モータースポーツ > F1世界選手権 > 第14戦 ベルギーGP 1日目
FORMULA 1
INFORMATION
ベルギー BELUGIAN GP
ベルギーグランプリ
グランプリ情報 プレビュー 予選 決勝 フォトギャラリー
ROUND
#14
SEPTEMBER 14, 2007
リザルト

初日午後はバトン14番手、バリチェロ15番手

第14戦 ベルギーGP

2007年9月14日(金)・1日目フリー走行
会場・スパ・フランコルシャン・サーキット
天候:晴れ
気温:13〜20℃

第14戦ベルギーGPの初日フリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは14番手、ルーベンス・バリチェロは15番手だった。

一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、佐藤琢磨が19番手、アンソニー・デビッドソンは21番手だった。

Honda Racing F1 Team

Honda Racing F1 Team 初日の展開

第14戦 ベルギーGP

2年ぶりのベルギーGP初日は、朝から快晴に恵まれた。前回は不順な天候に悩まされ、初日はほとんど走れなかったことに比べれば、雲泥の差である。ただしアルデンヌ山中のサーキットとはいえ、9月上旬とは思えないほど寒い。朝のうちは気温9℃。午前10時のセッション開始時でも14℃だった。

午前中の1回目フリー走行は、前回のテストで収集したデータやタイヤの比較を行い、バトン10番手、バリチェロ15番手だった。

午後も晴れて気温は19℃、路面温度も34℃まで上がった。2人のドライバーは、レースに向けたセットアップを行った。路面コンディションが好転するにつれ、全体的なペースが底上げされていく。しかしその中でHondaの2台は、苦しい展開。セッションが1時間を過ぎた時点で、トップに対し4秒以上の後れを取っている。

それでも終盤にはバトンが、一時13番手に。最終的にはタイム差を2秒2まで縮めて14番手に落ち着いた。バリチェロもチェッカー間際に、チームメートからコンマ4秒落ちの15番手に付けた。

COMMENT

Honda Racing F1 Team コメント

Jenson Button ジェンソン・バトン
  1回目フリー走行 10番手 1分49秒330
2回目フリー走行 14番手 1分48秒919
「プログラムは完了させたが、僕たちには十分な速さがなかった。マシンはこのサーキットに必要な条件に合っていないようだ。正直、そういった条件を満たしていると期待していた。7月にここで行ったテストではうまくいっていたのに。今夜はデータを見直して、どういった改善が施せるか検討しなければならない」
Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ
 

1回目フリー走行 15番手 1分50秒264
2回目フリー走行 15番手 1分49秒364
「両セッションを通して、タイヤ分析とリアウイングの調整を行い、いつもどおりの金曜日のセットアッププログラムを行った。すべての項目を試すという意味では今日の作業を終わらせてはいるが、僕たちには速さが足りない。そして、いくつかのコーナーで問題を抱えている。明日に向け、やることがたくさんある」

Jacky Eeckelaert ジャッキー・エッケラート
Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター
  「2つのセッションともトラブルなく完了し、予定通りにプログラムを終えた。空力が非常に重要な意味を持つこのサーキットでは、我々はモンツァよりも厳しい週末を送ることになると予想している。午後のセッションでは、レースに向けた準備として、燃料を積んで重い状態での走行を行い、プライム(ハード側)とオプション(ソフト側)の両方のタイヤを使用した。我々のペースは安定しているが、速さに欠けている。今日得られたすべてのデータを分析し、明日に向け、最良の策を施すよう取り組んでいく」
ページトップへ
SUPER AGURI F1 TEAM

SUPER AGURI F1 TEAM 初日の展開

第14戦 ベルギーGP

午前中のセッション開始直後のチェック走行で、佐藤はエンジンに異常を感じて、しばらくガレージにとどまる。しかし、30分過ぎには走行を再開。16周を走って、17番手だった。一方、チームメートのデビッドソンは20周を走行し、佐藤と1000分の8秒差の18番手だった。

午後のセッションが始まってしばらくは、SUPER AGURI F1 TEAMの2人はガレージで待機する時間が長かった。それでも中盤以降は周回を重ね、徐々にペースを上げる。しかし、上位勢との差は大きく、佐藤19番手、デビッドソン21番手だった。

COMMENT

SUPER AGURI F1 TEAM コメント

Takuma Sato 佐藤琢磨
  1回目フリー走行 17番手 1分50秒640
2回目フリー走行 19番手 1分50秒168
「今日はちょうどいいバランスを見つけるのに苦労した。1カ月ほど前のテストでこのサーキットを訪れたときとは大違いだった。短距離でも長距離でも、タイヤの性能を最大限に引き出すことも利用することもできなかったので、今夜はかなり大変な作業になると思う。とても貴重なデータを収集しているが、走行がかなり制限されたために期待していたほどの周回数をこなせなかった。パフォーマンスを改善して、明日はいい一日にしたい」
Anthony Davidson アンソニー・デビッドソン
  1回目フリー走行 18番手 1分50秒648
2回目フリー走行 21番手 1分50秒542
「難しい一日だった。マシンに全く異なる2つの要素が共存しているみたいで、全くバランスを見つけることができない。とても運転が難しかった。厳しい状況だ。明日までにマシンを改善するには、今夜、多くの仕事をこなす必要がある。予選用セットアップが運転しやすいことを願っているが、今のところ、誰にとっても“難しい”一日だったと思う」
Graham Taylor グラハム・テーラー
SUPER AGURI F1 TEAM スポーティング・ディレクター
  「再びスパに来られてうれしいが、今日のスパは我々に優しくはなかった。両ドライバーとも、マシンのバランスに満足していない。数種類のセットアップをテストしているが、まだスイートスポットを見つけることができない。今夜は、それを見つけるためにたくさんの作業をこなさなければならない。バランスのいいマシンではないかもしれないが、最善の妥協点を見出して、明日はもっとコンペティティブなマシンになることを期待している」
ページトップへ
RESULT

フリー走行2リザルト

ROUND
#14
SEPTEMBER 14, 2007
順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 1 F.アロンソ マクラーレン 1:46.654
2 2 L.ハミルトン マクラーレン 1:46.765
3 5 F.マッサ フェラーリ 1:46.953
4 6 K.ライコネン フェラーリ 1:47.166
5 12 J.トゥルーリ トヨタ 1:47.491
6 11 R.シューマッハ トヨタ 1:47.946
7 3 G.フィジケラ ルノー 1:48.086
8 15 M.ウェーバー レッドブル 1:48.271
9 10 R.クビツァ BMWザウバー 1:48.279
10 4 H.コバライネン ルノー 1:48.567
11 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:48.606
12 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:48.840
13 14 D.クルサード レッドブル 1:48.883
14 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:48.919
15 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:49.364
16 17 A.ブルツ ウィリアムズ 1:49.393
17 21 山本左近 スパイカー 1:49.697
18 19 S.フェテル トロロッソ 1:49.720
19 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 1:50.168
20 20 A.スーティル スパイカー 1:50.399
21 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM 1:50.542
22 18 V.リウッツィ トロロッソ 1:50.865
Page top
※このサイトをご覧になるには最新の Flash Player が必要です。