■ジェンソン・バトン 7位
「今日は取れたはずの表彰台を逃してしまった。マシンは速かったし、分析もできていたので、3位にはなれたはずだ。1回目のピットストップでは右リアタイヤの装着に手間取り、2回目では燃料ホースが外れる前にロリポップが上がってしまったんだ。そのために残念ながらクルーを巻き込んでしまった。でも、このチーフメカニックは、これまで何百回も正しくロリポップを上げてくれているから、もう二度と同じことはないと思う。幸い、誰も大きなけがをしなかったので、次のレースではまたみんな頑張ってくれるはずだ。今日は残念な結果だったけど、ペースは良かったし、オーストラリアと比べたら、確実に前進している。これまで何度も言っていることだけど、僕たちがするべきことは集中力を絶やさず、プッシュし続けることだ」
■ルーベンス・バリチェロ 10位
「とってもいい感じできていたので、今日の結果にはがっかりだよ。スタートを失敗し、最初のピットストップでもタイムをロスしてしまった。ノズルが壊れてしまい、違うものと交換しなければならなかった。マシンのペースは問題なかったんだ。とりわけ、1回目にピットインの前まではね。でも、1回目のピットインの後は、非常に難しかった。ペースが落ちたのはリアタイヤのロックが原因だったんだ。ブレーキは徐々に良くなっていったんだけど、新品のリアタイヤがロックしていたんだ。でもマシンのバランスは良くなっているので速くなってきていると思う。僕たちは今抱えている問題に集中して解決することが必要だね。もし今日、給油の際のミスがなければ、6位以内にフィニッシュすることができたと思う。チームはとても一生懸命だし、タイヤを暖める課題については、改善されているし、2週間後のニュルブルクリンクではフレッシュな気持ちでスタートを切りたいね」
■ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「言うまでもなく、厳しい一日だった。ピットストップで全てが狂ってしまった。ルーベンスは最初のストップで燃料リグのトラブルがあった。ジェンソンは2回目のストップでは燃料ノズルが刺さった状態で、発進の合図を早く出し過ぎてしまった。誰にもけががなかったことは不幸中の幸いだ。最終結果は残念だったが、ピットストップでこれほど問題が起きなければ、表彰台を目指して戦えたはずだ。今週末はマシンの戦闘力が見られたし、とにかく前向きに次のニュルブルクリンクを目指すしかない」
■中本修平 Honda Racing F1 Team シニアアドバイザー
ホンダ・レーシング・ディベロップメント エンジニアリングディレクター
「全体的に残念なレースでした。今週末はマシンも、自分たちも力を出し切ることができませんでした。2週間後のニュルブルクリンクへ向けて、気持ちをもう一度集中し直します」 |