朝から秋晴れが広がった鈴鹿サーキット。だが、かなり強い風がメインストレート進行方向に吹いている。マシン挙動やギア比設定に、少なからぬ影響を与えそうだ。さらに西方には黒雲が湧き出し、強風に運ばれた雨粒が時折顔に当たる。
午前中のフリー走行は、バトン3番手、バリチェロ18番手だった。
午後も晴れたが、依然としてかなり風は強い。コース脇にいると、身体がよろけるほどの強風だ。予選第1セッションは、バトンが2度目のアタックで5番手タイムをマーク。バリチェロはグリップ不足にてこずり14番手だったものの、バトンとともに、次のセッションへと進んだ。
第2セッションでは、M.シューマッハ(フェラーリ)がコースレコードを1秒以上縮めて1分28秒台に突入する中、バトンは、1分30秒268のタイムで4番手。バリチェロは最後のアタックで何とか10番手に入った。
トップ10グリッドが決まる最後のセッションは、雨が気になる天候に。セッション中盤のアタックでは、バリチェロ7番手、バトン9番手。そして終了3分前、最後のアタックに出て行く。しかしバトン7番手、バリチェロ8番手に終わった。 |