Honda Racing F1 Team 初日の展開
今回が初開催となるスペイン・バレンシア市内でのヨーロッパGP。ここは、公道を使った市街地サーキットだが、同じようにマリーナを囲むモナコと比べると、かなりスピードが速い。
午前中のフリー走行では、路面がかなり汚れているために、マシンは激しくホコリを巻き上げながら走っていた。しかし周回を重ねるにつれてグリップも増し、着実にタイムが縮まっていく。このセッション、バリチェロは27周を走って11番手。バトンは29周で17番手だった。
午後のスタート時は、気温が30℃を超え、路面温度も42℃まで上がった。午後のセッションでは、上位陣が続々と1分39秒台に突入する。Hondaの2人は、タイヤ比較やロングラン走行を行う。バトンは午前中のタイムを1秒5近く更新して、トップ10内に食い込む。そして終了2分前には、1分39秒546を叩き出し、2番手に急浮上。最終的には1つ順位を落としたものの、トップのキミ・ライコネン(フェラーリ)からはわずか100分の7秒差だった。一方、ブレーキに問題を抱えたバリチェロは20番手だった。
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