Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開
バレンシアは前夜、雨に見舞われたが、決勝当日は快晴に恵まれた。午後2時の気温は29℃。直射日光にさらされた路面は44℃まで上がっている。バリチェロはブレーキなどを交換したために、ピットからのスタートとなった。
16番手スタートのバトンは、1周目の混乱をうまく切り抜けて、13番手に上がる。一方のバリチェロは19番手スタートから17番手に上がり1周目を終える。しかし11周目に2コーナーでスピンし、デビッド・クルサード(レッドブル)に抜かれ、順位をひとつ落としてしまう。
15周目以降、2回ストップ作戦のマシンが次々とピットに向かう。1回ストップ作戦のHonda勢は、25周目の時点で、バトンが12番手、バリチェロは17番手を走行する。11番手まで上げたバトンは、29周目にピットイン。14番手でコースに復帰した。16番手を走行していたバリチェロも、バトンに続いて次の周でピットインし、その後は17番手を走行する。
後半、上位勢がほぼ全員2度目のピットインを終えた43周目の時点で、バトンは14番手。その後、キミ・ライコネン(フェラーリ)がエンジンブローでリタイアを喫したことで、1つ順位を上げ、13位でチェッカー。バリチェロは16位完走だった。
|