■ルーベンス・バリチェロ
「他の多くのドライバー同様、僕にとってもモナコはお気に入りのレースだ。ここに住んでることも、有利な点の一つだしね。モナコGPで特に楽しみなのは予選で、全戦でも最も力を試される予選と言っても、過言じゃない。市街地サーキットでのオーバーテイクはとても難しく、実力を出し切って上位グリッドを獲得しなければならないからね。先週のバレルンガテストでは車体とタイヤに関して、かなりの手応えを得ることができた。このクルマには、予選でかなりいいところにいけそうなポテンシャルがある。この週末が、楽しみだよ」
■ジェンソン・バトン
「今年のモナコGPは、本当に楽しみにしてる。2004年にはバトルを展開した結果、2位を獲得したしね。ここでF1マシンを走らせるなんて、正気とは思えない。道幅は狭く、曲がりくねったコーナーの連続で、ガードレールが目前に迫るたびに、クルマのものすごいスピードを実感させられるよ。他のどんなグランプリとも、比較できないね。長い歴史があることはもちろん、僕自身モナコに住んでることもあって、いっそう特別なレースだよ。ここではメカニカルグリップが重要なのはもちろん、ドライバーの腕も結果に反映される。今年の僕たちは、予選での速さが際立ってる。モナコでは、ピットストップ以外にほとんどオーバーテイクができないので、まさにそれが一番大事なポイントだ。また、観戦しているお客さんが、マシンやドライバーをここまで近くで見ることができるサーキットは他にないよ」
■ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team
スポーティングディレクター
「モナコは、あらゆる意味で他とは異なり、F1の歴史上、明らかに特別なレースであり、チームやマシン、ドライバーにとっては、根気強いチャレンジの必要なレースでもある。幅が狭く、曲がりくねった特異なレイアウトにより、他のサーキットで走る時とは違った点で、性能が試される。それもあってチームは先週、モナコにレイアウトの近いバレルンガでテストを行った。そこでは空力、足回り、タイヤテストなどを集中して行い、準備は万全。ドライバーたちはここが大好きだし、レース開始が待ち遠しいよ」
■中本修平 Honda Racing F1 Team シニアアドバイザー
ホンダ・レーシング・ディベロップメント エンジニアリングディレクター
「モナコは、エンジンをとってみても、特にチャレンジングなレースとなります。ここで100%の性能が発揮できるよう、十分な作業を重ねてきました。バレルンガでのテストでも好結果が出ており、週末に向けていい感触を得られました」 |