涼しく、湿度の高い状態になると、多くのグリップを失ってしまう。高いダウンフォースの部分では競争力があるようだったので、ウイングを立て過ぎて、ダウンフォースを付け過ぎているのかもしれない」

―今後、どのような進展がありそうか?
「タイヤの温度はスパで常に問題になることだが、午後のセッションの最後に、ルーベンスのマシンでいい変化が見られ、いくらか進展があった。トラックがこれからの日程で改善していけば、これが間違いなく役に立つだろう。そうなれば、グリップが増し、結果としてパフォーマンスが上がることになる。これからの週末で、空力のパフォーマンスについても、詳しく調べたい」

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フリー走行2リザルト

順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 5 F.アロンソ ルノー 1:48.454
2 2 F.マッサ フェラーリ 1:48.504
3 23 H.コバライネン マクラーレン 1:48.740
4 22 L.ハミルトン マクラーレン 1:48.805
5 1 K.ライコネン フェラーリ 1:49.328
6 7 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:49.405
7 15 S.フェテル トロロッソ 1:49.427
8 20 A.スーティル フォースインディア 1:49.585
9 11 J.トゥルーリ トヨタ 1:49.715
10 3 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:49.725
11 4 R.クビツァ BMWザウバー 1:49.875
12 9 D.クルサード レッドブル 1:49.922
13 14 S.ブルデー トロロッソ 1:49.948
14 12 T.グロック トヨタ 1:50.281
15 8 中嶋一貴 ウィリアムズ 1:50.364
16 21 G.フィジケラ フォースインディア 1:50.740
17 16 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:50.925
18 17 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:51.238
19 6 N.ピケJr. ルノー 1:51.334
20 10 M.ウェーバー レッドブル 1:51.640