■ルーベンス・バリチェロ 10位
「まずまずのグリッドポジションからスタートしながら、10位フィニッシュというのはすごく残念だ。ニュータイヤのときはマシンの挙動がいいけど、そのあとはパフォーマンスが落ちていってしまい、ずっと格闘しているような状態だった。トップチームに追いつくためには相当の努力が必要だ。今の状況はフラストレーションがたまるし、マシンもまだ理想とは程遠い状態だ」
■ジェンソン・バトン リタイア(9周目)
「レースは順調だったし、マシンの感触は良かった。先頭集団ほどの速さはなかったけど、挙動もバランスも良かった。すごく楽しんで走れていたんだ。ポジションを上げることができたし、燃料の搭載量を考えると、とてもいい感じだった。そうしたら、マシン後部から炎が上がるのが見えて、タイヤがオイルに乗ってコースオフしてしまった。おそらくエンジンオイルが漏れてしまったんだろう。こんな形でレースを終えてしまうなんて本当に残念だよ。地元の人たちの前だっただけにね。彼らにいいレースを見せてあげられなかったことが悔しい。歩いて帰るときに、皆が声援を送ってくれたり、旗を振ってくれたりしたので、感動したよ。彼らのサポートはとても素晴らしかった。次のレースでは今週の反省点をふまえて、自分たちのベストを尽くさなければいけないね」
■ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「チームにとって今日は厳しい一日だった。ジェンソンはスタートがうまくいき、いくつかポジションを上げたが、オイル漏れのために早々のリタイアとなってしまった。ルーベンスの方もマシンバランスに苦しんでおり、厳しいレースだった。われわれはこのような結果を望んでいるわけではないので、これからいくつかの課題をクリアしなければならない」
■中本修平 Honda Racing F1 Team シニアアドバイザー
ホンダ・レーシング・ディベロップメント エンジニアリングディレクター
「今週のレースは本当に残念でした。ジェンソンがレースを終えたトラブルについてはまだはっきりしていませんが、エンジン自体は問題ない状態です。おそらくどこかからオイル漏れがあったのではないかと思うので、データを細かく分析し、問題を特定したいと思います。もう少し頑張らなければいけません」 |