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イギリスGP初日、バトン7番手、バリチェロ10番手

2008年7月4日(金)
1日目フリー走行
会場:シルバーストーン・サーキット
天候:晴れ
気温:16〜21℃

第9戦イギリスGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは7番手、ルーベンス・バリチェロは10番手だった。

Honda Racing F1 Team 初日の展開

週末は天気が崩れるという予報だが、初日は青空のもとで始まった。午前中のフリー走行1回目、Hondaはいきなりトラブルに見舞われる。バリチェロのマシンにリアサスペンションのトラブルが発生し、2台のマシンともに走行を断念。このため、バトンは7周を走行して17番手。4周のみの走行となったバリチェロは、20番手に終わった。

午後も、少しずつ雲が出てきたものの、初夏の陽光が差している。気温は21℃、路面温度は36℃まで上昇した。Hondaの2人は順調に周回を重ね、バトンは39周を走行して7番手。バリチェロは34周を走行し、10番手だった。

Honda Racing F1 Team コメント

ジェンソン・バトン
1回目フリー走行 17番手 1分21秒901
2回目フリー走行 7番手 1分20秒929

―今日のフリー走行で、どのような進化があったのか?
「午前はほとんど走行できず、午後は風があったものの、今日のテストプログラムから有効な情報が得られた。プライム(ハード側)もオプション(ソフト側)も、ともにタイヤの理解を深めている。だが、完全にバランスに満足できたわけではないので、やるべきことはまだたくさんある。今日はタイムシートの7番手だったが、それが必ずしも僕らの戦闘力を反映しているわけではない。予選に向けて、今夜も作業を続けていく」

ルーベンス・バリチェロ
1回目フリー走行 20番手 1分24秒123
2回目フリー走行 10番手 1分21秒002

―午前の走行時間が非常に少なかったが、これからの日程はどうなりそうか?
「シルバーストーンが大好きだから、リアサスペンションのトラブルで、午前中を走ることができなかったことはがっかりだ。午後の2回目のセッションはポジティブで、バランスのいいマシンからフィードバックを得ることができた。ライバルたちと比較して、ポジションがどこかはまだ分からないが、マニクールよりずっといい週末になることを期待している」

スティーブ・クラーク|Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア

―午前、両マシンがガレージにとどまった理由は?
「ルーベンスは、セッション開始時にリアサスペンションの問題を抱えた。そのため、念のためジェンソンのマシンもガレージにとどめ、問題を調べた。問題となった部分は、デザインを変えているわけでも、距離を重ねているわけでもなかったので、このトラブルはきわめて異例だ。ファクトリーに戻し、調査を続けているが、デザインは安全性が十分考慮されたものである。2回目のセッションでは、ファクトリーで品質管理の過程を繰り返し経てきた新しいパーツを両マシンに装着した」

―新しい開発の成果は、トラック上にどの程度反映されているか?
「先週のテストを経て、今回、マシンに使用した新しいパーツは、我々のパフォーマンスを改善している。今日は他車の燃料搭載量が分からないため、ライバルたちとパフォーマンスを比較するのは難しい。ドライの予選でなければ、本当の力関係は分からない。しかし、2台とも最後にはトップ10に入っていたことから、我々は本当に進歩していると言えるだろう」

―この週末は雨になるとの予報が出ているが、レースにはどのような影響が出るか?
「最新の情報では、土曜日と日曜日にかなりの確率で雨が降るようだ。ウエットの予選になると、トラックコンディションが常に変化して難しいものになるだろうし、速いマシンが序盤のセッションで脱落する可能性も出てくる。グリッド順はかき回され、エキサイティングなレースになるだろう。ジェンソンとルーベンスの2人はウエットでのパフォーマンスがかなりよく、ウエットでのレースは期待できる。ウエットレースでより多くのマシンが脱落すればそれだけ、我々にとっては有利な展開が期待できる」

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フリー走行2リザルト

順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 23 H.コバライネン マクラーレン 1:19.989
2 10 M.ウェーバー レッドブル 1:20.520
3 22 L.ハミルトン マクラーレン 1:20.543
4 9 D.クルサード レッドブル 1:20.589
5 7 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:20.748
6 15 S.フェテル トロロッソ 1:20.805
7 16 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:20.929
8 2 F.マッサ フェラーリ 1:20.943
9 8 中嶋一貴 ウィリアムズ 1:20.985
10 17 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:21.002
11 4 R.クビツァ BMWザウバー 1:21.023
12 1 K.ライコネン フェラーリ 1:21.275
13 3 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:21.453
14 12 T.グロック トヨタ 1:21.472
15 5 F.アロンソ ルノー 1:21.511
16 21 G.フィジケラ フォースインディア 1:21.520
17 14 S.ブルデー トロロッソ 1:21.634
18 6 N.ピケJr. ルノー 1:21.642
19 20 A.スーティル フォースインディア 1:21.756
20 11 J.トゥルーリ トヨタ 1:22.196