モータースポーツ > F1世界選手権 > 第13戦 イタリア 予選
FORMULA 1
INFORMATION
イタリア ITALIAN GP
イタリアグランプリ
グランプリ情報 プレビュー 1日目 決勝 フォトギャラリー
ROUND
#13
SEPTEMBER 08, 2007
リザルト

バトンがモナコGP以来の10番手を獲得

第13戦 イタリア
2007年9月8日(土)・予選
会場:モンツァ・サーキット
天候:晴れ
気温:27〜28℃

第13戦イタリアGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンが5月のモナコGP以来の10番手を獲得。ルーベンス・バリチェロは惜しくも及ばず、12番手だった。

一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、アンソニー・デビッドソンが14番手、佐藤琢磨は17番手だった。

   
Honda Racing F1 Team

Honda Racing F1 Team 2日目の展開

第13戦 イタリア

イタリアGPの2日目も、朝から快晴。しかし、午前のフリー走行は開始24分、キミ・ライコネン(フェラーリ)が激しいクラッシュを喫し、ドライバーにケガはなかったものの、20分間の赤旗中断となった。このため、セッション自体は40分間に減ってしまったが、予選シミュレーションではバトン11番手、バリチェロ12番手と、まずまずの速さを見せることができた。

午後の予選も快晴に恵まれ、気温は28℃まで上がった。第1セッションは、中団グループとなる1分23秒台に15人がひしめく大接戦の中、バリチェロ8番手、バトン13番手で通過。

続く第2セッションも激しい戦いに。上位陣は続々と1分22秒台に突入する。ここまで好調だったバリチェロは、2度目のアタックの際、7コーナーで膨らんでしまいタイム更新はならず、12番手に終わった。一方、バトンは1分23秒021の好タイムをマークし、8番手。5月のモナコGP以来となる、最終予選進出を決めた。

最終セッション、バトンはプライムタイヤ(ハード側)でスタート。中盤に加え、チェッカー間際に行ったタイヤ交換でもプライムタイヤを履き、10番手を獲得した。

   
COMMENT

Honda Racing F1 Team コメント

Jenson Button ジェンソン・バトン
  3回目フリー走行 11番手 1分23秒803
予選10番手 1分25秒165
「久しぶりにトップ10に入ることができて、本当にうれしい。今日の午後は、グリップを得られるようになるまで時間がかかり、最初の数ラップはうまくいかなかった。しかし、僕たちは3回のセッションを通して改善し、最後にはマシンから最大限の力を引き出すことができた。今週のレースに向け、僕たちはフロントとリアのサスペンションに変更を加え、空力パッケージもいつもと異なるものを持ち込んだ。これらがとても役に立った。低ダウンフォースのモンツァでは、僕たちの最大の課題である空力面は、あまり大きなハンデにはならない。マシンとタイヤの相性もよく、メカニカル面でも優れている。明日のレースでは、10番手からいいスタートを切れたら、ポイントを狙っていく。レースでは戦略が左右することになるだろう。僕たちの前にいるチームのパフォーマンスやマシンの信頼性にもよるが、僕たちのレースに向けたパッケージには自信がある。今シーズンはなかなかポイントが取れないでいるが、僕たちは前進している。今日の結果は、ここにいるメンバーやファクトリーで働いているみんなの士気につながるし、これまで成し遂げてきたたくさんの作業が今、少しずつ報われつつある」
Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ
  3回目フリー走行 12番手 1分23秒830
予選12番手 1分23秒176
「予選の最終セッションに残れるだけのペースは持っていただけに、残れなかったのが残念だ。僕の最初のアタックは本当によく、パラボリカの時点ですでに0.2秒縮めていた。しかし、不運にもアレクサンダー・ブルツ(ウィリアムズ)に近づきすぎて、マシンがダウンフォースを失いタイムをロスしてしまった。2回目のアタックでは、タイヤのパフォーマンスが少し落ちていた。しかし、チャンスを逃したくない一心で、力強くプッシュし続けた。ところが、7コーナーで膨らんでしまい、Q3に進むチャンスを逃した。コースに戻ったとき、アタック中のジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)の前に出てしまった。僕のせいで問題が起こってしまったなら、彼には申し訳ないことをしたが、あの状況ではトラックに戻る以外にどこにも行く場所がなかった。今日のパフォーマンスで、僕らが進歩していると受け止めていい。マシンの感触もよく、12番手からのスタートということは、明日のレースでポイント獲得に向け、いい戦いができると思う」
Jacky Eeckelaert ジャッキー・エッケラート
Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター
  「昨日はレースの準備に集中し、今日の午前のセッションでは、予選でのパフォーマンス向上に向けた作業を行った。ここ数週間、私たちはフロントやリアのサスペンションや空力面の改良のため、懸命に作業をしてきた。この成果が今日のパフォーマンスにつながったので、勇気づけられた」
ページトップへ
SUPER AGURI F1 TEAM

SUPER AGURI F1 TEAM 2日目の展開

第13戦 イタリア

路面に十分にラバーがのった2日目は、前日は使いにくかったソフトタイヤも、十分な性能を発揮できるようになったようだ。午前中のフリー走行では、デビッドソン15番手、佐藤16番手だった。

第1セッション。デビッドソンは2度目のアタックで1分23秒646の自己ベストを出し、14番手まで順位を上げて第2セッションへ進出。一方、佐藤は第1セクターでは好調な速さを持続するものの、第2セクターでタイムを大きくロスし、そのままピットへ戻る。結局、ブルツにわずか100分の1秒及ばず17番手に終わり、第2セッション進出はならなかった。

デビッドソンは第2セッションでも、1分23秒台前半の自己ベストを出す。アタックのたびにタイムを縮め、力強い走りを見せるものの、トップ10に10分の1秒及ばず、14番手に終わった。

COMMENT

SUPER AGURI F1 TEAM コメント

Anthony Davidson アンソニー・デビッドソン
  3回目フリー走行 15番手 1分23秒942
予選14番手 1分23秒274
「今週はかなり難しい状況で、フリー走行3回目は赤旗で走行がしばらく中断されてしまったけれど、それにしてはいい予選セッションだった。予選の第1ラップのバランスを調整するのが難しかったが、路面にラバーがのってくるに従ってマシンはどんどんよくなっていき、バランスの微調整を行うことができた。おかげで再びいいアタックができ、14番手のポジションを手に入れることができた。直近のライバルたちやルノーの1台よりもいいポジションを獲得できたのは、かなりの成果だと思う。これはうれしいね」
Takuma Sato 佐藤琢磨
  3回目フリー走行 16番手 1分24秒022
予選17番手 1分23秒749
「今日はマシンの感触もよく、昨日からかなり進歩していた。予選1回目の走行では、ターン1のブレーキが弱くて、少し深く入りすぎてしまったが、その後にタイムを取り返せると思っていた。2回目の走行はもっと速かったが、残念ながら第2シケインで余計なバンプに当たり、タイムをロスしてしまった。しかし、今週末はこれまでにかなりの進歩を遂げているので、明日がもっといい日になることを願おう」
Graham Taylor グラハム・テーラー
SUPER AGURI F1 TEAM スポーティング・ディレクター
  「金曜日は残念だったが、チームはよくリカバーしたと思う。フリー走行3回目の赤旗で、セットアップのバランス調整のための走行が1回減ってしまったが、それでも、ほとんどのテストの作業は終えることができた。予選はとても厳しい戦いだ。同じことを繰り返し言ってばかりいるようだが、とても僅差の戦いで、わずか百分の数秒の差で琢磨は第2セッションに進めなかった。アンソニーはちょうどよいタイミングで、すばらしい予選ラップを走った。第2セッションの走行も、とてもよかった」
ページトップへ
RESULT

予選リザルト

ROUND
#13
SEPTEMBER 08, 2007
順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 1 F.アロンソ マクラーレン 1:21.997
2 2 L.ハミルトン マクラーレン 1:22.034
3 5 F.マッサ フェラーリ 1:22.549
4 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:23.174
5 6 K.ライコネン フェラーリ 1:23.183
6 10 R.クビツァ BMWザウバー 1:23.446
7 4 H.コバライネン ルノー 1:24.102
8 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:24.382
9 12 J.トゥルーリ トヨタ 1:24.555
10 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:25.165
11 15 M.ウェーバー レッドブル 1:23.166
12 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:23.176
13 17 A.ブルツ ウィリアムズ 1:23.209
14 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM 1:23.274
15 3 G.フィジケラ ルノー 1:23.325
16 19 S.フェテル トロロッソ 1:23.351
17 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 1:23.749
18 11 R.シューマッハ トヨタ 1:23.787
19 18 V.リウッツィ トロロッソ 1:23.886
20 14 D.クルサード レッドブル 1:24.019
21 20 A.スーティル スパイカー 1:24.699
22 21 山本左近 スパイカー 1:25.084
Page top
※このサイトをご覧になるには最新の Flash Player が必要です。