Formula 1 Honda Racing
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2006.07.30 Rd.12 ドイツGP
スケジュール
Rd. Date
01 3/12
バーレーンGP
02 3/19
マレーシアGP
03 4/2
オーストラリアGP
04 4/23
サンマリノGP
05 5/7
ヨーロッパGP
06 5/14
スペインGP
07 5/28
モナコGP
08 6/11
イギリスGP
09 6/25
カナダGP
10 7/2
アメリカGP
11 7/16
フランスGP
12 7/30
ドイツGP
13 8/6
ハンガリーGP
14 8/27
トルコGP
15 9/10
イタリアGP
16 10/1
中国GP
17 10/8
日本GP
18 10/22
ブラジルGP
第12戦 ドイツGP
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バトン、4位。第6戦以来のポイント獲得を果たす
2006年7月30日(日)・決勝 
会場:ホッケンハイム・リンク 天候:晴れ 気温:32〜34℃
リザルト&ポイント

 ドイツGP決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは4位でフィニッシュ。第6戦スペインGP以来のポイント獲得を果たした。ルーベンス・バリチェロは、19周目でエンジントラブルによりリタイアした。

 一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、このレースがF1決勝のデビュー戦となる山本左近が、1周目でドライブシャフトのトラブルによりリタイア。また、15番手を走っていた佐藤琢磨も、後半の38周目にギアボックスのトラブルによりレースを終えた。

第11戦 フランスGP
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第11戦 フランスGP
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Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開

 決勝当日のホッケンハイムは、開始時点の午後2時で気温33℃、路面温度48℃というコンディション。スタート直後、4番手でスタートしたバトンはルノーの2台に先行されるものの、抜き返して4番手に復帰。6番手からのスタートとなったバリチェロは、9番手に後退する。

 19周目。7番手で最初のピットインを終えたバリチェロは、コース復帰直後にエンジンから炎が上がり、痛恨のリタイアとなった。

 一方バトンは、レース3分の1を終え、4番手をキープ。その後28周目に、3番手のM.ウェーバー(ウィリアムズ)がピットに入り、待望の表彰台圏内に入った。41周目の2回目のピットインで順位を落としたものの、55周目のK.ライコネン(マクラーレン)のピットインで、再び3番手に順位を上げる。しかし、ゴールまであと10周となる57周目に、ライコネンに抜かれ4番手。そのままフィニッシュした。惜しくもHonda F1参戦300戦目を表彰台で飾ることはできなかった。しかし、第6戦スペインGP以来のポイント獲得を果たした。

第12戦 ドイツGP
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第12戦 ドイツGP
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Honda Racing F1 Team コメント

ジェンソン・バトン 4位
「今日はすばらしいレースができて、特に最初の2スティントはとてもよかった。スタート後、ルノーの2台を抜き、その後レース中にもライコネンをパスできたので、いい気分だったし、すごく楽しかったよ。最後のスティントはすごく厳しくて、左フロントタイヤのグレーニング(※)がひどかったし、リアもロックしてばかりだったから、ライコネンを抑えきることはできなかった。でもハッピーだよ。僕らは大きく前進しているし、この週末はとても力強かった。大変な仕事ではあるけど、この勢いをハンガリーでも持続しないといけないね。でも軌道に乗ってきた気がするよ」
※グレーニング:ささくれ磨耗

ルーベンス・バリチェロ リタイア(19周目)
「今週末はいい進歩が見られていたから、スタートの悪さと、最後がエンジントラブルで終わってしまったことが悔やまれる。最初の数周は順調に走行できていて、戦略とロングランのペースをもってすれば、いい結果を出せたはずだ。1回目のピットストップを終えて間もなく、エンジンから火が出て、タイヤがオイルに乗ってしまい、スピンアウトしてレースを終えてしまった。みんなこの一歩を踏み出すためにハードワークを続けてきたんだから、この進歩をハンガリーまで持ち越したいね」

ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「今日はジェンソンがチームによい結果をもたらしてくれた。昨日の予選では力強いパフォーマンスが見られたものの、スタートは2台とも最高とはいえなかった。しかしジェンソンもルーベンスも、ハンドリングのよかった第1スティントでポジションを奪い返している。ジェンソンは表彰台を目指して懸命に戦い続けたが、最後のスティントではマシンのハンドリングが厳しくなり、3番手を守ることはできなかった。非常によい週末だっただけに、ルーベンスのリタイアは残念だ。しかし総合的に4位という結果はうれしいし、マシンのパフォーマンス向上を励みに、ホッケンハイムを後にすることができる。これはすべて、マシンとエンジンの両方でさまざまな開発を実現するために、過酷な作業を続けてきたチームの努力のたまものだ」

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第12戦 ドイツGP
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SUPER AGURI F1 TEAM 決勝レースの展開

 予選をTカーで走った山本は、決勝は修復された新車SA06で出走。ピットからのスタートとなった。しかしスタート直後からペースが上がらない。ピットに戻り、ドライブシャフトのトラブルにより、そのままリタイアを喫した。
 
  一方の17番手スタートの佐藤は、スタートから順調な出足で、15番手まで順位を上げる。しかし、T.モンテイロ(ミッドランド)を抑え、15番手を走っていた38周目。ギアボックスの油圧系トラブルにより緊急にピットインし、痛恨のリタイアとなった。

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SUPER AGURI F1 TEAM コメント

佐藤琢磨 リタイア(38周目)
「ドイツでのSA06のデビューは前向きなもので、昨日の予選でもマシンのパフォーマンスはとてもよかった。今日のレースはもう少しいいペースで走れると思っていたので、少し残念だったが、SA05からは大きなステップアップなので、じきによくなるだろう。ミッドランドの2台とレースできたのはエキサイティングだったし、第2スティントでもまだそのうちの1台は僕の後ろにいた。最終的にはギアボックス関係のオイルのトラブルでレースをリタイアしなければならなかったが、SA06はニューマシンなので、何かしらの問題に遭遇したとしてもたいして驚かない。もちろん、今日のレースは残念だったが、全体的には僕たちにとってはいい週末だった。簡単なものではなかったが、それでもいい週末だったと思う」

山本左近 リタイア(1周目)
「今日は1周しかできず、レースをできなかったことをとても残念に思っている。しかし、ポジティブに考えれば、今日はSA06のデータをこれまでより多く集めることができたので、ハンガリーまでの研究材料として役立てることができる。SA06はSA05よりも運転しやすいので、このマシンに慣れて、マシンのことを学んで、来週のハンガリーGPに備えたいと思う」

鈴木亜久里 SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表
「F1での初レースで左近が戦えなかったのは、本当に残念だった。今週末は彼もSA06で確かな進歩を見せていたので、ハンガリーではいいレースをすることができるだろう。そして、琢磨は今日もよくやった。コンペティティブな走りで、ミッドランドの2台とファイトできるところを見せてくれたが、残念ながらオイル漏れが発生してしまった。今日はこのような結果に終わったが、このレースの前にはテストを行うこともできなかったので、SA06の初レースには満足している。僕たちは勇気づけられるスタートを切ることができたと思う」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ドライバー コンストラクター タイヤ タイム/差
1 5 M.シューマッハ フェラーリ B 1:27:51.693
2 6 F.マッサ フェラーリ B +0.720
3 3 K.ライコネン マクラーレン M +13.206
4 12 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team M +18.898
5 1 F.アロンソ ルノー M +23.707
6 2 G.フィジケラ ルノー M +24.814
7 8 J.トゥルーリ トヨタ B +26.544
8 15 C.クリエン レッドブル M +48.131
9 7 R.シューマッハ トヨタ B +60.351
10 20 V.リウッツィ トロロッソ M +1Lap
11 14 D.クルサード レッドブル M +1Lap
12 21 S.スピード トロロッソ M +1Lap
13 19 C.アルバース ミッドランド B +1Lap
14 18 T.モンテイロ ミッドランド B +2Laps
RT 9 M.ウェーバー ウィリアムズ B DNF
RT 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM B DNF
RT 17 J.ビルヌーブ BMWザウバー M DNF
RT 11 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team M DNF
RT 16 N.ハイドフェルド BMWザウバー M DNF
RT 4 P.デ・ラ・ロサ マクラーレン M DNF
RT 23 山本左近 SUPER AGURI F1 TEAM B DNF
RT 10 N.ロズベルグ ウィリアムズ B DNF
【ドライバー】 【コンストラクター】
順位 ドライバー コンストラクター 総合
ポイント
1 F.アロンソ ルノー 100
2 M.シューマッハ フェラーリ 89
3 F.マッサ フェラーリ 50
4 G.フィジケラ ルノー 49
5 K.ライコネン マクラーレン 49
6 JP.モントーヤ マクラーレン 26
7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 21
8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 16
9 R.シューマッハ トヨタ 13
10 N.ハイドフェルド BMWザウバー 13
11 D.クルサード レッドブル 10
12 J.トゥルーリ トヨタ 10
13 J.ビルヌーブ BMWザウバー 7
14 M.ウェーバー ウィリアムズ 6
15 N.ロズベルグ ウィリアムズ 4
16 P.デ・ラ・ロサ マクラーレン 2
17 C.クリエン レッドブル 2
18 V.リウッツィ トロロッソ 1
19 S.スピード トロロッソ 0
20 C.アルバース ミッドランド 0
21 T.モンテイロ ミッドランド 0
22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 0
23 井出有治 SUPER AGURI F1 TEAM 0
24 フランク・モンタニー SUPER AGURI F1 TEAM 0
25 山本左近 SUPER AGURI F1 TEAM 0
ポイント一覧
順位 コンストラクター 総合
ポイント
1 ルノー 149
2 フェラーリ 139
3 マクラーレン 77
4 Honda Racing F1 Team 37
5 トヨタ 23
6 BMWザウバー 20
7 レッドブル 12
8 ウィリアムズ 10
9 トロロッソ 1
10 ミッドランド 0
11 SUPER AGURI F1 TEAM 0
ポイント一覧
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