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FORMULA 1
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アメリカ UNITED STATES GP
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ROUND
#07
JUNE 17, 2007
リザルト ポイント

デビッドソン11位、バトン12位完走

第7戦 アメリカGP
2007年6月17日(日)・決勝
会場:インディアナポリス・モータースピードウェイ
天候:晴れ
気温:35〜36℃

第7戦アメリカGPの決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは12位完走。ルーベンス・バリチェロは1周目でリタイアした。

一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、アンソニー・デビッドソンが11位完走。佐藤琢磨は13周でリタイアを喫した。

   
Honda Racing F1 Team

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開

第7戦 アメリカGP

決勝当日も、朝から快晴。気温は午前中ですでに30℃を超え、レース開始時点の午後1時には36℃まで上がった。路面温度も60℃。今季最も暑いレーススタートとなった。

スタート直後の1コーナーで、バリチェロは、ラルフ・シューマッハ(トヨタ)、デビッド・クルサード(レッドブル)と絡む接触事故に見舞われてしまう。バリチェロはピットまで自力で戻ったものの、フロントサスペンションのダメージが大きく、そのままリタイアとなった。バトンもこの接触が影響し、序盤は16番手を走行する。

29周目。バトンは14番手を走行。11番手のジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)からデビッドソンまでの6台が、ほぼ数珠つなぎとなっている。そして37周目から12番手まで上がっていたバトンは、前を走るアレキサンダー・ブルツ(ウィリアムズ)と同時に43周目で唯一のピットストップを敢行。しかし給油作業に手間取り、15番手まで後退する。

56周目のニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)のストップで、バトンは順位を上げ、12番手を走行。しかし65周目には、デビッドソンに1コーナーでかわされ13番手に。終盤のニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)のリタイアで順位を戻し、12位完走となった。

   
COMMENT

Honda Racing F1 Team コメント

Jenson Button ジェンソン・バトン(12位)
  「今日のレースを楽しみにしていたが、僕たちにとっては残念な午後だった。スタートのとき、僕はコースのアウトサイドにいて、ルーベンスと接触し、フロントにダメージを負った。そして、コースオフしてしまい、ポジションを大きく落としてしまった。それでも、ピットストップまでは何度かいいオーバーテイクをすることができ、楽しいレースだった。しかし、ピットストップ中に給油のリグにトラブルがあって、タイムをロスし、15kgほど多く燃料を積むことになってしまった。このことが残りのレースに響いて、ペースが落ちてしまった。来週、ヘレスでテストがあるが、パフォーマンス改善のために、やるべきことはたくさんある」
Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ(リタイア)
  「1コーナーでのことは、ただただアンラッキーだっただけだと思う。スピンしたラルフ(シューマッハ)を避けようとして、不運にも2台のマシンにぶつかってしまった。その1台がジェンソンだったんだ。衝撃でフロントサスペンションが破損し、それでレースが終わった。悲しいことにジェンソンのマシンもダメージを受けてしまった。来週はヘレスでの大事なテストを控えている。チームはこれから先のことを見据えて、残りのレースに向け、パフォーマンス向上に集中している」
Jacky Eeckelaert ジャッキー・エッケラート
Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター
  「ルーベンスはすばらしいスタートを切ってロズベルグをオーバーテイクし、ラルフ・シューマッハに並んだ。不運なことに、そのあと1コーナーでのアクシデントに巻き込まれてしまったんだ。彼のサスペンションは修理できるものではなく、そこで彼のレースは終わった。ジェンソンも同じ事故で5つポジションを下げ、マシンの右側面にダメージを負ったが、そのことで空力面でのパフォーマンスに影響が出た。それにもかかわらず、彼はピットストップまでに6つポジションを上げた。ピットストップでは、フューエルリグのトラブルがあり、別のリグに変えたことでジェンソンの大事な時間が失われた。真ん中の集団は非常に接近していたので、ジェンソンのポジションは3つ落ちることになってしまった。両方のリグから燃料が入ってしまったため、彼は第2スティントを重い状態で走ることになり、その後のレースペースが上がらなかった」
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SUPER AGURI F1 TEAM

SUPER AGURI F1 TEAM 決勝レースの展開

第7戦 アメリカGP

佐藤が得意のスタートを決め、序盤は15番手。デビッドソンは1コーナーの事故を辛くも逃れたものの、17番手に後退した。一方の佐藤は、7周目にスコット・スピード(トロロッソ)、その後エイドリアン・スーティル(スパイカー)を抜くが、14周目の3コーナーでスピン。グラベルに捕まって、脱出できずにリタイアとなった。

デビッドソンは、41周目まで引っ張ってピットへ。短いスティントをこなし、53周目に再度ピットイン。13番手でコースに復帰した。そして65周目には、バトンを抜いて12番手に。さらに終盤、ロズベルグのリタイアで順位を上げて、11位でチェッカーを受けた。

COMMENT

SUPER AGURI F1 TEAM コメント

Anthony Davidson アンソニー・デビッドソン(11位)
 

「マシンによってウイングレベルが異なり、ストレートやコーナリングのスピードもさまざまだったので、面白いレースだったね。僕たちはタイヤをセーブするためにウイングを少し強くして走ることを選んでいたので、ストレートでドラッグと戦いながら前との距離を縮めていくのは大変だった。第1コーナーは混乱した状態だったし、コース全体がタイヤかすで汚れていたこともあり、オーバーテイクの場面がたくさん見られたレースだった。すばらしいレースだったと思うし、僕もレースを存分に楽しむことができた。再びグランプリをフィニッシュすることができて本当にうれしいし、チームにとってもHondaにとっても最高の結果となった。すばらしい日だったよ」

Takuma Sato 佐藤琢磨(リタイア)
  「難しいスタートで、2台に抜かれることになってしまった。ターン1のアクシデントを回避して、そのあと、周回を重ねながら順位を上げていった。かなりのポジションを取り戻すことができて最高だったけれど、コースがクリアになって本格的にプッシュしていこうと思ったときに路面の汚れを踏んでターン3でコースアウトしてしまった。僕にとってはいい日ではなかったが、ヨーロッパで再びいいポジションからスタートできることを願っている」
Aguri Suzuki 鈴木亜久里
SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表
  「僕たちにとって、難しい週末になることはわかっていたが、実際にとても厳しいレースになった。しかし、今日はアンソニーががんばってくれた。琢磨はただついていなかった。アンソニーのラップタイムは速かったし、安定していた。全体的にはチームにとって厳しい週末だったし、いくつかの問題に遭遇することになったが、結果的にはアンソニーもチームもとてもいい仕事をしてくれたと思う」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

ROUND
#07
JUNE 17, 2007
順位 No. ドライバー コンストラクター タイム/差
1 2 L.ハミルトン マクラーレン 1:31:09.965
2 1 F.アロンソ マクラーレン +1.518
3 5 F.マッサ フェラーリ +12.842
4 6 K.ライコネン フェラーリ +15.422
5 4 H.コバライネン ルノー +41.402
6 12 J.トゥルーリ トヨタ +66.703
7 15 M.ウェーバー レッドブル +67.331
8 10 S.フェテル BMWザウバー +67.783
9 3 G.フィジケラ ルノー +1Lap
10 17 A.ブルツ ウィリアムズ +1Lap
11 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM +1Lap
12 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team +1Lap
13 19 S.スピード トロロッソ +2Laps
14 20 A.スーティル スパイカー +2Laps
15 21 C.アルバース スパイカー +3Laps
16 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ DNF
17 18 V.リウッツィ トロロッソ DNF
RT 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー DNF
RT 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM DNF
RT 14 D.クルサード レッドブル DNF
RT 11 R.シューマッハ トヨタ DNF
RT 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team DNF
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ポイントランキング

ドライバー
 
順位 No. ドライバー コンストラクター 総合ポイント
1 2 L.ハミルトン マクラーレン 58
2 1 F.アロンソ マクラーレン 48
3 5 F.マッサ フェラーリ 39
4 6 K.ライコネン フェラーリ 32
5 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー 26
6 3 G.フィジケラ ルノー 13
7 10 R.クビツァ BMWザウバー 12
8 4 H.コバライネン ルノー 12
9 17 A.ブルツ ウィリアムズ 8
10 12 J.トゥルーリ トヨタ 7
11 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ 5
12 14 D.クルサード レッドブル 4
13 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 4
14 15 M.ウェーバー レッドブル 2
15 11 R.シューマッハ トヨタ 2
16 10 S.フェテル BMWザウバー 1
17 19 S.スピード トロロッソ 0
18 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 0
19 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM 0
20 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 0
21 20 A.スーティル スパイカー 0
22 21 C.アルバース スパイカー 0
23 18 V.リウッツィ トロロッソ 0
        MORE
コンストラクター
 
順位 コンストラクター 総合ポイント
1 マクラーレン 106
2 フェラーリ 71
3 BMWザウバー 39
4 ルノー 25
5 ウィリアムズ 13
6 トヨタ 9
7 レッドブル 6
8 SUPER AGURI F1 TEAM 4
9 トロロッソ 0
10 Honda Racing F1 Team 0
11 スパイカー 0
    MORE
   
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