Honda Racing F1 Team 初日の展開
ほぼ同時期に行われた去年のモナコGPは、初日午前中から気温が30℃を超えていた。それに比べると今年は、午前10時の時点で19℃と、10℃以上も涼しい。1回目のフリー走行は、1コーナーの排水溝のフタが浮き上がるという珍しいトラブルで、約10分間の中断があった。このセッションで、2人はマシンセッティングを中心に26周ずつこなし、バリチェロ8番手、バトン12番手だった。
午後になっても、気温は20℃止まり。ただし日差しは強く、体感温度はずっと暑く感じる。午後2時からのフリー走行2回目は、ブリヂストンが改良したスーパーソフトとソフト、2種類のタイヤ評価などを行った。このセッションでは、フェルナンド・アロンソ(ルノー)が1コーナーでガードレールにぶつかったことにより、午前中に続いて3分間の赤旗中断があった。
2人のドライバーともに、1分17秒を切るタイムがなかなか出なかった。しかし終盤、上位陣が15秒台のタイムを出す中、一気にタイムを更新し、2人そろって、16秒台前半のタイムを出す。結局、バトンは45周を走って、8番手。バリチェロは32周の走行にとどまったものの、10番手につけた。
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