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FORMULA 1
INFORMATION
トルコ TURKISH GP
トルコグランプリ
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ROUND
#12
AUGUST 26, 2007
リザルト ポイント

Honda勢、4台完走

第12戦 トルコGP
2007年8月26日(日)・決勝
会場:イスタンブールパーク・サーキット
天候:晴れ
気温:34〜36℃

第12戦トルコGPの決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは13位、ルーベンス・バリチェロは17位だった。

一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、アンソニー・デビッドソンが14位、佐藤琢磨は18位完走だった。

   
Honda Racing F1 Team

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開

第12戦 トルコGP

通常より1時間遅い、午後3時のレーススタート。気温はすでに36℃まで上がっている。2台ともに予選後のエンジン交換を余儀なくされ、バトン21番手、バリチェロ22番手と最終列からレースを戦うことになった。

スタート直後、9番グリッドのヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)がスピンを喫し、その影響で後方集団は渋滞状態に陥る。しかし、バリチェロはそこをうまく切り抜けて16番手に。バトンも3周目には17番手まで順位を上げる。

バトンは22周目の1回目のピットイン直前には12番手まで順位を上げ、大きくジャンプアップを図る。一方、最後尾スタートのバリチェロも23周目の1回目のピットイン直前には14番手まで順位を上げる。

レース折り返し点の29周目。すでに1回目のタイヤ交換を終えたバトンとバリチェロは、14、17番手を走行する。さらに後半35周目にバトンが、2度目のピットインを終え、17番手でコースに復帰。続いてバリチェロも36周目にピットインを行い、バトンのすぐ後ろで復帰。37周目には、16、17番手を走行する。バトンは、前を走るドライバーたちのピットインにより、さらに順位を上げ、最終的には13位でフィニシュ。バリチェロは17位と、7月上旬の第9戦イギリスGP以来となる2台完走を果たした。

   
COMMENT

Honda Racing F1 Team コメント

Jenson Button ジェンソン・バトン(13位)
  「10台ものマシンを抜くなんて、最高に楽しかった! 13位という結果はいいとはとても言えないが、前戦に比べるといいレースだったと思う。僕はレースを楽しみ、ここのところ苦戦していた中団のライバルたちを、かなり抜くことができた。グリッド後方からのスタートは今回限りにしたいのはもちろんだが、僕らはよく戦った。チームは今日のパフォーマンスを喜んでいいと思う」
Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ(17位)
  「後方からスタートしてからレースの最後まで、本当に厳しい一日となった。コーナーごとにマシンの動きは不安定になり、今日のスタートポジションからはこれ以上のことはできなかった」
Jacky Eeckelaert ジャッキー・エッケラート
Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター
  「今日は最終列からのスタートとなり、決して容易なレースではなかった。しかし、ジェンソンは力強い走りで10台のマシンを抜き去り、21番手から13位までポジションを上げた。ルーベンスは堅実なレースをし、1周目のスタート直後の混乱の中、ポジションを大きく上げることができた。しかし、その後、2回目に交換したオプションタイヤでかなりのアンダーステアが出て、彼のペースは落ちてしまい、17位でレースを終えることとなった」
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SUPER AGURI F1 TEAM

SUPER AGURI F1 TEAM 決勝レースの展開

第12戦 トルコGP

バトンとバリチェロが最後尾に下がったため佐藤は17番手から、デビッドソンは今季ベストタイの11番手からのスタート。しかし1コーナー前の接触事故を避けようとして、2人とも順位を落としてしまう。序盤5周目を終えて、デビッドソン14番手、佐藤21番手だ。

中盤25周目。まだピットに入っていないデビッドソンは、10番手まで順位を上げる。すぐ前のジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)とほぼ同じペースで周回を重ねている。一方、1回ストップ作戦を選んだ佐藤は17番手を走行。その次の周に、デビッドソンがピットへ。15番手まで後退する。

後半32周目。佐藤がピットへ向かい、19番手でコースに復帰する。デビッドソンは42周目に2度目のピットインをし、15番手で復帰。その後、それぞれ1つずつ順位を上げ、デビッドソン14位、佐藤18位でチェッカーを受けた。

COMMENT

SUPER AGURI F1 TEAM コメント

Anthony Davidson アンソニー・デビッドソン(14位)
 

「いいスタートだったが、その後、ターン1への進入でクルサード(レッドブル)とフィジケラに挟まれてしまった。フィジケラとトゥルーリが接触し、トゥルーリがスピンしたので、彼を避けるためアウト側に行かなければならず、コースから外れてしまった。そして、コースに戻ったときにほかのマシンに接触し、マシンの前方にダメージを負ってしまった。それがマシンのバランスに決定的な影響を与えた。その後のレースは本当にタフだった。僕たちはいい戦略を用意していた。レース中、ずっと戦っていたトロロッソを抜くことができたので、スタートで小さな接触があったことが残念だった。しかし、そのあとはクリーンないいレースだったし、再びグランプリを完走することができたのはいい気分だった」

Takuma Sato 佐藤琢磨(18位)
  「タフなレースだった。スタートはあまりよくなかったけれど、ポジションは維持することができた。ターン1で後続グループの中での順位を上げることができると楽観していたが、僕のすぐ前でトヨタの1台がスピンして、ラインを完全にブロックしてしまった。彼を避けるためにすごく強くブレーキを踏んでアウト側へ避けたが、それで順位を落としてしまった。その後のレースはとてもタフだったし、ほとんど何も起こらなかった。レースの週末をこんな形で終えなければならないのは残念だ。今週末はグリップに苦しみ、ずっとスピードが出なかった」
Aguri Suzuki 鈴木亜久里
SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表
  「出場車両のほとんどがフィニッシュしたかなり厳しいレースだった。僕たちの2台のマシンはまあまあのスタートを切ったが、第1コーナーでのトゥルーリのことがあり、アンソニーはラインが膨らみ、その後、彼はほかのマシンに接触してしまった。一方、琢磨は渋滞の中での衝突事故を避けるために、ほとんどストップしなければならないほどだった。このアクシデントが原因で、アンソニーのSA07に問題が生じ、その後のレース全体のラップタイムに影響が出た。しかし、2台そろっての完走を果たすことができたのはよかった。チームもドライバーたちも、今日もよくがんばってくれた」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

ROUND
#12
AUGUST 26, 2007
順位 No. ドライバー コンストラクター タイム/差
1 5 F.マッサ フェラーリ 1:26:42.161
2 6 K.ライコネン フェラーリ +2.275
3 1 F.アロンソ マクラーレン +26.181
4 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー +39.674
5 2 L.ハミルトン マクラーレン +45.085
6 4 H.コバライネン ルノー +46.169
7 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ +55.778
8 10 R.クビツァ BMWザウバー +56.707
9 3 G.フィジケラ ルノー +59.491
10 14 D.クルサード レッドブル +71.009
11 17 A.ブルツ ウィリアムズ +79.628
12 11 R.シューマッハ トヨタ +1Lap
13 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team +1Lap
14 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM +1Lap
15 18 V.リウッツィ トロロッソ +1Lap
16 12 J.トゥルーリ トヨタ +1Lap
17 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team +1Lap
18 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM +1Lap
19 19 S.フェテル トロロッソ +1Lap
20 21 山本左近 スパイカー +2Laps
21 20 A.スーティル スパイカー DNF
RT 15 M.ウェーバー レッドブル DNF
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ポイントランキング

ドライバー
 
順位 No. ドライバー コンストラクター 総合ポイント
1 2 L.ハミルトン マクラーレン 84
2 1 F.アロンソ マクラーレン 79
3 5 F.マッサ フェラーリ 69
4 6 K.ライコネン フェラーリ 68
5 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー 47
6 10 R.クビツァ BMWザウバー 29
7 4 H.コバライネン ルノー 19
8 3 G.フィジケラ ルノー 17
9 17 A.ブルツ ウィリアムズ 13
10 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ 9
11 15 M.ウェーバー レッドブル 8
12 14 D.クルサード レッドブル 8
13 12 J.トゥルーリ トヨタ 7
14 11 R.シューマッハ トヨタ 5
15 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 4
16 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1
17 19 S.フェテル トロロッソ 1
18 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 0
19 19 S.スピード トロロッソ 0
20 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM 0
21 20 A.スーティル スパイカー 0
22 21 C.アルバース スパイカー 0
23 18 V.リウッツィ トロロッソ 0
24 21 山本左近 スパイカー 0
- 18 M.ビンケルホック スパイカー 0
        MORE
コンストラクター
 
順位 コンストラクター 総合ポイント
1 マクラーレン 148
2 フェラーリ 137
3 BMWザウバー 77
4 ルノー 36
5 ウィリアムズ 22
6 レッドブル 16
7 トヨタ 12
8 SUPER AGURI F1 TEAM 4
9 Honda Racing F1 Team 1
10 トロロッソ 0
11 スパイカー 0
    MORE
   
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