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リザルト
第10戦 ドイツGP 第10戦 ドイツGPview

ドイツGP予選は、バトン14番手、バリチェロ18番手

2008年7月19日(土)
予選
会場:ホッケンハイムリンク
天候:晴れ
気温:24〜25℃

第10戦ドイツGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは14番手、ルーベンス・バリチェロは18番手だった。

Honda Racing F1 Team 2日目の展開

午前中のフリー走行は完全なドライ路面でスタートしたが、上空には黒雲が見え、午後の予選に向けて微妙な空模様だ。1分16秒台に13人がひしめくこのセッションで、バトンは11番手、バリチェロは18番手だった。

午後2時の時点で、気温24℃、路面温度は29℃。強い南西の風が、たえず雲を運ぶ。開始20分前に雨がパラついたものの、予選セッションはドライコンディションで始まった。第1セッションの1回目のアタックでは、バトン9番手、バリチェロ13番手。ソフト側のオプションタイヤで走行した2回目アタックでは、コンマ8秒近くタイムを縮めたものの、バトン10番手、バリチェロ14番手と、ポジションはほぼ変わらず。そして最後のアタック。バトンは接戦の中、15番手で第2セッションに進んだが、バリチェロはセクター2で伸び悩み、18番手に終わった。

バトンは第2セッションの2回目のアタックで、コンマ2秒以上タイムを縮めたものの、トップ10に残るにはコンマ2秒ほど足りず、14番手に終わった。

Honda Racing F1 Team コメント

ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 11番手 1分16秒447
予選14番手 1分15秒701

―今日の予選はどうだったか?
「完全なラップを決めることができなかったことにがっかりしているが、実際のところ今日はマシンから最大限の力を引き出していた。Q2の最初のアタックは、最終セクターでタイヤにグレーニングが出ていた。そのため、2回目のアタックではそのことに配慮した。残念ながら、それが最初のセクターで裏目に出て、ラップの半ばにしてベストラップから0.2秒ほど遅れてしまった。セクター2でタイヤの働きがよくなったので、ロスしたタイムを取り戻し、ラップタイムを縮めることができた。だから、この結果に少しがっかりしている。だが、予選を通じてマシンはよくなり続けているし、この週末全体としてもうまくいっている。先の2戦は完全には満足できなかったが、今日のフィーリングはいい」

ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 18番手 1分17秒189
予選18番手 1分16秒246

―残念な予選結果だったが、中団のタイムはとても接近していたのでは?
「かつて、2000年のホッケンハイムで18番手スタートしたときに、僕は優勝した。だから、明日どうなるかなんて分からないよ! 現実的な話として、競争がとても激しい中団グループで戦うには、今日のマシンは速さが不足していた。僕たちは最初のセクターでコンマ数秒を落としていたが、もっとタイムに響いたのは、長い第2セクターだった。ストレートのことを考えると、ダウンフォースを妥協して走らなければならない。しかし、それがスタジアムセクションのある第3セクターに影響する。だから、一貫して速いラップにまとめあげるのは難しい。僕らはマシンパフォーマンスのぎりぎりのところで戦っているから、正しくセットアップしなければ、大きく順位を落とすことになる。それが今日、起こったことだ。いいレースができるように雨を望んでいるが、明日は降るか分からない」

スティーブ・クラーク|Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア

―特にジェンソンに関して、昨日のプラクティスから大きく改善できたようだが?
「昨夜は作業に進展があり、セットアップを変えることで昨日に比べてマシンを改善することができた。これは、ルーベンスにもジェンソンにも当てはまることで、2人の予選でのペースはとても接近していた。ルーベンスは6コーナーでタイムを落としたことが響き、Q2進出を逃した。ジェンソンの14番手は、今日のマシンを最大限に使って達成したものだ。1台をQ2に進めることができてよかったと思っている」

―明日のレースの展望は?
「どちらのマシンも後方からのスタートとなるため、オープニングラップでアクシデントに巻き込まれる可能性は高い。また、順位を上げるのも難しいだろう。明日のレース中は雨が降らないと予測されているので、ドライバーたちは忍耐のレースで、途中で起こりうるチャンスを待つことになる。ここまで、多くのドライバーたちが次々にミスしているのを見れば分かるように、路面はとても不安定なようだ。このことと、グリッドの中団がとても接近していることを考えれば、ポイント争いにたくさんのマシンが絡めるのではないかと思っている」

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予選リザルト

順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 22 L.ハミルトン マクラーレン 1:15.666
2 2 F.マッサ フェラーリ 1:15.859
3 23 H.コバライネン マクラーレン 1:16.143
4 11 J.トゥルーリ トヨタ 1:16.191
5 5 F.アロンソ ルノー 1:16.385
6 1 K.ライコネン フェラーリ 1:16.389
7 4 R.クビツァ BMWザウバー 1:16.521
8 10 M.ウェーバー レッドブル 1:17.014
9 15 S.フェテル トロロッソ 1:17.244
10 9 D.クルサード レッドブル 1:17.503
11 12 T.グロック トヨタ 1:15.508
12 3 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:15.581
13 7 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:15.633
14 16 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:15.701
15 14 S.ブルデー トロロッソ 1:15.858
16 8 中嶋一貴 ウィリアムズ 1:16.083
17 6 N.ピケJr. ルノー 1:16.189
18 17 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:16.246
19 20 A.スーティル フォースインディア 1:16.657
20 21 G.フィジケラ フォースインディア 1:16.963