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第11戦 ハンガリーGP 第11戦 ハンガリーGPview

ハンガリーGP初日は、バトン16番手、バリチェロ19番手

2008年8月1日(金)
1日目フリー走行
会場:ハンガロリンク
天候:晴れ
気温:25〜28℃

第11戦ハンガリーGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは16番手、ルーベンス・バリチェロは19番手だった。

Honda Racing F1 Team 初日の展開

前日には一時雨が降ったが、コース上は朝から完全に乾いている。午前中のフリー走行は、気温25℃、路面温度29℃というコンディションで始まった。しかし、普段あまり使われないサーキットのため、路面の汚れがひどい。それを嫌って、1時間半のセッションの40分以上、多くのマシンがガレージにとどまった。

後半からは本格的な走行が始まり、Honda勢はセットアップ走行に専念し、バトンが27周、バリチェロも26周を走行。14、15番手だった。

雲が見えるものの、午後には気温は28℃まで上がった。これまでイギリス、ドイツと、天候不順や涼しいレースが続いたが、ようやく夏らしい週末になりそうだ。ラバーがのるにつれ、路面状態も段々と改善されていく。このセッション、2人はスーパーソフト、ソフトの2種類のタイヤ比較などを行い、バトンは41周を走って16番手。バリチェロは33周で、19番手だった。

Honda Racing F1 Team コメント

ジェンソン・バトン
1回目フリー走行 14番手 1分22秒917
2回目フリー走行 16番手 1分22秒150

―ハンガリーGP初日の走行はどうだったか?
「全体として今日はいい一日で、今週末初めてレースで使用する新しいリアサスペンションの理解を深めることができた。午前のセッションでは両エンドのグリップが低く、バランスに満足できなかったので、その後いくつかの改良を加えた。この変更のおかげで午後にはマシンのレスポンスが改善し、これまでのシーズンの中では、フィーリングがよくなっていると感じた。ロングランのペースは問題ないが、一周の速さに関しては、バランスを見極めていくことが必要だ」

ルーベンス・バリチェロ
1回目フリー走行 15番手 1分23秒093
2回目フリー走行 19番手 1分22秒448

―1日目を終え、マシンを改良するためにはさらにどのような作業が必要か?
「新しくしたリアサスペンションと空力パーツを使用し、セットアップ作業を行い、チャレンジングな一日だった。午前にトラックの状態がよくなったときは、マシンのバランスが適切でタイヤの状態もよかった。残念なことにアンダーステアに苦しんだので、今夜はデータをよく調べて、予選を前に正しい方向性を検討する必要がある。ここではオーバーテイクのチャンスが少ないので、グリッドが重要になる」

スティーブ・クラーク|Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア

―今週末、ハンガロリンクではどのような点が重要になりそうか?
「気温が高く、平均スピードが低いため、ここはブレーキとエンジンに対する要求の高いサーキットだ。また、3週間後のバレンシアでは、同じように暑い週末を迎えることに留意しなければならない。したがって、エンジンのマネジメントがここでは特に重要になる。このサーキットの性質から、ブリヂストンはソフトタイヤとスーパーソフトを用意しており、グレーニングとオーバーヒートを避けるため、バランスを保つ必要がある。さらに、高温はドライバーにとってもレースをタフなものにするだろう。しかし、我々のドライバーはこのような状態に対し、準備を万全に整えている」

―この週末にはいくつかのアップグレードを導入しているが、その作用はどうか?
「我々は今週末、メカニカル面でいくつかの大きなアップグレードをマシンに施しており、また、シーズン中盤の空力開発も最終段階を迎えた。安定性と高速コーナーでのグリップについてははっきりとした改善が見えるものの、これらの開発によってマシンの性格は大きく変化しており、セットアップは発展段階にある。バランスを最適化するためにはまだやることがあり、それが今日のタイムシートに反映されている」

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フリー走行2リザルト

順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 22 L.ハミルトン マクラーレン 1:20.554
2 6 N.ピケJr. ルノー 1:20.748
3 23 H.コバライネン マクラーレン 1:20.760
4 5 F.アロンソ ルノー 1:20.928
5 1 K.ライコネン フェラーリ 1:21.009
6 2 F.マッサ フェラーリ 1:21.010
7 3 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:21.138
8 4 R.クビツァ BMWザウバー 1:21.363
9 11 J.トゥルーリ トヨタ 1:21.505
10 7 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:21.581
11 12 T.グロック トヨタ 1:21.662
12 10 M.ウェーバー レッドブル 1:21.733
13 9 D.クルサード レッドブル 1:21.837
14 8 中嶋一貴 ウィリアムズ 1:21.902
15 14 S.ブルデー トロロッソ 1:21.955
16 16 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:22.150
17 21 G.フィジケラ フォースインディア 1:22.197
18 20 A.スーティル フォースインディア 1:22.358
19 17 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:22.448
20 15 S.フェテル トロロッソ 1:22.945