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リザルト
第6戦 モナコGP 第6戦 モナコGPview

モナコGP初日は、バトン8番手、バリチェロ10番手

2008年5月22日(木)
1日目フリー走行
会場:モンテカルロ市街地コース
天候:晴れ
気温:19〜20℃

第6戦モナコGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは8番手、ルーベンス・バリチェロも10番手と、2人そろってトップ10に入る速さを見せた。

Honda Racing F1 Team 初日の展開

ほぼ同時期に行われた去年のモナコGPは、初日午前中から気温が30℃を超えていた。それに比べると今年は、午前10時の時点で19℃と、10℃以上も涼しい。1回目のフリー走行は、1コーナーの排水溝のフタが浮き上がるという珍しいトラブルで、約10分間の中断があった。このセッションで、2人はマシンセッティングを中心に26周ずつこなし、バリチェロ8番手、バトン12番手だった。

午後になっても、気温は20℃止まり。ただし日差しは強く、体感温度はずっと暑く感じる。午後2時からのフリー走行2回目は、ブリヂストンが改良したスーパーソフトとソフト、2種類のタイヤ評価などを行った。このセッションでは、フェルナンド・アロンソ(ルノー)が1コーナーでガードレールにぶつかったことにより、午前中に続いて3分間の赤旗中断があった。

2人のドライバーともに、1分17秒を切るタイムがなかなか出なかった。しかし終盤、上位陣が15秒台のタイムを出す中、一気にタイムを更新し、2人そろって、16秒台前半のタイムを出す。結局、バトンは45周を走って、8番手。バリチェロは32周の走行にとどまったものの、10番手につけた。

Honda Racing F1 Team コメント

ジェンソン・バトン
1回目フリー走行 12番手 1分18秒153
2回目フリー走行 8番手 1分16秒351

―再びモナコのコースに戻ってきた感想は?
「モナコに戻ってきて初日のトラックに出て行くのは、いつだってすごく興奮する。2つのセッションはよかった。はじめからバランスは満足がいくもので、特にハード側(ソフトコンパウンド)がよかった。午後にはロングランに取り組み、バランスをつかめて、いくつか進展することができた」

―今日の2回のセッションでどのような進歩があったか?
「2回のセッションを通して、多くの貴重な情報を得ている。しかし、いつも通り、やることはまだあり、僕らはまだ期待するポジションまで来ていない。土曜に行われる予選まで、エンジニアと作業する時間はたくさんある。土曜の予選ではいい位置につけられる自信があるし、天候がどのように変わっても、対応できると思う」

ルーベンス・バリチェロ
1回目フリー走行 8番手 1分17秒511
2回目フリー走行 10番手 1分16秒418

―今日のプログラムの主な目的は?
「ここのトラックコンディションはセッションを通してかなりよくなっていくので、僕らのプログラムはマシンセッティングに集中した。僕らはすばらしい仕事をし、午後にはコンペティティブなマシンになった。今日の成果には満足だ。いつものことだが、みんなが異なったセッティングや燃料で走行を行っているため、まだ他チームと比較し、どの位置にいるかわからない」

―今日のパフォーマンスを見て、この週末をどのように予測するか?
「モナコは誰にでもチャンスがあるコースで、特に、予選が重要だ。今日の作業から言えば、いい週末になると期待できる。雨の可能性があり、天候は、間違いなく土曜と日曜の走行を左右しそうだ」

スティーブ・クラーク|Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア

―今日のフリー走行でのメニューは?
「午前はレースの準備作業に費やし、午後はセットアップ作業と予選に向けたタイヤ評価を行った。今回のレースで初めて使われるオプションタイヤ(ソフト側。今回、新しく投入されるスーパーソフトコンパウンド)では、どちらのドライバーも完ぺきと言えるような走りができたわけではなかった。しかし、これからトラックでのグリップはずっとよくなっていくから、このサーキットの木曜日としては驚くことではない。予選とレースではオプションの方が期待できると考えている」

―このレースに向け、チームは前向きだが、今週末のパフォーマンスに自信はあるか?
「先週のポールリカールテストはよかった。我々のパフォーマンスはバルセロナの時くらいに上がってきている。モナコで過信することは決して賢いと言えない。ここではさまざまな要因がレース結果を左右する。しかし、パフォーマンス面から言えば、ポイント獲得を期待できる。土曜と日曜には雨の可能性があり、それがこのサーキットでの勝敗を分けるキーポイントとなるだろう。どんなチャンスでもうまく生かして、順位を上げていきたい」

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フリー走行2リザルト

順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 22 L.ハミルトン マクラーレン 1:15.140
2 7 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:15.533
3 1 K.ライコネン フェラーリ 1:15.572
4 2 F.マッサ フェラーリ 1:15.869
5 23 H.コバライネン マクラーレン 1:15.881
6 4 R.クビツァ BMWザウバー 1:16.296
7 5 F.アロンソ ルノー 1:16.310
8 16 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:16.351
9 8 中嶋一貴 ウィリアムズ 1:16.372
10 17 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:16.418
11 3 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:16.426
12 12 T.グロック トヨタ 1:16.688
13 10 M.ウェーバー レッドブル 1:17.094
14 9 D.クルサード レッドブル 1:17.131
15 6 N.ピケJr. ルノー 1:17.246
16 21 G.フィジケラ フォースインディア 1:17.251
17 11 J.トゥルーリ トヨタ 1:17.379
18 14 S.ブルデー トロロッソ 1:17.581
19 20 A.スーティル フォースインディア 1:18.176
20 15 S.フェテル トロロッソ 1:18.225