モータースポーツ > F1世界選手権 > 第11戦 ハンガリーGP 予選
リザルト
第11戦 ハンガリーGP 第11戦 ハンガリーGPview

ハンガリーGP予選は、バトン12番手、バリチェロ18番手

2008年8月2日(土)
予選
会場:ハンガロリンク
天候:晴れ
気温:27〜31℃

第11戦ハンガリーGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは12番手、ルーベンス・バリチェロは18番手だった。

Honda Racing F1 Team 2日目の展開

2日目は朝から晴れ。フリー走行の始まる午前11時には、気温はすでに28℃まで上がった。Hondaは今週、空力や足回りなどに改良を施したRA108を投入し、その真価を試している。このセッションでバリチェロは15番手、バトンは17番手だった。

午後には気温が30℃を超え、路面温度は41℃に達した。中団グループはし烈な戦いを繰り広げる。第1セッションの1回目アタックから次々に1分20秒台へと突入。さらにトップ集団は1分19秒台へとタイムを更新していく。しかしHonda勢は1分21秒台前半と、一歩出遅れる。

バトンは3度目のアタックで1分20秒台に入り、15番手につけ、第2セッションに進む。一方のバリチェロは、終盤にさしかかるターン11でのミスによりタイムを更新できず、18番手に終わった。

第2セッション1回目のバトンのタイムは1分21秒087。第1セッションで出したタイムを更新できない。その間にライバルたちは1分20秒台前半から19秒台までタイムを縮めていく。

バトンは13番手のタイムから、最終セッション進出を目指して最後のアタックに出る。結局、10番手のネルソン・ピケJr.(ルノー)にコンマ2秒及ばなかったものの、コンマ7秒タイムを縮め、12番手となる1分20秒332のタイムを叩き出し、予選を終えた。

Honda Racing F1 Team コメント

ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 17番手 1分21秒772
予選12番手 1分20秒332

―12番手という結果に喜んでいるのでは?
「今日はQ2の最後の走行でいくつかグリッドを上げて、12番手といういいポジションにつけることができて満足している。マシンに施したアップグレードで、確実に進歩しているし、特にリアサスペンションの効果が出ている。このおかげで、マシンは日曜にかけてさらによくなるだろう。今日はマシンから最大限のパフォーマンスを引き出した。トップ10から0.2秒しか離されていないことに勇気付けられる。これだけ差を詰めたのは久しぶりだ。僕は路面が汚れている側のグリッドからのスタートで、これは不利だが、それでも明日はこの位置からいいレースができるはずだ」

ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 15番手 1分21秒703
予選18番手 1分21秒332

―残念な結果だったが、何が問題だったのか?
「タイヤ選択がとても難しく、厳しい予選だった。僕はスーパーソフトのオプション(ソフト側)タイヤの方が若干いいように感じたので、最後のアタックもこれでいくことにした。第1セクターはよかったが、11コーナーの進入が速すぎてミスを犯し、そのラップを無駄にしてしまった。そのせいでタイムを更新できず、Q2進出のチャンスを逃して18番グリッドからレースをスタートすることになった。とにかく、レースに気持ちを切り替えて集中したい」

スティーブ・クラーク|Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア

―ジェンソンの今日の結果は、今週末、新しいアップグレードを施したことによる成果だったのでは?
「12番手は今日欲しかったポジションであり、その通り、我々は中団にまた少し近づくことができた。新しいメカニカルな開発のおかげで安定性が増し、今週末のマシンはさらにバランスがよくなった。ジェンソンは大事なときにすばらしいラップタイムを出してくれ、我々は明日のレースに対して前向きでいられる」

―このグリッドポジションを生かし、レースではどの辺りを目標にしているのか?
「残念ながら2台とも路面の汚れている方からスタートするので、最初のコーナーでポジションを守れるかがポイントだ。ジェンソンは燃料を自由に積めるので、戦略とピットストップ作業によって、トップ10を狙える格好の位置にいる。ルーベンスにとっては、セーフティカーやそのほかの出来事がない限り、難しいレースになりそうだ。我々は常に気を抜かず、どんなことでも、何かが起こった際にはそれを活用していかなければならない」

フォトギャラリー

  • 第10戦 ドイツGP
  • 第10戦 ドイツGP
  • 第10戦 ドイツGP
  • 第10戦 ドイツGP

予選リザルト

順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 22 L.ハミルトン マクラーレン 1:20.899
2 23 H.コバライネン マクラーレン 1:21.140
3 2 F.マッサ フェラーリ 1:21.191
4 4 R.クビツァ BMWザウバー 1:21.281
5 12 T.グロック トヨタ 1:21.326
6 1 K.ライコネン フェラーリ 1:21.516
7 5 F.アロンソ ルノー 1:21.698
8 10 M.ウェーバー レッドブル 1:21.732
9 11 J.トゥルーリ トヨタ 1:21.767
10 6 N.ピケJr. ルノー 1:22.371
11 15 S.フェテル トロロッソ 1:20.144
12 16 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:20.332
13 9 D.クルサード レッドブル 1:20.502
14 14 S.ブルデー トロロッソ 1:20.963
15 7 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:20.748
16 3 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:21.045
17 8 中嶋一貴 ウィリアムズ 1:21.085
18 17 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:21.332
19 21 G.フィジケラ フォースインディア 1:21.670
20 20 A.スーティル フォースインディア 1:22.113