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リザルト
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ヨーロッパGP予選は、バトン16番手、バリチェロ19番

2008年8月23日(土)
予選
会場:バレンシア市街地コース
天候:晴れ
気温:26〜27℃

第12戦ヨーロッパGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは16番手、ルーベンス・バリチェロは19番手だった。

Honda Racing F1 Team 2日目の展開

昨夜にかけて、サーキットはひとしきり雨に見舞われた。午前11時からのフリー走行は完全ドライの路面で行われたものの、コース上は滑りやすいように見える。上空は雲に覆われ、気温は27℃だが、路面温度は30℃しかない。とはいえ、上位勢は続々と1分39秒台に突入し、終盤の予選シミュレーションではついに1分38秒台に突入。このセッションでバトンは12番手、バリチェロは19番手だった。

午後の予選第1セッションで、バリチェロはアタックのたびにタイムを更新したものの、マシンコントロールに苦しみ19番手に終わった。一方のバトンは、最初のアタックで午前中のタイムをコンマ7秒縮める1分38秒880のタイムを出し、5番手に。ところが、チェッカー直前の2度目のアタックでは、途中でタイムをロスし、更新できず。このセッションは、1秒以内に16台が争うし烈なレースとなり、バトンは15番手のタイムにコンマ1秒及ばず16番手で予選を終えた。

Honda Racing F1 Team コメント

ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 12番手 1分39秒628
予選16番手 1分38秒880

―今日の予選が残念な結果になってしまったのは、どういう事情があったのか?
「今週末はずっと速かっただけに、予選には本当にがっかりした。プライムタイヤ(ハード側)での最初のアタックはよかった。最後の走行で、ただタイヤの選択を間違っただけだ。オプションタイヤ(ソフト側)ではまったくグリップが得られず、戦闘力を発揮できなかった。最後の走行はプライムタイヤで走ったときより遅かった。路面状態が改善し続けているサーキットでは、起こりえないことだ。前に進めるだけの速さがあっただけに、本当に落胆しているが、今日はこれ以上やりようがなかった」

ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 19番手 1分40秒512
予選19番手 1分39秒811

―今日は厳しい一日だったのでは?
「僕らにとって、今日はものすごく悔しい一日だった。午前のフリー走行で、いいバランスを見つけることができず、それが予選の準備に影響した。午後には、特にリアのロックに苦戦し、そのためにタイムをロスして、攻めの走りができなかった。ここでの最初のレースを、グリッド後方からスタートしなければらならないのが残念だ」

スティーブ・クラーク|Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア

―フリー走行では進歩を見せていたが、予選では何が問題だったのか?
「我々のフリー走行でのペースは大変よく、休暇とここでの週末で、明らかにマシンを進化させることができていた。今日は1台はトップ10に入れると思っていた。ルーベンスは一日を通してマシンコントロールに苦心し、問題を解決することができなかった。しかしながら、Q1の最初のアタックで、プライムタイヤを履いたときにそうだったように、ジェンソンのマシンの動きはよかった。その後、彼はオプションタイヤに履き替えたが、それが全くうまくいかず、タイムを更新することができなかった。中団のタイムはとても接近しており、Q2の戦いから締め出されてしまった」

―明日のレースはどうなると予測するか?
「我々のグリッドポジションからいって、レースは難しいものになる。明日のマシンの動きがよければ、ドライバーたちは前にいる遅いクルマと戦うことになるが、オーバーテイクは難しいだろう。しかし、ここではレース中にトラブルが起きそうだ。オフラインはとてもトリッキーで、別カテゴリーのレースで見たように、復帰が難しい場所もいくつかある。だから、セーフティカー出動の可能性も高いだろう。今は、戦略を可能な限り堅固なものにし、いかなる機会も活用できるように集中したい」

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予選リザルト

順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 2 F.マッサ フェラーリ 1:38.989
2 22 L.ハミルトン マクラーレン 1:39.199
3 4 R.クビツァ BMWザウバー 1:39.392
4 1 K.ライコネン フェラーリ 1:39.488
5 23 H.コバライネン マクラーレン 1:39.937
6 15 S.フェテル トロロッソ 1:40.142
7 11 J.トゥルーリ トヨタ 1:40.309
8 3 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:40.631
9 7 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:40.721
10 14 S.ブルデー トロロッソ 1:40.750
11 8 中嶋一貴 ウィリアムズ 1:38.428
12 5 F.アロンソ ルノー 1:38.435
13 12 T.グロック トヨタ 1:38.499
14 10 M.ウェーバー レッドブル 1:38.515
15 6 N.ピケJr. ルノー 1:38.744
16 16 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:38.880
17 9 D.クルサード レッドブル 1:39.235
18 21 G.フィジケラ フォースインディア 1:39.268
19 17 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:39.811
20 20 A.スーティル フォースインディア 1:39.943