Honda Racing F1 Team 2日目の展開
2日目も快晴。しかし、予報通りフリー走行が始まるころから風が強くなってきた。Honda Racing F1 Teamの2人はセッション後半まで、ハード側のプライムタイヤで決勝レースに向けたマシンセッティングに集中する。その後、ニュータイヤで走行し、バリチェロが3番手、バトンが4番手のタイムを出した。そして、チェッカー直前にソフト側のオプションタイヤでアタック。バリチェロ14番手、バトン16番手という結果だった。
予選開始時刻の午後2時の気温は、辛うじて30℃を超えない程度。第1セッションは、バトンが最初のアタックで11番手。バリチェロも100分の2秒差で12番手につけた。この時点で、5番手から16番手までが1分33秒台という大接戦。5分間の赤旗中断後、10数台のマシンが一気に最後のアタックに飛び出した。ここで2人はともに、1分32秒台に入るタイムを叩き出し、バトン5番手、バリチェロ9番手で、第2セッションへと進んだ。
第2セッションの1回目のアタックを終えた時点で、バリチェロは1分32秒581を出して10番手。バトンは1分32秒676で13番手。トップ10のボーダーラインは、1分32秒台前半に引き上げられた印象だ。2回目のアタック。バトンはさらにタイムをコンマ3秒以上縮める1分32秒362のタイムで10番手に。11番手のマーク・ウェーバー(レッドブル)とは、100分の1秒差だった。一方のバリチェロは、トップ10にコンマ14秒及ばず、12番手だった。
今季初めて最終セッションに進んだバトン。10番手のフェルナンド・アロンソ(ルノー)に100分の5秒差をつける1分35秒057のタイムを出し、9番手でフィニッシュした。トップ10には、BMW、フェラーリ、マクラーレン、トヨタ、ウィリアムズ、Honda Racing F1 Team、ルノーの7チームが食い込む結果となった。
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