■ルーベンス・バリチェロ
「ニュルブルクリンクで走るのは、いつも楽しみにしてる。あそこは2002年に、勝利を収めた特別なサーキットでもあるしね。ドライバーにとってはなかなか攻めがいのあるコースだし、ニュルならではの高速コーナーや路面のうねりなど、特色も少なくない。ここでのレースは、低い気温で行われることが多い。それだけにこれまでのテストで続けてきたタイヤの温まり対策の真価が問われると思う。シルバーストーンでは車体そのもののセットアップにも、かなりの時間を割いた。その結果を見る限り、ニュルではいい走りができることを確信してるよ」
■ジェンソン・バトン
「シルバーストーンでのテストは、有意義なものだった。マシンはいっそう進化し、ライバルたちとの差もさらに縮まったはずだ。ニュルは2年前に表彰台に上がってるけど、それ以外はあまりいい結果が出せてない。もともと路面グリップが低い上に、多くのコーナーが逆バンクになってる。だから正確な走行ラインをたどることが、絶対条件になる。今回のテストを終えて、予選スピードに負けないペースを、ロングランでも保てつつあると思う。だからニュルでのレースは、すごく楽しみだよ」
■ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「シルバーストーン・テストが成果のあるものだっただけに、ニュルでは戦闘力が向上されることを期待しているよ。イモラの結果は残念だったが、このテストの結果を見る限り、自信を持って臨んでいいはずだ。もちろんわれわれの真の実力は、日曜午後にはっきりするわけだけどね」
■中本修平 Honda Racing F1 Team シニアアドバイザー
ホンダ・レーシング・ディベロップメント エンジニアリングディレクター
「HondaがF1デビューを果たしたのは、1964年のここ、ニュルブルクリンクでした。この週末にはわれわれの車体・エンジンパッケージの優位性を、ぜひ100%披露したいところです」 |