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FORMULA 1
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モナコ MONACO GP
モナコグランプリ
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ROUND
#05
MAY 26, 2007
リザルト

バリチェロ、バトンが9番、10番グリッドを獲得

第5戦 モナコGP
2007年5月26日(土)・予選
会場:モンテカルロ市街地
天候:晴れ
気温:25〜26℃(予選)

第5戦モナコGPの2日目・予選で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロ、ジェンソン・バトンが、今シーズン初となる最終セッション進出を果たし、明日の決勝を9、10番グリッドからスタートすることとなった。

一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、アンソニー・デビッドソンが17番手、佐藤琢磨は21番手だった。

   
Honda Racing F1 Team

Honda Racing F1 Team 2日目の展開

第3戦 バーレーンGP

モナコの土曜日は、明け方から雨となった。いったんはやんだものの、フリー走行開始直前から再び降り出した。ほとんどのチームが走行を控えていたが、残り30分前後から徐々に走行を再開する。完全なウエット路面の中、Honda勢のマシン2台はウエットでのマシンバランスもよく、バトンはトップタイムをマーク。その後、路面が乾き出し、最終的には9番手に落ち着いた。一方のバリチェロもバトンとほぼ同タイムで10番手だった。

予選開始時の午後2時、路面はほぼ乾いている。すべてのマシンが、ドライタイヤで走行することとなった。Honda勢の2台は、いずれも硬い方のソフトスペックでアタック。徐々に路面にラバーが乗り、周回ごとにタイムを更新する。このセッションは、バリチェロ8番手、バトン9番手で第2セッションへ進んだ。

第2セッションは、最初からスーパーソフトでアタック。2回目のアタックではバリチェロが1分16秒454、そしてバトンが1分16秒457という僅差。このセッションは、10、11番手となり、わずか1000分の3秒差で、バトンは最終セッションへの出場権を失ったかと思われた。

しかし、7番手のデビッド・クルサード(レッドブル)が、走路妨害で最終セッションへの出場停止のペナルティを受ける。これでHonda勢は今季初めて、2台そろって最終セッションへ駒を進めた。

予選最終セッション。はじめは、できるだけマシンを軽くするために周回を重ねる。ところがその最中に、バトンから「雨!」という報告がラジオで入る。とはいえ、さほどの降雨とは判断されず、そのままドライタイヤでの走行が続いた。最終的にバリチェロ9番手、バトン10番手のグリッドを獲得し、明日のモナコGP決勝レースに臨む。

   
COMMENT

Honda Racing F1 Team コメント

Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ
  3回目フリー走行 10番手 1分37秒463
予選9番手 1分17秒498
「今日は、チームのみんなにとても感謝している。すばらしい仕事のおかげで、予選の最終セッションに進むことができた。まだまだ道のりは長く、やらなければいけないことも多いが、僕らは少しずつ進歩しているし、今日の結果には勇気づけられた。必ず僕らはトップに戻ってみせる。明日がすごく楽しみだ。いつもすばらしいレースとなるモナコを9番手からスタートできるから、ポイント獲得に期待したい」
Jenson Button ジェンソン・バトン
  3回目フリー走行 9番手 1分37秒442
予選10番手 1分17秒939
「今日は予選の最終セッションに進出できて、本当によかった。僕らは間違いなく、正しい方向に進んでいる。無線がうまく働かなくて常にとぎれとぎれだったので、結局は無線を取り外さざるをえなかった。今日のように、常に限界の状態が続く予選では、理想的な状態とはいえなかった。モナコでは何よりも予選のポジションが重要だ。その意味では、今日の結果は本当に満足しているし、チームはすばらしい仕事をしてくれた。明日も結果を残したい。すごく楽しみにしている」
Jacky Eeckelaert ジャッキー・エッケラート
Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター
  「今シーズンで一番いい予選結果だった。両ドライバーとも、特にモナコでトップ10圏内に入れたことは大きい。ここではグリッドポジションがレース結果に響く。今日の2人は、すばらしいドライビングで、マシンの実力を最大限に引き出してくれた。彼らの見事な仕事ぶりに加え、これを支えたチームも称賛したい。今朝のフリー走行では、開始直前とセッション中の雨に影響を受けたが、予選はドライで助かった。明日は今日以上にいいレースを期待したい」
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SUPER AGURI F1 TEAM

SUPER AGURI F1 TEAM 2日目の展開

第3戦 バーレーンGP

午前中のフリー走行で、佐藤はセッション後半までガレージで待機。走行を開始した直後、7番手のタイムをマークして順調に走行を続ける。路面コンディションが目まぐるしく変化する中、最後は佐藤13番手、デビッドソン14番手となった。

予選第1セッションは、佐藤、デビッドソンともに、周回のたびに順調にタイムを縮めていき、トップから16番手の位置をキープ。しかし終盤、後方にいたライバルたちが次々とラップタイムを上げる。そんな中、2人のドライバーはともに最終アタックのタイミングを失い、アタックができないままデビッドソン17番手、佐藤21番手に終わり、第2セッション進出は果たせなかった。

COMMENT

SUPER AGURI F1 TEAM コメント

Anthony Davidson アンソニー・デビッドソン
  3回目フリー走行 14番手 1分38秒180
予選17番手 1分18秒250
「どのチームも条件は同じだが、今日はとても難しいコンディションだった。予選セッションはかなり混み合っていたが、チームのおかげでいいタイミングでコースに出ることができた。最後の予選走行を行えなかったのは残念だった。雨が今にも降り出しそうだったので、3回目の走行まで走り終えたいと思っていた。しかし、だれかが間違いを犯したとは思っていないし、今日の結果には満足している。ただ運が悪かっただけだ」
Takuma Sato 佐藤琢磨
  3回目フリー走行 13番手 1分38秒121
予選21番手 1分18秒554
「午前中のセッションは、雨で誰にとっても難しかったが、僕たちはウエットコンディションのいいデータを集めることができた。予選がスタートして、最初の走行はウオームアップに過ぎず、2回目の出走では渋滞に巻き込まれてしまい、いいクイックラップを走ることができなかった。最後の予選ラップの準備のためにピットへ戻ったのだけれど、時間配分のスケジュールが間違っていて、3回目の走行ではラインを越えることができず、とても残念だった」
Graham Taylor グラハム・テーラー
SUPER AGURI F1 TEAM スポーティング・ディレクター
  「午前中は天気のせいで少し予定が狂ったが、両ドライバーともとてもよくがんばってくれた。予想どおりの中位のポジションだった。予選の最中も雨だったら、もっといいポジションだったと思う。しかし、予選で我々は無理をしすぎた。タイミングに関しては、琢磨もアンソニーも予定していた3回目の走行を行うことができず、ドライバーの期待を裏切ってしまった。これまでも言ってきたことだが、我々はまだ若いチームであり、常に学ぶ必要があるということだ」
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RESULT

予選リザルト

ROUND
#05
MAY 26, 2007
順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 1 F.アロンソ マクラーレン 1:15.726
2 2 L.ハミルトン マクラーレン 1:15.905
3 5 F.マッサ フェラーリ 1:15.967
4 3 G.フィジケラ ルノー 1:16.285
5 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:16.439
6 15 M.ウェーバー レッドブル 1:16.784
7 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:16.832
8 10 R.クビツァ BMWザウバー 1:16.955
9 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:17.498
10 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:17.939
11 14 D.クルサード レッドブル -
12 17 A.ブルツ ウィリアムズ 1:16.662
13 18 V.リウッツィ トロロッソ 1:16.703
14 12 J.トゥルーリ トヨタ 1:16.988
15 4 H.コバライネン ルノー 1:17.125
16 6 K.ライコネン フェラーリ -
17 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM 1:18.250
18 19 S.スピード トロロッソ 1:18.390
19 20 A.スーティル スパイカー 1:18.418
20 11 R.シューマッハ トヨタ 1:18.539
21 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 1:18.554
22 21 C.アルバース スパイカー -
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