Formula 1 Honda Racing
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2006.07.16 Rd.11 フランスGP
スケジュール
Rd. Date
01 3/12
バーレーンGP
02 3/19
マレーシアGP
03 4/2
オーストラリアGP
04 4/23
サンマリノGP
05 5/7
ヨーロッパGP
06 5/14
スペインGP
07 5/28
モナコGP
08 6/11
イギリスGP
09 6/25
カナダGP
10 7/2
アメリカGP
11 7/16
フランスGP
12 7/30
ドイツGP
13 8/6
ハンガリーGP
14 8/27
トルコGP
15 9/10
イタリアGP
16 10/1
中国GP
17 10/8
日本GP
18 10/22
ブラジルGP
第11戦 フランスGP
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バリチェロ、バトン、痛恨のリタイア。モンタニーは、母国で16位完走
2006年7月16日(日)・決勝 
会場:マニクール・サーキット 天候:晴れ 気温:33〜36℃
リザルト&ポイント

 フランスGP決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロ、ジェンソン・バトンはともに、トラブルのため完走を逸した。

 一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、フランク・モンタニーが16位完走。佐藤琢磨はクラッチのトラブルのため1周目でリタイアとなった。

第11戦 フランスGP
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Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開

 N.ロズベルグ(ウィリアムズ)らがエンジン交換を行い、10番降格のペナルティを受けたため、バリチェロ13番手、バトン17番手からのスタート。1周目でそれぞれ、一つずつ順位を上げる。しかしレース序盤で、バリチェロはS.スピード(トロロッソ)、J.ビルヌーブ(BMWザウバー)に抜かれ、14番手に後退する。さらに19周目にエンジン付近から煙を吐き、リタイアを喫した。

 バトンも後方集団で走行。32周目までに、上位陣のリタイアで14番手まで順位を上げ、順調なペースで走行し、終盤は11番手を走行。しかし、61周目にピットに入り、そのままリタイアとなった。

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Honda Racing F1 Team コメント

ジェンソン・バトン リタイア(61周目)
「今週末のパッケージの中でまずまずの仕事ができていたし、レースでは昨日の予選よりいい感じで走れた。僕は11番手までポジションを上げ、10番手のスピードを追いかけていた。きっとつかまえられたと思うよ。バックストレートでパワーのロスを感じ、その後ギアのシフトアップをしたら完全にパワーがなくなってしまったんだ。後でデータを見て正確な問題を突き止めなければいけない。第1スティントは苦しかったけど、ピットストップを終えた後の第2、第3スティントでは調子が上がってきていたんだ。マシンの感触は悪くないし、バランスもいい。問題は全体的なスピード不足だけなんだよ。エンジンパワーとダウンフォースからくるものだと思うけど、足りないのはそれと信頼性だけなんだ。僕だけじゃなく、チーム全体がフラストレーションを感じている。この週末すごくがんばっていたからね」

ルーベンス・バリチェロ リタイア(19周目)
「トラブルが何だったのか、今はまだ分からないけど、煙が出ていたし、パワーが落ちてしまったので、どうもエンジンみたいだね。レースではもっといいペースで走れると思っていたんだけど、今週末は何もかも予定通りに運んでくれなかった。とても残念だよ。でも僕はこのチームを信じてるから、自分たちの力で立ち直して見せるよ。今はとても集中しているし、意欲を持っているんだ。きっとこの曲がり角を乗り越えられる。地に足をしっかりつけてモチベーションを高く保ち、仕事を続けていくよ」

ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「われわれにとって厳しい週末だった。ルーベンスはレース序盤にトラブルに見舞われ、ジェンソンも終盤になってリタイアとなってしまった。何が起こったのかは原因を突き止め、対策を施すつもりだ。ジェンソンは後方グリッドから力強い戦いを見せ、戦略と素早い完璧なピットストップでポジションを上げると、終始いいリズムを保ち続けた。こうしたポジティブな面もある一方で、残念な結果のままフランスを離れることになってしまったが、我々はさらに強い決意を持って状況を打開していきたい」

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第11戦 フランスGP
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SUPER AGURI F1 TEAM 決勝レースの展開

 21番グリッドからフォーメーションラップに出ようとした佐藤が、クラッチの不調からなかなか発進できない。何とかスタートしたものの、1周目の6コーナーで自らマシンを止めた。次戦ドイツGPから新車投入が決まっており、これが現行SA05での最後のレース。しかし残念ながら、完走で飾ることはできなかった。

 一方、母国でのレースとなったモンタニーはねばり強く走り続け、3周遅れながら16位完走を果たした。

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SUPER AGURI F1 TEAM コメント

フランク・モンタニー 16位
「レースを完走できたので、僕自身はいい結果だったと思っている。いいスタートを切ることができて、他のドライバーとも戦うことができた。シケインをカットしてしまったが、これはモンテイロ(ミッドランド)にオーバーテイクされてシケインに入れなかったからだ。他のクルマとファイトできたという意味ではいいスタートが切れたと思うし、それ以降はタイヤとマシンに集中しながら、全力で走ることに努めて、レースの流れに任せた。今週末もチームとエンジニアが頑張ってくれたと思うし、SUPER AGURI F1 TEAMと鈴木亜久里代表にはこのチームでレースをする機会を僕に与えてくれたことに感謝したい」

佐藤琢磨 リタイア(1周目)
「もちろん、SA05には本当にありがとうと言いたい。シーズン初めからよく走ってくれたが、今週末は期待していたように終えることができなかった。フォーメーションラップでクラッチにトラブルが生じ、スタートで本当に苦しんだ。ようやく僕が動き始めると、他のマシンはすでに遠くに行ってしまっていたが、ストレートで前のグループに早々に追いつくことができて、ヘアピンの入り口でミッドランドを1台抜くことができた。しかし、その後ギアが入らなくなってしまって、何の手の尽くしようもなかった。チームのみんなが一生懸命努力してくれたのに、本当に残念だ。フランクと僕で戦略を分けていたので、本当に強力なパッケージのはずだった。今日はフランクがすばらしいレースを走ったので、チームにとってもフランクにとっても本当によかったと思う」

鈴木亜久里 SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表
「チームにとっては残念なことに、琢磨はクラッチトラブルでリタイアしなければならなかった。しかし、フランクがレースを完走したことをとてもうれしく思っている。フランスGPは彼にとってとても重要だというだけではなく、チームにとってもここで完走することが必要だった。フランクのラップタイムは安定していて、一つもミスを犯さなかった。今週末もチームは非常にいい仕事をしてくれたと思う。忘れてはならないのは今回もまだSA05という戦闘力の低いクルマで走ったということだ。ドイツで新しいマシンがデビューしたら、よりいい結果が期待できると思っている


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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ドライバー コンストラクター タイヤ タイム/差
1 5 M.シューマッハ フェラーリ B 1:32:07.803
2 1 F.アロンソ ルノー M +10.131
3 6 F.マッサ フェラーリ B +22.546
4 7 R.シューマッハ トヨタ B +27.212
5 3 K.ライコネン マクラーレン M +33.006
6 2 G.フィジケラ ルノー M +45.265
7 4 P.デ・ラ・ロサ マクラーレン M +49.407
8 16 N.ハイドフェルド BMWザウバー M +1Lap
9 14 D.クルサード レッドブル M +1Lap
10 21 S.スピード トロロッソ M +1Lap
11 17 J.ビルヌーブ BMWザウバー M +1Lap
12 15 C.クリエン レッドブル M +1Lap
13 20 V.リウッツィ トロロッソ M +1Lap
14 10 N.ロズベルグ ウィリアムズ B +2Laps
15 19 C.アルバース ミッドランド B +2Laps
16 23 フランク・モンタニー SUPER AGURI F1 TEAM B +3Laps
RT 12 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team M DNF
RT 9 M.ウェーバー ウィリアムズ B DNF
RT 8 J.トゥルーリ トヨタ B DNF
RT 11 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team M DNF
RT 18 T.モンテイロ ミッドランド B DNF
RT 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM B DNF
【ドライバー】 【コンストラクター】
順位 ドライバー コンストラクター 総合
ポイント
1 F.アロンソ ルノー 96
2 M.シューマッハ フェラーリ 79
3 G.フィジケラ ルノー 46
4 K.ライコネン マクラーレン 43
5 F.マッサ フェラーリ 42
6 JP.モントーヤ マクラーレン 26
7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 16
8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 16
9 R.シューマッハ トヨタ 13
10 N.ハイドフェルド BMWザウバー 13
11 D.クルサード レッドブル 10
12 J.トゥルーリ トヨタ 8
13 J.ビルヌーブ BMWザウバー 7
14 M.ウェーバー ウィリアムズ 6
15 N.ロズベルグ ウィリアムズ 4
16 P.デ・ラ・ロサ マクラーレン 2
17 V.リウッツィ トロロッソ 1
18 C.クリエン レッドブル 1
19 S.スピード トロロッソ 0
20 C.アルバース ミッドランド 0
21 T.モンテイロ ミッドランド 0
22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 0
23 井出有治 SUPER AGURI F1 TEAM 0
24 フランク・モンタニー SUPER AGURI F1 TEAM 0
ポイント一覧
順位 コンストラクター 総合
ポイント
1 ルノー 142
2 フェラーリ 121
3 マクラーレン 71
4 Honda Racing F1 Team 32
5 トヨタ 21
6 BMWザウバー 20
7 レッドブル 11
8 ウィリアムズ 10
9 トロロッソ 1
10 ミッドランド 0
11 SUPER AGURI F1 TEAM 0
ポイント一覧
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