Honda Racing F1 Team 2日目の展開
モナコの土曜日は、朝のうち断続的な雨に見舞われたが、午前11時のフリー走行前には止み、薄日が差してきた。路面はほぼ乾き、各マシンはドライタイヤで周回を重ねる。しかし開始後27分、ヘイッキ・コバライネン(マクラーレン)が、プールシケイン2つ目の立ち上がりでクラッシュ。中断の間に雨が降り出すが、ウエットでの確認作業を行い、その後は走行を順調にこなした。結局、雨が降り出す前の順位通りとなり、バトン10番手、バリチェロ13番手に終わった。
午後になると青空が広がり、路面は完全ドライとなった。1回目のアタックでバリチェロ10番手、バトン11番手。そして次のアタックで2人とも、コンマ4秒近くタイムを更新し、9、10番手につけ、第2セッションへと進んだ。このセッションでは、1分16秒台に12台のマシンが入るし烈な争いとなった。
最終予選進出をかけて、このセッションはさらにし烈な戦いが繰り広げられた。1回目はバトン11番手、バリチェロ14番手。そして終了間際の2度目のアタックでも、2人は順調に走行する。ところがその最中に、デビッド・クルサード(レッドブル)がトンネル出口のシケインでクラッシュして、黄旗が出た。そのため、2人はアタックの中止を余儀なくされ、バトン12番手、バリチェロ15番手に終わった。
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