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リザルト
第5戦 トルコGP 第5戦 トルコGPview

バリチェロ12番手、バトン13番手

2008年5月10日(土)
予選
会場:イスタンブールパーク・サーキット
天候:曇りのち晴れ
気温:16〜18℃

第5戦トルコGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロが12番手、ジェンソン・バトンは13番手に終わり、トップ10進出を逃した。

Honda Racing F1 Team 2日目の展開

朝のうちに降雨があり、午前11時からのフリー走行は、ややウエットの路面状態で始まった。開始後は日が差し始め、コンディションは急速によくなっていく。終盤は、各チーム、オプションタイヤでの走行を開始し、バトン9番手、バリチェロ14番手で走行を終える。トップのマーク・ウェーバー(レッドブル)から16番手のロベルト・クビツァ(BMWザウバー)までが、1秒以内にひしめく大接戦だった。

午後は晴れ。気温16℃、路面温度26℃のコンディションで、予選第1セッションが始まった。今回から10チーム20台でのレースとなるため、第2セッションへは1台減り、15台が進める。さらにし烈な争いが予想された。

両ドライバーは、1回目のアタックをハード側のプライムタイヤで臨み、バトン12番手、バリチェロ18番手。2回目のアタックは、バトンがプライムタイヤ、バリチェロはソフト側のオプションタイヤで第2セッション進出を狙う。結果バリチェロ12番手、バトン14番手で、次のセッションへ進んだ。

第2セッション。風が時折り強く吹く天候の中、1回目のアタックでは、2人ともオプションタイヤで臨む。しかし、2人とも第1セッションでのタイムを上回ることができず、バリチェロ11番手、バトン15番手。2回目のアタックはバリチェロはオプションを、バトンはプライムを選択。1回目のタイムを更新したものの、結局バリチェロとバトンは12、13番手に終わり、最終セッション進出を逃した。

Honda Racing F1 Team コメント

ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 14番手 1分27秒946
予選 12番手 1分27秒219

―予選でQ3に進むことが目標だっただけに、今日の結果は残念に思うか?
「僕らが思っていたほど、このトルコでは速さがなかった。しかし、みんなが大変努力した。これは、タイヤやグリップレベルというより、バランスの問題で、今日はできる限り努力したと思う。ラップ全体を通してパフォーマンスを発揮することができなかった。第1セクターと第2セクターはいいのだが、第3セクターがうまくいかなかった。今日の結果が、現時点での僕たちのポジションだ。Q3で戦う常連になるために、もう一歩前進しなければならない」

ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 9番手 1分27秒766
予選 13番手 1分27秒298

―今日の予選の感想は?
「予選ではタイヤの性能を引き出すことに苦戦していたから、13番手という結果に満足すべきなのかもしれない。Q1は悪くなく、僕は2回のアタックともプライムタイヤ(ハード側)で行った。他のドライバーがオプション(ソフト側)で速いようなので、僕もQ2の最初のアタックでオプションに履きかえたのだが、いくつかの理由でそれがうまくいかず、グリップを失った。トップ10よりだいたい0.3秒くらい遅く、プライムに戻しての13番手なので、そう悪い結果ではない。オプションがうまく機能しないのは悩ましいことだが、プライムでのペースはとてもよく、特にロングランではそうだ」

―ポイント獲得はできないと思うか?
「この位置からポイントを取りにいくのは簡単ではないが、エンジンにタフなサーキットなので様子を見てみたい。ここはオーバーテイクをするチャンスがあり、いつも楽しんで走っている。明日のレースも楽しみにしている」

スティーブ・クラーク|Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア

―今日の予選ではどんな問題があったのか?
「タイヤに問題があり、プライムでグリップを得たり、オプションで適正なバランスをとろうと努力した。午前のセッションで2つのタイヤが異なる働きをするのがわかったので、Q1では2人のドライバーに別々の戦略を取った。Q2では、どちらのマシンもトップ10に入るペースがなかった。タイヤの性能を引き出すこと以外には、特別な問題はなく、ここで進歩を遂げられると思っていただけに残念だ」

―明日のレースの予想は?
「レースは非常に面白いものになるだろう。ここはとても難しいサーキットで、これまでの走行でもコースオフするドライバーがたくさんいた。燃料を多く積んで、タイヤが使い込まれてくると、たくさんのミスやトラブルが発生すると思う。ジェンソンもルーベンスもレースペースには満足していて、2人ともこれまでのところコースオフしていない。我々がきちんとレース運びをし、一貫したペースを保つことができれば、ポイントの可能性もあるだろう。ぜひそうなるようがんばりたい」

予選リザルト

順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 2 F.マッサ フェラーリ 1:27.617
2 23 H.コバライネン マクラーレン 1:27.808
3 22 L.ハミルトン マクラーレン 1:27.923
4 1 K.ライコネン フェラーリ 1:27.936
5 4 R.クビツァ BMWザウバー 1:28.390
6 10 M.ウェーバー レッドブル 1:28.417
7 5 F.アロンソ ルノー 1:28.422
8 11 J.トゥルーリ トヨタ 1:28.836
9 3 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:28.882
10 9 D.クルサード レッドブル 1:29.959
11 7 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:27.012
12 17 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:27.219
13 16 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:27.298
14 15 S.フェテル トロロッソ 1:27.412
15 12 T.グロック トヨタ 1:27.806
16 8 中嶋一貴 ウィリアムズ 1:27.547
17 6 N.ピケJr. ルノー 1:27.568
18 14 S.ブルデー トロロッソ 1:27.621
19 21 G.フィジケラ フォースインディア 1:27.807
20 20 A.スーティル フォースインディア 1:28.325

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