Formula 1 Honda Racing
モータースポーツ > F1世界選手権 > 第9戦 カナダGP プレビュー 
グランプリ情報 プレビュー 1日目フリー走行 予選 決勝 フォトギャラリー
2006.06.25 Rd.09 カナダGP
スケジュール
Rd. Date
01 3/12
バーレーンGP
02 3/19
マレーシアGP
03 4/2
オーストラリアGP
04 4/23
サンマリノGP
05 5/7
ヨーロッパGP
06 5/14
スペインGP
07 5/28
モナコGP
08 6/11
イギリスGP
09 6/25
カナダGP
10 7/2
アメリカGP
11 7/16
フランスGP
12 7/30
ドイツGP
13 8/6
ハンガリーGP
14 8/27
トルコGP
15 9/10
イタリアGP
16 10/1
中国GP
17 10/8
日本GP
18 10/22
ブラジルGP
第9戦 カナダGP
カナダGPプレビュー
2006年6月19日(月)

 Honda Racing F1 Teamは、今週末、大西洋を渡り、カナダ・モントリオールで行われる、北米2連戦の初戦、シーズン折り返しともなる第9戦カナダGPに参戦する。カナダGPは、ホンダカナダがメインスポンサーのひとつを務め、その関連イベントで、街中はカーニバルのような賑わいを見せる。チームにとっても、非常に待ち遠しいレースである。

 いつものことながらアウェーとなる北米での2連戦は、ロジスティックの面で困難を伴い、スタッフにとって、モントリオールに到着してからが2週間にわたる戦いの始まりとなる。先週、チームはイタリア・モンツァで、この2連戦に向け、3日間のテストを行った。空力、車体セットアップ、タイヤ評価など、ミディアムダウンフォースを要するモントリオールとインディアナポリスのサーキットの特性に合わせるためのテストが行われ、合計707周、4094kmを走行した。

ページの先頭へ
コメント

ルーベンス・バリチェロ
「カナダGPは全18戦の中でも、大好きなレースのひとつだ。何と言ってもコース自体、すごく走りがいがあるからね。そしてそれに備えるために、僕らはかなりのテストをこなして来た。モンツァでのテスト結果は悪くないし、この週末は戦闘力の高さを見せられるはずだ。それからモントリオールの素晴らしい町の雰囲気も、レースを盛り上げてくれる。この週末が待ち遠しいよ」

ジェンソン・バトン
「モントリオールのサーキットは素晴らしいし、僕自身ここではいつも楽しんで走っている。われわれのクルマも、このコースに合っていると思うしね。何しろここはミディアムダウンフォースを要するコースで、過去数戦に比べ、ウイングを立てる必要がない。テストではいい仕事ができたし、結果にも満足してる。ただ、どこまでいけるかは、実際に週末に走り出してみないとね。現時点で僕らが持ってるものからベストを引き出すのが、一番大事なことだ。お気に入りのサーキットで、モントリオールの雰囲気はいつも素晴らしいし、ホンダカナダにとっても、楽しみな週末だと思う。サーキットの中でも外でも楽しい時間を過ごせることを期待してるよ」

ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「カナダGPは今までの数戦とは、まったく違うチャレンジになる。長い直線と低速コーナーが特徴のレイアウトで、最高速を稼ぐために、ダウンフォースを減らす必要がある。先週のモンツァでは、そのあたりを考えたテストを十分こなした。今週末のレースは、ホンダカナダがメインスポンサーのひとつとして、サーキットや町中で様々なイベントを行うことも、誇りに感じている。中でもクレセントストリート・フェスティバルは、ファンとチーム、そしてドライバーの距離を一気に縮めてくれる貴重な機会だ。この北米2連戦を、楽しみにしてるよ」

中本修平 Honda Racing F1 Team シニアアドバイザー
 ホンダ・レーシング・ディベロップメント エンジニアリングディレクター

「ここ数戦、不本意なレースが続きましたが、カナダでは両ドライバーのポイント獲得を目指します」

 
サーキット情報

ジル・ビルヌーブ・サーキット(全長4.361km、レース70周)

 カナダGPは、モントリオール市街地に近く、セント・ローレンス川に人工的に作られたノートルダム島内に設けられたコースで開催される。島内には1967年カナダ万博の際のパビリオンや、1976年のオリンピックでボート競技に使用された池などがある。この特徴的なサーキットでは、これまで様々なドラマが繰り広げられている。特にここでは、スタート直後に多重事故が起きやすい。とはいえオーバーテイクも可能なだけに、ドライバーにとって楽しみなコースである。また、このコースは、ミディアムダウンフォースを要する。直線がたくさんあり、その先には、シケインやヘアピンがあり、エンジンやブレーキにダメージを与える可能性があることから、チーム関係者にとって、必ずしも好ましいサーキットではないかもしれない。

ページの先頭へ