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FORMULA 1
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日本 JAPANESE GP
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ROUND
#15
SEPTEMBER 24, 2007

日本GPプレビュー

第15戦 日本GP
2007年9月24日(月)

Honda Racing F1 Teamは今週、富士スピードウェイで開催される第15戦日本GPを戦うため、日本へと向かう。

日本GPはチームにとってのホームグランプリというだけでなく、いつも記憶に残るレースだ。しかも、今年は走り慣れた鈴鹿サーキットから、改修後は初開催となる富士スピードウェイへと舞台が移される。

日本GP前には、昨年に続いて開催された東京・お台場でモータースポーツジャパン2007にジェンソン・バトンとジェームズ・ロシターが参加。数千人のファンを前に市街地特設コースをRA107で駆け抜けた。

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COMMENT

コメント

Shuhei Nakamoto 中本修平
シニアテクニカルディレクター
「F1マシンが現在の富士スピードウェイを走るのは初めてのことで、我々も限られたデータでのマシン作りを余儀なくされています。当然、初日、2日目のフリー走行が、これまで以上に重要となります。ダウンフォース値は、前戦スパ・フランコルシャンとほぼ同じと考えています。Hondaにとっては、決して楽な週末ではないことを覚悟して臨みます。先週の3日間のヘレステストでは、富士に向けたセットアップと空力パッケージの確認を行いました。ホームグランプリを楽しみにしてくれている多くのHondaファンの前で、最高のパフォーマンスを披露して、満足のいく結果を出せるよう、全力を尽くします」
Jenson Button ジェンソン・バトン

「僕らHonda Racing F1 Teamのメンバーにとって、日本GPはホームレースの1つでもあって、いつも特別な週末なんだ。去年までの鈴鹿では、Hondaのドライバーとして、想像できないほどのすばらしい応援をもらってきた。日本のファンが作り出すあの雰囲気は、本当に感無量だ。

今年から舞台が富士スピードウェイに移ることは、僕にもチームにとっても、新しい挑戦になる。これまで一度も走ったことがないから、エンジニアといっしょに入念に事前の準備をするつもりだ。でも木曜日に実際にコースを歩いて、そして初日のフリー走行で走るまでは、本当のところは分からないだろう。コースは、あのイスタンブールを手がけたヘルマン・ティルケが改修を手がけている。だから新しい富士がどんなコースになっているか、すごく興味がある。メインストレートは1.5kmもの長さがあってオーバーテイクができそうだし、途中に配されたさまざまなコーナーも面白そうだ。

今季、チームが難しい状況にあることは、僕らが一番分かっている。でもシーズン終盤の今も、僕らのモチベーションはまったく変わっていないし、RA107の性能を目一杯引き出す努力は怠っていない。このことが来年につながることを、僕らは十分に分かっている。それから、もちろん僕もルーベンスも、今週末のレースを楽しみにしてくれてる何万人ものHondaファンのために、全力を尽くす。

日本GP前の月曜日には、モータースポーツジャパンに出席する。去年は東京のど真ん中をF1マシンで疾走するという、すばらしい体験ができた。多くの声援を受けながら走れるのが、今から楽しみだ」

Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ
 

「Honda 移籍後2年目の日本でのレースが今から本当に楽しみだ。日本GPは大好きなイベントで、特に2003年の鈴鹿は、ポールポジションから勝利を飾ることができ、忘れられないグランプリだ。去年、初めてHondaドライバーとして鈴鹿を走って、多くの応援と歓声をもらい、すばらしい経験ができた。

今年から舞台は富士スピードウェイに移るが、実は僕は1991年のF3レースで、ここを走ったことがあるんだ。でもそれ以来、サーキットはすっかり変わってしまったからね。新しいコースを走るのはすごく楽しみだし、レース運営もすばらしいはずだ。

今季のマシンは、僕らが当初期待したような性能を発揮していないが、最終戦まで、ファクトリーでは少しでも戦闘力を上げようと、今も懸命な作業が続く。今シーズンそして来シーズンにつながる改良スペックにも期待したい」

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CIRCUIT

サーキット情報

Fuji Speedway 富士スピードウェイ

決勝67周、全長4.563km

1977年以来30年ぶりに、富士スピードウェイでF1が開催される。

1960年代にアメリカ式スピードウェイとして建設された同サーキットは、1976、77年の2度、GPを招致している。そして近年、ヘルマン・ティルケによって大幅な改修が行われ、2005年2月に新生富士スピードウェイが完成した。

一方で、ティルケは富士本来のレイアウトをできるだけ生かす形でコース改修を行い、こうして1.5kmの超ロングストレートと、さまざまな特徴のコーナーが配された全長4.563kmのサーキットができ上がった。ランオフエリアを広く取ったことで安全性が向上し、観客席などの施設も一新。レースウイークには合計28万人の来場を見込んでいる。

富士スピードウェイは、東京から約100km離れた静岡県に位置し、日本のシンボルである富士山を一望する。

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HONDA IN JAPAN

日本におけるHonda

・Hondaは1948年、本田宗一郎が静岡県浜松に創設した小さな町工場が出発点だった。
・その後59年の間に、世界的な企業に成長し、従業員(連結)は現在16万7000人。
・2006年には国内で70万台以上の乗用車、35万台のオートバイを販売。
・Hondaは、鈴鹿と茂木にサーキットを保有。
・多くのF1関係者から愛されてきた鈴鹿サーキットは、2009年より富士スピードウェイと隔年で日本GPを開催することが決まった。
・ツインリンクもてぎでは毎年、IRLとMotoGPが開催され、同地のHondaコレクションホールには、Hondaの輝かしい軌跡をたどれる350台以上の量産車やレーシングカーが展示されている。

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