Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開
決勝当日も快晴。直射日光は強烈だが、午後2時の時点で気温23℃、路面温度41℃。Honda Racing F1 Teamの2台を含めた全車が、オプションタイヤを装着して、レースは始まった。
1周目。フォースインディアとトロロッソの接触事故が起こり、早々にセーフティカー導入となる。さらに10番手のネルソン・ピケJr.(ルノー)がコースオフを喫して、バリチェロが11番手、バトンは12番手に上がる。
16周目、フェルナンド・アロンソ(ルノー)を皮切りに、各車が次々に1回目のピットインへと向かう。22周目の時点で、バリチェロ7番手、バトン9番手。そしてこの周、ヘイッキ・コバライネン(マクラーレン)が9コーナーで、タイヤバリアに激しくクラッシュ。2度目のセーフティカー出動となる。ピットレーンが開いた25周目、バリチェロ、バトンが続けてピットに向かう。ところがコースに復帰したバリチェロのマシンは、ピットイン中に、ジャンカルロ・フィジケラ(フォースインディア)との接触でフロントウイングを破損し、次の周に緊急ピットイン。最後尾の16番手まで後退してしまう。
レース折り返し点の34周目、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)がペナルティで後退。さらにアロンソがリタイアを喫し、バトンは11番手まで順位を上げる。しかし、バリチェロはフロントウイング破損による車体へのダメージが大きく、3度目のピットインをして、そのままリタイアとなった。
41周目。7番手を走っていたニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)がリタイア。その後、上位陣が2度目のピットインを行い、50周目の時点で、バトンは5番手を走っている。その後、最後のピットインを行い、最終コーナーを7番手で走行中の中嶋一貴(ウィリアムズ)に前へ入られることなく6番手でコースに復帰。そのまま66周を走りきり、チェッカー。今季初入賞で、3ポイントを獲得した。
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