Formula 1 Honda Racing
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2006.06.11 Rd.08 イギリスGP
スケジュール
Rd. Date
01 3/12
バーレーンGP
02 3/19
マレーシアGP
03 4/2
オーストラリアGP
04 4/23
サンマリノGP
05 5/7
ヨーロッパGP
06 5/14
スペインGP
07 5/28
モナコGP
08 6/11
イギリスGP
09 6/25
カナダGP
10 7/2
アメリカGP
11 7/16
フランスGP
12 7/30
ドイツGP
13 8/6
ハンガリーGP
14 8/27
トルコGP
15 9/10
イタリアGP
16 10/1
中国GP
17 10/8
日本GP
18 10/22
ブラジルGP
第8戦 イギリスGP
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バリチェロ、6番グリッドを獲得
2006年6月10日(土)・予選
会場:シルバーストーン・サーキット 天候:晴れ 気温:28〜30℃
リザルト&ポイント

 イギリスGP予選で、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは、6番手のタイムを獲得し、明日の決勝レースを、3列目からスタートする。一方、地元の期待を背負って臨んだジェンソン・バトンは、痛恨の19番手に終わり、後方からの出走となった。

 一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、佐藤琢磨が20番手、フランク・モンタニーは21番手だった。

第8戦 イギリスGP
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第8戦 イギリスGP
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Honda Racing F1 Team 2日目の展開

 今週末からのサッカー・ワールドカップ開催に伴い、GP2日目は通常より1時間半前倒しのスケジュールで行われた。この日も雲ひとつない快晴。フリー走行の始まった午前9時30分には、気温はすでに24℃まで上がった。このセッション、バリチェロは12周を走って7番手。バトンは15周を走行し、11番手だった。

 12時半からの予選は、気温29℃、路面温度43℃というコンディション。第1セッションの最初のアタックで思うようにタイムが伸びなかったバトンは、その後、FIAのマシン重量測定に呼ばれ、2回目のアタックに臨めぬまま、19番手という悔しい結果に終わった。一方、バリチェロは15番手で、第2セッションへ進んだ。

 バリチェロは、次のセッションを9番手で通過。最終セッションでは、接戦の末、3列目からのスタートを獲得した。

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Honda Racing F1 Team コメント

ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 7番手 1分22秒023
予選6番手 1分20秒943
「予選でトップ6に入るという目標は達成できた。セッション終盤のトップ争いは接戦だったので、もう少しタイムを上げて5番手に入ることもできたかもしれない。でも全体としては満足だよ。ジェンソンも、同じくらいのポジションになれたはずだということはみんな分かっているので、本当に残念だ。ここでのレースは大好きだから、明日を楽しみにしているよ。いいレースになるはすだ」

ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 11番手 1分22秒596
予選19番手 1分23秒247
「僕自身、本当にがっかりしているし、チームにもファンにも申し訳ない。最初にコースインしたときはグリップが低くて速いタイムを出せなかった。最初の走行でマシンの挙動が良くないと、限界までプッシュすることが難しくなるんだ。コースオフして戻って来られなかったときのリスクが大き過ぎるからね。コース状況はどんどん良くなっていて、2度目のチャンスがあると思ったんだけど、重量測定に呼ばれてしまい、それでセッションは終わってしまった。ホームレースでは誰でもうまくやりたいと思うものだし、今日はもっといい結果を出せるはずだった。でもポイントは取れると思うので、明日はそのために全力を尽くすよ」

ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「今日の結果には複雑な思いだ。予選でのルーベンスの走りはうれしかったが、第1セッションと第2セッションの終わりに若干心配な場面もあった。しかしルーベンスは素晴らしい仕事をして、マシンの力を最大限引き出してくれた。ジェンソンに関しては、皆本当にがっかりしている。簡単に説明すると、最初の走行ではタイムが十分でなく、その後重量測定に呼ばれてしまったため、2度目のアタックができなくなってしまったということだ。最終的な予選結果とは違い、2台の実際のペースは僅差であることは明らかなので、ルーベンスとジェンソンにはイギリスの大観衆の前で激しいバトルを見せてほしいと思っている」

中本修平 Honda Racing F1 Team シニアアドバイザー
  ホンダ・レーシング・ディベロップメント エンジニアリングディレクター

「今日のパフォーマンスはとても満足できるものではありません。ルーベンスはマシンのポテンシャルを見せつけ、3列目グリッドにつけてくれましたが、ジェンソンのポジションにはがっかりしています。明日のレースは、懸命に戦い、ばん回しなければなりません」

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第8戦 イギリスGP
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SUPER AGURI F1 TEAM 2日目の展開

 午前中のフリー走行。開始24分に、まず佐藤がベケッツコーナーから飛び出し、タイヤバリアに激突。マシン右側を大きく破損してしまう。続いてその約2分後に、モンタニーが終盤の低速区間でコースアウト。厳しいスタートとなった。

 午後の予選、午前中クラッシュした佐藤は、Tカーに乗り換えて臨んだものの、1分26秒台を切れず、J・トゥルーリ(トヨタ)がエンジンブローで最下位となったため、20番手。モンタニーは21番手で明日の決勝をスタートする。

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SUPER AGURI F1 TEAM コメント

佐藤琢磨
3回目フリー走行 21番手 1分27秒525
予選20番手 1分26秒158
「とても難しい1日だった。フリー走行の最中、ベケッツコーナーでコントロールを失い、クルマにかなり深刻なダメージを与えてしまった。その結果、残念ながらTカーに乗り換えなければならなくなり、あわせてエンジン交換のペナルティも取られることになってしまった。予選に備えてTカーを準備する時間は少ししかなかったが、チームの努力のおかげで時間内に作業を終えることができた。ただ、やはり予選セッションは難しかった。午前中のセットアップ・プログラムを完了していなかったし、別のシャシーにセットアップを施さなければならなかったので、マシンのハンドリングがナーバスになってしまった。今日起こったことを考えると、最終的な結果には満足しなければならないけれど、明日はきっとタフなレースになるだろう」

フランク・モンタニー
3回目フリー走行 20番手 1分27秒229
予選21番手 1分26秒316
「午前中はトラブルがいくつか発生していたし、マシンを限界までプッシュしている最中にコースアウトしてしまった。だから、素晴らしいフリー走行だったとは言えないだろうね。ただ予選セッションはそれほど悪くはなかった。思っていた走りができたので、予選ラップにはかなり満足できた。他のチームより確かにスピードは遅いが、新しいマシンができればもっと良くなると思う」

鈴木亜久里 SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表
「午前中のセッションで琢磨がコースアウトしてバリアに衝突してしまったのは、ちょっと不運だった。その結果、予選をTカーで走らなければならなくなってしまった。フランクもコースアウトしたので、2台のクルマの予選用セットアップのテストを完了することができなかった。今日は歯車が噛み合わない一日だった。高速サーキットのシルバーストーンでは、F1カーのパフォーマンスの差がとても明確に出る。僕たちにとっては非常に厳しいレースになるだろう。明日のレースでは当初の目標である2台そろっての完走を目指したい」

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予選リザルト
順位 No. ドライバー コンストラクター タイヤ タイム
1 1 F.アロンソ ルノー M 1:20.253
2 3 K.ライコネン マクラーレン M 1:20.397
3 5 M.シューマッハ フェラーリ B 1:20.574
4 6 F.マッサ フェラーリ B 1:20.764
5 2 G.フィジケラ ルノー M 1:20.919
6 11 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team M 1:20.943
7 7 R.シューマッハ トヨタ B 1:21.073
8 4 JP.モントーヤ マクラーレン M 1:21.107
9 16 N.ハイドフェルド BMWザウバー M 1:21.329
10 17 J.ビルヌーブ BMWザウバー M 1:21.599
11 14 D.クルサード レッドブル M 1:21.442
12 10 N.ロズベルグ ウィリアムズ B 1:21.567
13 20 V.リウッツィ トロロッソ M 1:21.699
14 15 C.クリエン レッドブル M 1:21.990
15 21 S.スピード トロロッソ M 1:22.076
16 18 T.モンテイロ ミッドランド B 1:22.207
17 9 M.ウェーバー ウィリアムズ B 1:23.129
18 19 C.アルバース ミッドランド B 1:23.210
19 12 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team M 1:23.247
20 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM B 1:26.158
21 23 フランク・モンタニー SUPER AGURI F1 TEAM B 1:26.316
22 8 J.トゥルーリ トヨタ B DNF
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