Honda Racing F1 Team 2日目の展開
2日目、初日よりやや雲が多いながらも、天候は晴れ。週末3回目のフリー走行が始まる午前11時の時点で、気温29℃、路面温度38℃というコンディションだ。初日に計57周と、ほぼ1レース分に等しい距離をこなし、4番手の好タイムを出したバトンは、この日も序盤から精力的に周回を重ねる。バトンはこのセッションで8番手だった。しかし、バリチェロはギアボックスのトラブルに見舞われ、わずか6周しかできず22番手に終わった。
昼過ぎから、黒雲が立ち込めてきた。湿度がさらに高くなり、予選が始まる午後2時には79%に達した。サーキットからは、セッション開始後20分で雨が降るという予報が出た。
予選第1セッション。2度のアタックを終えた時点で、バトン10番手、バリチェロ14番手。そして、バトンとバリチェロはそれぞれ3度目のアタックに臨む。ともにタイムを更新し、バトン10番手、バリチェロ16番手で第2セッションへ進んだ。
第2セッションでは、トップチームも雨を恐れて最初からアタックへと飛び出していく。最初のアタックを終えた時点で、バトン10番手、バリチェロ15番手。そして終了2分前に、2度目のアタックに向かう。ともにタイムを縮めたものの、バトンは10番手のフェルナンド・アロンソ(ルノー)に100分の6秒及ばず、11番手。バリチェロは14番手で、惜しくも最終セッション進出を果たすことができなかった。
中団争いは、1秒以内に12台が入るという、し烈な戦い。ほんのわずかなタイム差が、グリッド順を大きく左右することが改めて浮き彫りとなった。
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