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FORMULA 1
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オーストラリア AUSTRALIAN GP
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ROUND
#01
MARCH 16, 2007
リザルト

バトン、バリチェロが14、15番手

第1戦 オーストラリアGP
2007年3月16日(金)・1日目フリー走行
会場:アルバートパーク・サーキット
天候:曇り
気温:23〜27℃

開幕戦オーストラリアGPの初日午後のフリー走行で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは14番手、ルーベンス・バリチェロは15番手だった。一方のSUPER AGURI F1 TEAMは、アンソニー・デビッドソンが11番手、佐藤琢磨は13番手だった。

Honda Racing F1 Team

Honda Racing F1 Team 初日の展開

第1戦 オーストラリアGP

2007年シーズンの開幕戦は、去年のバーレーンから、例年通りオーストラリア・メルボルンでの開催に戻った。HondaはこのオーストラリアGPで、環境をテーマに地球をイメージしたカラーリングのマシンをサーキットで初めて披露した。

午前10時からの1回目の走行は、未明からの雨の影響であいにくのウエット路面。それでもセッションが始まる時点ではすでに雨は止んでおり、そのうち日も射し始めて、路面は急速に乾いていった。終盤には、ほぼ全車がドライタイヤで周回し、バトンが5番手、バリチェロも10番手の総合タイムだった。

午後になって路面は完全に乾いたものの、路面温度は30℃前後と低い。そのせいか、タイムの伸びは今ひとつだ。とはいえHondaの2台は、コンスタントにトップ10内のタイムを出す。しかし中盤、バリチェロが挙動を乱してスピン。最終コーナーのタイヤバリアに突っ込み、赤旗中断となった。

15分後に走行は再開され、バトンが周回を重ねて、14番手で初日のセッションを終えた。バリチェロは15番手だった。

COMMENT

Honda Racing F1 Team コメント

Jenson Button ジェンソン・バトン
  1回目フリー走行 5番手 1分31秒162
2回目フリー走行 14番手 1分29秒066
「プログラム通りに走るという、いつも通りの一日だった。変わりやすいコンディションだったから、ウエットのブリヂストンポテンザタイヤで走ることができた。レースシーズンが始まりうれしく思っているが、僕らはバランスのいいマシンのセットアップに、懸命に努めている。今日のポジションを見れば、僕らが期待するポジションとのギャップを縮めるために、もっと多くのことをしなければならないことは明らかだ」
Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ
  1回目フリー走行 10番手 1分31秒737
2回目フリー走行 15番手 1分29秒542
「午後のセッション後半で少し走れなかったことを除いては、クルマのセットアップができ、かなりいい一日だった。スピンは、午前中から湿っていた芝生に触れただけのこと。その時点でトップ10に入っていた自分のタイムには満足していたが、当然もっとよくなることを目指している。予選で僕らが望むポジションを獲得できるように、今夜はやることがたくさんある」
Jacky Eeckelaert ジャッキー・エッケラート
Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター
  「今日の計画は、午前中のセッションで、普段通りのレースに向けたセットアップ作業、午後はロングランにフォーカスすることだった。ウエットコンディションを考慮し、プログラムを若干変更した。ルーベンスの午後の走行は、最終コーナーの入り口でスピンを喫したことでクルマにダメージを負い、早々に打ち切られ、残念ながら残りのセッションに復帰できなかった。一方、ジェンソンは予定していたプログラムをこなすことができ、明日の予選に向けて、マシンのバランスを改善する有効なデータを集めることができた」
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SUPER AGURI F1 TEAM

SUPER AGURI F1 TEAM 初日の展開

第1戦 オーストラリアGP

新車SA07は、水曜日にサーキットで初披露されたばかり。GP初日がシェイクダウンとなった。佐藤はウエットタイヤで数周をこなしたあとは、すぐにガレージへ。ドライタイヤに履き替え、路面が乾くのを辛抱強く待った。そしてセッション終盤、路面温度はまだ低いものの、ソフトタイヤで1分31秒782のタイムをマーク。バリチェロに次ぐ、11番手の速さだった。一方、ドライタイヤで走らなかったデビッドソンは、18番手だった。

午後のセッションで、SA07がポテンシャルの高さを見せた。セッション中盤、まずは佐藤がトップのアロンソから1秒4落ちの、9番手に付けた。その後はデビッドソンが、佐藤をしのぐタイムを出す。最終的には順位を落としたものの、デビッドソン11番手、佐藤13番手という結果だった。

COMMENT

SUPER AGURI F1 TEAM コメント

Anthony Davidson アンソニー・デビッドソン
  1回目フリー走行 18番手 1分39秒221
2回目フリー走行 11番手 1分28秒727
「いい一日だった。マシンの信頼性も回復した。午前中は特に難しい天気で、僕にはほかの人たちと同じようにグルーブドタイヤでは走らないという決定が下された。このために第2セッションが少し難しくなってしまったが、いずれにせよいい一日だった。明日が楽しみだ」
Takuma Sato 佐藤琢磨
  1回目フリー走行 11番手 1分31秒782
2回目フリー走行 13番手 1分29秒009
「いいスタートが切れたと思う。マシンには何も問題がなかったし、すべてがスムーズに運んだ。第1セッションは天候が不安定だったので、少し妥協しなければならなかったが、2種類のタイヤを経験できたのでよかった。SA07でのいい初走行になった。明日までにやることはたくさんあるが、前向きに取り組み、明日はもっと前進できればいいと思う」
Graham Taylor グラハム・テーラー
SUPER AGURI F1 TEAMスポーティング・ディレクター
  「午前中のセッションでいい情報を集めることができた。いいタイミングでサーキットに来ることができたと思う。これで、予選やレースの天候が不安定でも、ウエットとドライタイヤがクロスオーバーするポイントがわかった。午後のセッションは最高で、ドライバーたちは競い合って、とてもコンペティティブな走りを見せてくれた。午後のセッション開始直後はマシンのバランスは最高とはいい難かったが、ドライバーとレースエンジニアのおかげでセッションの終了時にはバランスもずいぶんとよくなっていた。両車ともとてもコンペティティブなタイムを出すことができたが、まだ汚れがあったコースにうまく合わせられたこともあって、実際よりいいポジションが得られたのだと思う。でも、最高だ。去年と比べてずいぶんと内容が濃いし、技術的な観点から見ても、より多くの収穫があった」
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RESULT

フリー走行2リザルト

ROUND
#01
MARCH 16, 2007
順位 No. ドライバー コンストラクター タイム
1 5 F.マッサ フェラーリ 1:27.353
2 6 K.ライコネン フェラーリ 1:27.750
3 2 L.ハミルトン マクラーレン 1:27.829
4 3 G.フィジケラ ルノー 1:27.941
5 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1:27.970
6 17 A.ブルツ ウィリアムズ 1:27.981
7 1 F.アロンソ マクラーレン 1:28.040
8 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ 1:28.055
9 10 R.クビツァ BMWザウバー 1:28.281
10 14 D.クルサード レッドブル 1:28.495
11 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM 1:28.727
12 12 J.トゥルーリ トヨタ 1:28.921
13 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 1:29.009
14 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 1:29.066
15 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 1:29.542
16 11 R.シューマッハ トヨタ 1:29.574
17 15 M.ウェーバー レッドブル 1:29.801
18 4 H.コバライネン ルノー 1:30.097
19 19 S.スピード トロロッソ 1:30.383
20 20 C.アルバース スパイカー 1:31.108
21 21 A.スーティル スパイカー 1:31.175
22 18 V.リウッツィ トロロッソ 1:31.693
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