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FORMULA 1
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ベルギー BELUGIAN GP
ベルギーグランプリ
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ROUND
#14
SEPTEMBER 16, 2007
リザルト ポイント

バリチェロ13位完走

第14戦 ベルギーGP
2007年9月16日(日)・決勝
会場:スパ・フランコルシャン・サーキット
天候:晴れ
気温:21〜22℃

第14戦ベルギーGPの決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロが13位完走。ジェンソン・バトンは後半37周目に油圧系のトラブルでリタイアを喫した。

一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、佐藤琢磨が15位、アンソニー・デビッドソンが16位で完走した。

   
Honda Racing F1 Team

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開

第14戦 ベルギーGP

決勝当日も、朝から青空が広がった。午後2時の時点で、気温21℃、路面温度33℃。晴れ、微風というコンディションだ。前日、2人のドライバーがエンジン交換を行ってグリッドが下がったため、バトン12番手、バリチェロ17番手からのスタートとなった。

序盤、バトンは12番手を維持していたが、3周目にはエイドリアン・スーティル(スパイカー)に抜かれるなどして、14番手に後退。バリチェロも4周目に佐藤に抜かれ、18番手に。

14周目以降、2回ストップ作戦のマシンが1回目のピットに入り始める。21周目の時点で、バトンは11番手、バリチェロは15番手まで順位を上げた。そして24周目。バトンがピットに飛び込み、オプションタイヤ(ソフト側)に履き替えた。

コース上を走る20台のマシン中、最後にピットインしたバリチェロは、26周目にピットへ。17番手で、コースに復帰する。一方、30周目には、13番手を走行していたバトンは、31周目に佐藤にかわされたものの、上位陣の2度目のピットインで、33周目には12番手に。

終盤12番手を走っていたバトンは緊急ピットインし、油圧系のトラブルにより36周でリタイアを喫した。残ったバリチェロは1周遅れで、13位完走を果たした。

   
COMMENT

Honda Racing F1 Team コメント

Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ(13位)
  「この週末は最初から終わりまでマシンの調整に苦しみ、本当に残念だった。今日は1ストップ作戦を採り、重い燃料を積んで走ったところ、リアがひどくロックし、レース中ずっとマシンと格闘していた。今は、火曜から始まるヘレステストのことを考えるべきだ。このテストでは、異なるセッティングを試すことになっていて、残る3戦で前進できることを願っている」
Jenson Button ジェンソン・バトン(リタイア)
  「レースをリタイアするたびに、いつもがっかりする。残り数周だったが、ドライブが困難だった。7月にこの生まれ変わったサーキットでテストをして以来、僕たちはこの週末が厳しいレースになることを予想しており、マシンがうまく性能を発揮できなかったことは驚きではない。難しいレースの中、一周を通して、マシンはひどいオーバーステアからアンダーステアまで大きく変化した。そしてクラッチがすべりだして、パワーステアリングにも問題が発生し、ハイドロリックのトラブルに陥っていることがわかった。今回は残念だったが、僕たちは来週ヘレスに向かい、ホームレースである日本GPに向けた新しい開発を試すことになっている。富士ではいいレースができることを期待している」
Jacky Eeckelaert ジャッキー・エッケラート
Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター
  「今日のレース結果は、我々の予選位置を反映したものになった。実際、我々が期待できる最大の結果だった。我々のマシンはこの高速サーキットでポイントを取るだけのペースに欠けていて、信頼性の問題を抱えていた。1ストップ作戦を決行したが、これは予選のポジションからいって正しい選択であり、ジェンソンとルーベンスはマシンがとても難しいコンディションにあった中で、とてもいい仕事をした。来週は、残り3戦で使うことになる新しい空力パッケージをヘレスでテストする。ここ数週間、本拠地で行われてきた懸命な努力に対し、成果が出ることを期待している」
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SUPER AGURI F1 TEAM

SUPER AGURI F1 TEAM 決勝レースの展開

第14戦 ベルギーGP

佐藤18番手、デビッドソン20番手に繰り上がってのスタート。デビッドソンは、グリッドへ向かう途中でマシンフロント部の異常を訴え、チームはピットスタートを選択した。序盤、佐藤は17番手にポジションアップ。デビッドソンは、20番手だ。

20周目の時点で、佐藤14番手、デビッドソンは19番手。続く21周目に、まず佐藤がピットイン。17番手に後退した。25周目までひっぱったデビッドソンは、20番手でコースに復帰する。その後、佐藤は15番手まで順位を上げる。31周目にはバトンを抜き、上位陣の2回目のピットインもあって、12番手に上がる。しかし33周目に2度目のピットイン。16番手に後退する。

バトンのリタイアで再び15番手に上がった佐藤は、終盤スーティルを追う展開。しかし抜き切れず、15位でチェッカーを受けた。デビッドソンは16位だった。

COMMENT

SUPER AGURI F1 TEAM コメント

Takuma Sato 佐藤琢磨(15位)
  「難しい状況の中で行われたレースだったけれど、いいレースだった。スタートでいくつか順位を上げることができたが、ケメルストレートでトロロッソとサイド・バイ・サイドになったときにラインから押し出されて“グリーン”の上を走らなければならなかったので、それで大幅に勢いを失ってしまった。その後は失ったポジションを取り戻すために戦い続けなければならなかったが、楽しむことができたし、いくつかエキサイティングな場面もあった。F1にとってスパのサーキットがどれほどすばらしいかがわかる。オーバーテイクのチャンスもあり、チャレンジングなサーキットだ。ただ、今日はスピードがなかったのが残念だったし、悔しかった。しかし、日本GPへ向かう前に、ここでいくつかポジティブな点に気付くことができたと思う」
Anthony Davidson アンソニー・デビッドソン(16位)
  「僕にとっては、かなり単調なレースだった。アウトラップでマシンの前部にトラブルを感じたので、ピットレーンからスタートしなければならなかった。それは残念だったが、集団の後ろに追いつくことができたし、1ストップ戦略を最大限に生かすために本当に激しく戦った。これは成功だったと思う。オプションタイヤが使えるようになるまで、プライムタイヤで走り続けたが、もっと早くタイヤ交換をしたかった。タイヤ交換をしたあとは、完走だけを考えて走り続けた。戦略が成功したのはうれしかった。今週末は多くを学ぶことができたので、最後の3レースに向けてがんばりたい」
Graham Taylor グラハム・テーラー
SUPER AGURI F1 TEAM スポーティング・ディレクター
  「土曜日の状況があったので、今日は標準的な形でレースを戦い、両ドライバーが自分たちの仕事に集中できるように努力した。グリッドへ向かうときに、アンソニーがマシンのハンドリングの問題を報告してきたので、セットアップを変更してピットレーンからスタートすることに決めた。今日はベストと思われる戦略で両ドライバーを走らせた。できる限りのマシンの性能を引き出せたと思う。ピットストップではチームはすばらしい仕事ぶりだったし、今回も信頼性はよかった。超コンペティティブなマシンではなかったが、それでも琢磨のレーサー魂はにじみ出ていた」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

ROUND
#14
SEPTEMBER 16, 2007
順位 No. ドライバー コンストラクター タイム/差
1 6 K.ライコネン フェラーリ 1:20:39.066
2 5 F.マッサ フェラーリ +4.695
3 1 F.アロンソ マクラーレン +14.343
4 2 L.ハミルトン マクラーレン +23.615
5 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー +51.879
6 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ +76.876
7 15 M.ウェーバー レッドブル +80.639
8 4 H.コバライネン ルノー +85.106
9 10 R.クビツァ BMWザウバー +85.661
10 11 R.シューマッハ トヨタ +88.574
11 12 J.トゥルーリ トヨタ +103.653
12 18 V.リウッツィ トロロッソ +1Lap
13 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team +1Lap
14 20 A.スーティル スパイカー +1Lap
15 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM +1Lap
16 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM +1Lap
17 21 山本左近 スパイカー +1Lap
RT 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team DNF
RT 17 A.ブルツ ウィリアムズ DNF
RT 14 D.クルサード レッドブル DNF
RT 19 S.フェテル トロロッソ DNF
RT 3 G.フィジケラ ルノー DNF
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ポイントランキング

ドライバー
 
順位 No. ドライバー コンストラクター 総合ポイント
1 2 L.ハミルトン マクラーレン 97
2 1 F.アロンソ マクラーレン 95
3 6 K.ライコネン フェラーリ 84
4 5 F.マッサ フェラーリ 77
5 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー 56
6 10 R.クビツァ BMWザウバー 33
7 4 H.コバライネン ルノー 22
8 3 G.フィジケラ ルノー 17
9 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ 15
10 17 A.ブルツ ウィリアムズ 13
11 15 M.ウェーバー レッドブル 10
12 14 D.クルサード レッドブル 8
13 12 J.トゥルーリ トヨタ 7
14 11 R.シューマッハ トヨタ 5
15 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 4
16 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 2
17 19 S.フェテル トロロッソ 1
18 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 0
19 19 S.スピード トロロッソ 0
20 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM 0
21 20 A.スーティル スパイカー 0
22 21 C.アルバース スパイカー 0
23 18 V.リウッツィ トロロッソ 0
24 21 山本左近 スパイカー 0
- 21 M.ビンケルホック スパイカー 0
        MORE
コンストラクター
 
順位 コンストラクター 総合ポイント
1 フェラーリ 161
2 BMWザウバー 90
3 ルノー 39
4 ウィリアムズ 28
5 レッドブル 18
6 トヨタ 12
7 SUPER AGURI F1 TEAM 4
8 Honda Racing F1 Team 2
9 トロロッソ 0
10 スパイカー 0
- マクラーレン 0
    MORE
   
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