■ルーベンス・バリチェロ 「僕のF1初勝利は、2000年のホッケンハイムだった。その当時とはすっかりレイアウトが変わって、難しいコースになったけど、ここは僕にとって、すごく特別なサーキットだ。追い越しもできて、観客にとって楽しめるコースなんじゃないかな。特に長いストレートからコーナー直前までブレーキを踏まず、追い越していくシーンは、かなりの見どころだと思う。ホッケンハイムでは、通常、蒸し暑く、ドライバーにとっても過酷なレースとなるから、クルマを十分に仕上げていかなければならないね」
■ジェンソン・バトン 「ホッケンハイムでのレースは好きだし、昨年、一昨年の2年連続表彰台と、いい思い出も少なくない。ここは何カ所か、抜けるポイントがある。そのため去年は、ミハエル・シューマッハとの3位争いをおおいに楽しんだよ。今年はそれと同じような結果を出すのは、ちょっとむずかしそうだけど、先週のヘレスでのテストはすごくいい感じだった。これから数戦にかけて、進歩することを祈るばかりだよ」
■ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「ホッケンハイムは全18戦の中でも非常に歴史のあるサーキットなだけに、HondaのF1参戦300戦目を祝うには絶好の場所だと思う。コースレイアウトは近年大きく変わったけれども、追い越しできるという特徴はそのままだ。そのため、面白いレースが期待できる。ここは低速と中速コーナーが、絶妙に配置されているコースでもある。これまでの何戦かがそうだったように、今年の我々には厳しいコース特性ともいえる。それに加え、かなり暑くなりそうなだけに、特にリアタイヤの扱いはさらに慎重さを要するだろう。2人のドライバーも、ここでは過去に素晴らしい成績を挙げており、この週末は、そういった意味でも期待できる。特に先週のヘレスでのテストでも、いい方向にステップアップできた実感があるからね」 |