Formula 1 Honda Racing
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2006.05.14 Rd.06 スペインGP
スケジュール
Rd. Date
01 3/12
バーレーンGP
02 3/19
マレーシアGP
03 4/2
オーストラリアGP
04 4/23
サンマリノGP
05 5/7
ヨーロッパGP
06 5/14
スペインGP
07 5/28
モナコGP
08 6/11
イギリスGP
09 6/25
カナダGP
10 7/2
アメリカGP
11 7/16
フランスGP
12 7/30
ドイツGP
13 8/6
ハンガリーGP
14 8/27
トルコGP
15 9/10
イタリアGP
16 10/1
中国GP
17 10/8
日本GP
18 10/22
ブラジルGP
第6戦 スペインGP
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Honda、今季初のダブル入賞
2006年5月14日(日)・決勝
会場:カタルニア・サーキット 天候:晴れ 気温:25〜28℃
リザルト&ポイント

 スペインGP決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは6位、ルーベンス・バリチェロは7位でチェッカーを受け、今季初のダブル入賞を果たした。一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、佐藤琢磨が17位。第3戦オーストラリアGP以来の完走となった。フランク・モンタニーは、序盤10周目にリタイアを喫した。

第6戦 スペインGP
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Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開

 決勝当日のカタルニア・サーキットは、朝から青空が広がった。レースの始まる午後2時の時点で、気温は28℃、路面温度は39℃まで上がった。スタートでは、9番グリッドのK・ライコネン(マクラーレン)が一気に5番手に。そのため5番グリッドのバリチェロはひとつ順位を落としたが、バトンがひとつ上がり、2台が6、7番手に並ぶ展開となった。

 2台が1回目のピットインを終えた27周目。バトンは8番手。バリチェロは10番手に後退した。その後、先行車のピットインで、折り返し点の33周目にはバトン6番手、バリチェロ7番手までポジションを回復した。

 レースは膠着状態のまま、終盤へ。2度目のピット作業を終えても順位は変わらず。今季初のダブル入賞となるバトン6位、バリチェロ7位でチェッカーを受けた。

第6戦 スペインGP
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Honda Racing F1 Team コメント

ジェンソン・バトン 6位
「マシンの状態は良かったし、ミスのないレースができた。ただ第1スティントでルーベンスの後ろになってしまったので、ライコネンに逃げられてしまった。前が開いてからは、マシンの挙動も良く、バランスも良くなったんだ。たぶん、マレーシア以来、ベストだったんじゃないかな。毎ラップ、ライコネンに0.1から0.2秒ずつ詰め寄れたのは良かったけどね。昨日の予選で出遅れていなければ、もっと接近戦に持ち込めただろう。次のモナコGPとモナコの準備を中心に行う来週のバレルンガテストを楽しみにしているよ」

ルーベンス・バリチェロ 7位
「厳しいレースだったけど、2台そろってポイントが獲得できたので、ライバルの強さを考えると、悪くない結果だと思う。スタートでは一つポジションを落とし、その後は燃料プレッシャーの問題があったので、インラップで少しタイムをロスした。あとはだいたい計画通りに進んだけど、最後のスティントでは振動が発生して、また少しタイムロスしてしまった。モナコは僕たちの強さを出せるはずのコースだから、もっと速くなるように集中したい」

ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「今回は2台そろってポイントを獲得できたことは良かった。まだ我々の望むような速さには達してはいないが、最後までライコネンとバトルを繰り広げ、持てる力を出し尽くしたと思っている。大きな問題もなく、比較的スムーズに一日が進み、ドライバーたちは、とてもハードにプッシュしてくれた。次のモナコは、我々のマシンに合うはずなので、来週のバレルンガテストでは、いくつかの改良を試していきたいと思う。前を行くチームとの差を縮めることに集中したい」

中本修平 Honda Racing F1 Team シニアアドバイザー
  ホンダ・レーシング・ディベロップメント エンジニアリングディレクター

「ドライバーたちは2人ともベストを尽くしてくれました。今日の結果はわれわれの今のレベルを如実に表していると思います。前を走るチームとの差を縮めるためには、さらなる開発が必要だとチーム全員が感じています」

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第6戦 スペインGP
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SUPER AGURI F1 TEAM 決勝レースの展開

 スタート直後、佐藤は得意の加速で17番手にジャンプアップ。直後に順位を落としたが、代わりにモンタニーがそのポジションを占める。序盤はモンタニー19番手、佐藤20番手。背後にミッドランドの2台が迫る。10周目には佐藤がスピン。2台揃って緊急ピットインし、モンタニーはそのままリタイアとなった。 佐藤はその後もねばり強く周回を重ね、17位でゴール。第3戦オーストラリアGP以来、3戦ぶりの完走を果たした。

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SUPER AGURI F1 TEAM コメント

佐藤琢磨 17位
「再びレースをフィニッシュすることができてうれしい。ヨーロッパに戻って初めてだったから、それはなおさらのことだ。スタートは難しかった。モンテイロ(ミッドランド)とサイド・バイ・サイドになって、彼に押し出される形でダートにはみ出してしまった。それで、ずいぶん勢いが落ちてしまったが、第1ターンの入り口でブレーキのタイミングを遅らせることでポジションを取り戻し、数台のクルマを抜いた。しかし、第3ターンではタイヤが埃まみれでコンディションが悪く、第4ターンに入るところでポジションを下げてしまった。その後はオーバステアに苦しみ、再びポジションを失ったときはただ前のクルマを追っている状態だった。1回目のピットストップで調整した後はクルマの感触もずっと良くなり、フィニッシュまで好調な走りを続けることができた」

フランク・モンタニー リタイア(10周目)
「10周でストップしてしまって、レースがフィニッシュできなかったのはもちろん残念だが、スタートは良かった。琢磨とミッドランドの2台をオーバーテイクできたのだから、少しは良くなっているということだ。その後1、2周はバトルがあって、少しスペースもできたし、ラップタイムもまあまあだった。3日目でようやく良いセットアップが見つけることができたことには満足している。ニュータイヤとギアボックスに関しては、細かいところを煮詰めていく必要があると思うが、それができればもっと良くなっていくと思う。今週末も勉強になった。それに、ぼくにとってはほんの数周でも自分のチームメイトの前を走れたことがうれしい」

鈴木亜久里 SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表
「チームにとっては忙しいレースだった。琢磨が頑張ってくれて、チェッカーフラッグを受けることができたのは本当にうれしい。フランクはとても良いスタートを切り、ドライブシャフトのトラブルでリタイアするまでは好調な走りを見せていた。彼にもできるだけ早く、もっと良いクルマを与えたい。今日は2台揃ってのフィニッシュを目指していたので少し残念だったが、今回のレースから学ぶことも多かった。今後のレースのためにクルマを改善していく自信はある。とにかく、今日はレースをフィニッシュすることができたのがうれしい。次のモナコが楽しみだ」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ドライバー コンストラクター タイヤ タイム/差
1 1 F.アロンソ ルノー M 1:26:21.759
2 5 M.シューマッハ フェラーリ B +18.502
3 2 G.フィジケラ ルノー M +23.951
4 6 F.マッサ フェラーリ B +29.859
5 3 K.ライコネン マクラーレン M +56.875
6 12 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team M +58.347
7 11 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team M +1Lap
8 16 N.ハイドフェルド BMWザウバー M +1Lap
9 9 M.ウェーバー ウィリアムズ B +1Lap
10 8 J.トゥルーリ トヨタ B +1Lap
11 10 N.ロズベルグ ウィリアムズ B +1Lap
12 17 J.ビルヌーブ BMWザウバー M +1Lap
13 15 C.クリエン レッドブル M +1Lap
14 14 D.クルサード レッドブル M +1Lap
15 20 V.リウッツィ トロロッソ M DNF
16 18 T.モンテイロ ミッドランド B +3Laps
17 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM B +4Laps
RT 19 C.アルバース ミッドランド B DNF
RT 21 S.スピード トロロッソ M DNF
RT 7 R.シューマッハ トヨタ B DNF
RT 4 JP.モントーヤ マクラーレン M DNF
RT 23 フランク・モンタニー SUPER AGURI F1 TEAM B DNF
【ドライバー】 【コンストラクター】
順位 ドライバー コンストラクター 総合
ポイント
1 F.アロンソ ルノー 54
2 M.シューマッハ フェラーリ 39
3 K.ライコネン マクラーレン 27
4 G.フィジケラ ルノー 24
5 F.マッサ フェラーリ 20
6 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 16
7 JP.モントーヤ マクラーレン 15
8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 8
9 R.シューマッハ トヨタ 7
10 N.ハイドフェルド BMWザウバー 6
11 M.ウェーバー ウィリアムズ 6
12 J.ビルヌーブ BMWザウバー 6
13 N.ロズベルグ ウィリアムズ 4
14 D.クルサード レッドブル 1
15 C.クリエン レッドブル 1
16 J.トゥルーリ トヨタ 0
17 S.スピード トロロッソ 0
18 V.リウッツィ トロロッソ 0
19 C.アルバース ミッドランド 0
20 T.モンテイロ ミッドランド 0
21 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 0
22 井出有治 SUPER AGURI F1 TEAM 0
- フランク・モンタニー SUPER AGURI F1 TEAM 0
ポイント一覧
順位 コンストラクター 総合
ポイント
1 ルノー 78
2 フェラーリ 59
3 マクラーレン 42
4 Honda Racing F1 Team 24
5 BMWザウバー 12
6 ウィリアムズ 10
7 トヨタ 7
8 レッドブル 2
9 トロロッソ 0
10 ミッドランド 0
11 SUPER AGURI F1 TEAM 0
ポイント一覧
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