テクニカル・チャレンジ
Honda Racing F1 Teamは、このGPに備えてあらゆるデータを参考にした。このサーキットでは、7月最終週にF3のレースが行われている。これは、このサーキットで初めて行われたレース。このデータと、F1スペインGPの開催地、カタルニア・サーキットでのF3のデータを比較して、そこからRA108の基本セッティングを構築していった。
さらに、これらのデータはギアレシオやダウンフォースレベルを確かめるべく、コースシミュレーションデータにも取り入れられた。このコース特性から導き出されたマシンの技術要求は、ホッケンハイムのそれに近いことがわかった。
もちろんそれ以外に、実際にバレンシアで走行しないことには、出ない答えも少なからずある。たとえば新しいアスファルト舗装のグリップレベルなどは、初日に走るまではわからない。最適なマシンバランスを得るために、ドライバーからのフィードバックが非常に重要となるだろう。
エンジン全開率:68%
ブレーキ:高
ダウンフォースレベル:高、7/10
タイヤ:ソフト/スーパーソフト
タイヤの使い方:ミディアム
平均速度:200km/h
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