Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開
午後2時半からのレースは、快晴に恵まれたものの風が強い。メインストレート上を、風速7m前後の向かい風が吹いている。
スタート後、バトンは1コーナーまでに、8番手に上がる。しかし5コーナーで右の後輪がパンクしたために、緊急ピットインを余儀なくされる。これで一旦は、20位まで後退。バリチェロは、接触を避けようとして一時は14番手まで後退するも、13番手で1周目を終える。
緊急ピットイン後のバトンは、最速タイムを出すなど、順調なペースで走行する。しかし19周目。デビッド・クルサード(レッドブル)を激しく追っていたバトンは、8コーナーでクルサードと接触。フロントウイングを失い、再びピットイン。しかし、車体のダメージが大きく、次の周で3度目のピットインに向かい、そのままリタイアとなった。
バリチェロは、前半、ジャンカルロ・フィジケラ(フォースインディア)の後ろを追う展開。22周目に、フィジケラとともに1回目のピットイン。完ぺきなピットワークにより、フィジケラの前に出て、13番手でコースに復帰した。そして後半42周目、9番手まで上がったところで、2度目のピットイン。11番手とスタートから1つ順位を上げ、前を行くフェルナンド・アロンソ(ルノー)を激しく追う。アロンソを上回るペースで走行し、終盤は0.6秒に迫ったものの抜ききれず、11位でチェッカー。ポイント獲得は果たせなかった。
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