Honda Racing F1 Team 2日目の展開
2日目は朝から青空が広がったが、時折りにわか雨も降るという不安定な天候だった。午前10時からのフリー走行はドライ路面。気温は25℃と、ようやく季節通りの暑さになった。セッションは終了15分前にセバスチャン・フェテル(トロロッソ)のクラッシュで、約10分間の赤旗中断。満足に走行ができず、バリチェロは14番手、バトンは19番手だった。
午後には快晴となり、気温も27℃まで上昇した。路面温度は42℃。風速10m近い強風が1コーナーに向かって右側から吹いており、マシン挙動に影響しそうだ。
予選第1セッション。1回目のアタックを終えた時点でバリチェロは6番手。しかしバトンは19番手と苦戦を強いられている。アタックを終えピットに戻ったバリチェロは、次のアタックではタイムが伸びず、13番手で何とか第2セッションに進む。一方のバトンは、ギアボックスのトラブルに見舞われ、アタックを早々に断念し、19番手に終わった。
第2セッション最初のアタックをプライムタイヤで行ったバリチェロは6番手につけ、ガレージに戻る。そして最終セッション進出をかけて、オプションタイヤでアタックに挑む。タイム更新はならなかったが、最終的に10番手につける。11番手のティモ・グロック(トヨタ)とはわずかの差で、今季初めて最終セッションへと進んだ。
そして最終セッションでは周回を控え、アタックを1回にとどめる。同じく最終セッションに進んだマーク・ウェーバー(レッドブル)が、第2セッション終了間際にクラッシュし、このセッションを走行しなかったため、予選10番手が確定。予選9番手に終わったバリチェロは、今季最高となる9番グリッドから明日のレースをスタートする予定だ。
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