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FORMULA 1
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ブラジル BRAZILIAN GP
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ROUND
#17
OCTOBER 20, 2007
リザルト

バリチェロ11番手、バトンは16番手から最終戦の決勝に挑む

第17戦 ブラジルGP

2007年10月20日(土)・予選
会場:インテルラゴス・サーキット
天候:晴れ
気温:30〜32℃

第17戦ブラジルGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは11番手、ジェンソン・バトンは16番手だった。

一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、佐藤琢磨が18番手、アンソニー・デビッドソンは20番手だった。

   
Honda Racing F1 Team

Honda Racing F1 Team 2日目の展開

第17戦 ブラジルGP

初日の雨から一転、2日目は雲ひとつない青空が広がった。午前11時のフリー走行開始時点で、気温は27℃、路面温度は51℃に達した。母国GPに臨むバリチェロは、午前中のフリー走行から気合い十分。セッション序盤に初日のタイムを早々と更新すると、予選に向けたシミュレーションもうまくいき、最終的に6番手でフィニッシュ。バトンは13番手だった。

午後の予選開始時、気温は30℃を超え、路面温度は60℃という高い数字が表示された。序盤、各マシンは午前中と比較してペースが伸びない。そうした中、バリチェロは12番手、バトンはヘイッキ・コバライネン(ルノー)をわずか100分の2秒差で制して16番手で、次のセッションへと進む。

第2セッション1回目のアタックでも、バリチェロは好調を持続し、暫定9番手。一方のバトンは、チームメートからコンマ4秒落ちの暫定11番手。続く2回目のアタックでも、バリチェロはタイムをコンマ3秒以上縮め、1分12秒台に突入する。しかし、第3セッション進出のボーダーラインとなる10番手のタイムに0.05秒およばず、11番手。惜しくも最終の第3セッション進出を果たせなかった。一方のバトンは16番手だった。

   
COMMENT

Honda Racing F1 Team コメント

Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ
  3回目フリー走行 6番手 1分12秒478
予選11番手 1分12秒932
「予選の第3セッションまで残ることができなくて少し残念だが、今日は僕の母国GPでこれまでに比べて力強い走りができ、とてもうれしい。午前のセッションではマシンの感触がとてもよかったが、午後はリアが少し流れてしまい、わずかにタイムをロスした。今日はマシンのパフォーマンスをすべて引き出すことができた。明日は11番手からいいレースができると思う」
Jenson Button ジェンソン・バトン
  3回目フリー走行 13番手 1分13秒015
予選16番手 1分13秒469
「週末を通じてペースが足りず、僕にとってはあまりいい予選ではなかった。一貫してグリップ不足に悩まされ、それをセットアップで修正することができなかった。明日は16番手からのスタートで厳しいレースになるが、レースは何が起こるか分からないので、チャンスを待ちたい」
Jacky Eeckelaert ジャッキー・エッケラート
Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター
  「午前のセッションでは、ドライコンディションでマシンバランスを確認でき、プライム(ハード側)タイヤもオプション(ソフト側)タイヤも試すことができた。ルーベンスはすぐにセットアップに満足できたが、ジェンソンは走行中にバランスを見つけることができなかった。予選では、ルーベンスが0.05秒以下の差で第3セッション進出を逃したのが残念だった。また、ジェンソンはマシンバランスが予測不能な変化を見せることに苦労したようだ。午後の暑い天候が、予想よりやや大きくマシンバランスに影響した。明日の最終戦でのレースで、チャンスを最大限に生かせる戦略を立てるため、これから手を尽くしていく」
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SUPER AGURI F1 TEAM

SUPER AGURI F1 TEAM 2日目の展開

第17戦 ブラジルGP

午前中のフリー走行では、周回ごとにラバーが路面に載り、全体的にペースがどんどん上がっていった。しかし、スーパーアグリの2人はいまひとつペースが伸びず、デビッドソン17番手、佐藤18番手だった。

午後も2人はペース不足に苦しみ、予選第1セッション1回目のアタックは、佐藤13番手、デビッドソン19番手。2セット目のタイヤでタイム更新を狙ったものの、ともに達成できず。佐藤18番手、デビッドソン20番手で、第2セッション進出はならなかった。

COMMENT

SUPER AGURI F1 TEAM コメント

Takuma Sato 佐藤琢磨
  3回目フリー走行 18番手 1分13秒331
予選18番手 1分14秒098
「タフな予選だった。午前中のフリー走行と比べてコースのコンディションが大きく変化していて、とても滑りやすかった。スライドしてばかりいたが、みんなも同じ条件で苦労していたようだ。1回目の走行は比較的好調で、タイムが伸びるかと期待していたが、運悪くアウトラップで渋滞があり、計測ラップのために行った準備を最大限に生かすことができなかった。2回目の走行でもタイムを伸ばすことができず、100分の何秒という僅差で予選第2セッションに進めなかった。本当に残念だ。タフなシーズンだったし、今日は第2セッション進出をぜひ果たしたかった。これが僕たち全員の努力の結果だ。チームのメンバー全員に、よくがんばったと言いたい」
Anthony Davidson アンソニー・デビッドソン
  3回目フリー走行 17番手 1分13秒299
予選20番手 1分14秒596
「難しい予選セッションだった。3回目のフリー走行から予選までの間にコースのコンディションがかなり変化していて、マシンのバランスが狂ってしまった。僕は1回目の走行でも1ラップをまとめるのに苦労した。2回目の走行では、スピードが出てきたと思ったその周回の最後で少し渋滞があって、1回目の走行よりタイムが伸びなかった。残念だが、こんなコンディションでは第2セッション進出は、いずれにせよ無理だったのではないかと思う」
Graham Taylor グラハム・テーラー
SUPER AGURI F1 TEAM スポーティング・ディレクター
  「金曜日は難しかったが、今日の午前中にいくらか進歩があった。コースのグリップが上がって、マシンは2台とも一見バランスが取れてきたように思われた。しかし、3回目のフリー走行から予選までの間に、コースコンディションが完全に変わってしまった。滑りやすく、ドライバーにとってはとても難しかった。今の我々にとっては、一年の最後のレースをこのようなポジションからスタートすることになったのは残念だ。しかし、チーム全体としてはいい仕事をしたと思う。前の2戦がウエットだったので、明日はドライのレースを期待したい」
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RESULT

予選リザルト

ROUND
#17
OCTOBER 20, 2007
順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 5 F.マッサ フェラーリ 1:11.931
2 2 L.ハミルトン マクラーレン 1:12.082
3 6 K.ライコネン フェラーリ 1:12.322
4 1 F.アロンソ マクラーレン 1:12.356
5 15 M.ウェーバー レッドブル 1:12.928
6 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:13.081
7 10 R.クビツァ BMWザウバー 1:13.129
8 12 J.トゥルーリ トヨタ 1:13.195
9 14 D.クルサード レッドブル 1:13.272
10 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:13.477
11 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:12.932
12 3 G.フィジケラ ルノー 1:12.968
13 19 S.フェテル トロロッソ 1:13.058
14 18 V.リウッツィ トロロッソ 1:13.251
15 11 R.シューマッハ トヨタ 1:13.315
16 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:13.469
17 4 H.コバライネン ルノー 1:14.078
18 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 1:14.098
19 17 中嶋一貴 ウィリアムズ 1:14.417
20 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM 1:14.596
21 20 A.スーティル スパイカー 1:15.217
22 21 山本左近 スパイカー 1:15.487
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