Formula 1 Honda Racing
モータースポーツ > F1世界選手権 > 第4戦 サンマリノGP 予選 
グランプリ情報 プレビュー 1日目フリー走行 予選 決勝 フォトギャラリー
2006.04.23 Rd.04 サンマリノGP
スケジュール
Rd. Date
01 3/12
バーレーンGP
02 3/19
マレーシアGP
03 4/2
オーストラリアGP
04 4/23
サンマリノGP
05 5/7
ヨーロッパGP
06 5/14
スペインGP
07 5/28
モナコGP
08 6/11
イギリスGP
09 6/25
カナダGP
10 7/2
アメリカGP
11 7/16
フランスGP
12 7/30
ドイツGP
13 8/6
ハンガリーGP
14 8/27
トルコGP
15 9/10
イタリアGP
16 10/1
中国GP
17 10/8
日本GP
18 10/22
ブラジルGP
第4戦 サンマリノGP
拡大
バトン、バリチェロが、2、3番グリッドを獲得
4月22日(金)・予選
会場:イモラ・サーキット 天候:晴れ 気温:26〜27℃
リザルト&ポイント

 サンマリノGP2日目に行われた予選で、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンが2番グリッドを、ルーベンス・バリチェロも、今季自己最高となる3番グリッドを獲得した。

 一方、SUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨、井出有治は、前戦に続き、21、22番手に終わった。
第4戦 サンマリノGP
拡大
第4戦 サンマリノGP
拡大
Honda Racing F1 Team 2日目の展開

 2日目のイモラも、朝から雲ひとつない青空が広がった。午前11時の時点で、気温もすでに24℃まで上がっている。予選直前のフリー走行で、バトンは22人中最多の23周をこなして7番手。バリチェロは11番手だった。

 快晴のもと行われた午後の予選では、第1セッションでバトンが6番手、バリチェロが9番手のタイムを刻み、次のセッションへと進む。次の15分間のセッションは、100分の1秒を争う大接戦となったが、バトン8番手、バリチェロもバトンとわずかコンマ011秒差の9番手で、そろって最終セッションへと進んだ。

 最後の20分間は、フェラーリ対Hondaの一騎打ちの様相を呈した。最終的には、M・シューマッハ(フェラーリ)がポールポジションを獲得したが、バトンがフロントローを、バリチェロも3番グリッドを獲得し、チームは今季最高のグリッドを勝ち取った。

 Hondaエンジンによる予選2-3番グリッド獲得は、1992年第1戦南アフリカグランプリ(2番手:アイルトン・セナ、3番手:ゲルハルト・ベルガー)以来となる。

ページの先頭へ

Honda Racing F1 Team コメント

ジェンソン・バトン
3回目フリー走行 7番手 1分24秒850
予選2番手 1分22秒988
「今日の結果にはとても満足している。2人そろって予選トップ3に入れたのは、チームにとって素晴らしいことだね。予選でのマシンは、昨日や午前中と比べて、グリップと縁石でのハンドリングがずっと良くなっていた。昨夜から午前中にかけて改善しているし、前向きな気持ちでレースに臨めるよ。他のチームがフリープラクティスでどんなことに取り組んでいたのか分からないから、成り行きを見守る必要はあるけれど、僕たちも自信を持っていいと思う。チームはオーストラリアでの問題に、懸命に対処してくれたので、明日はいいレースができそうだ」

ルーベンス・バリチェロ
3回目フリー走行 11番手 1分25秒041
予選3番手 1分23秒242
「今日の予選結果はすごくうれしいし、ハードワークをこなして、この結果を実現させてくれたチームのみんなに心からありがとうと言いたい。序盤戦ではいくつか問題があったけど、僕好みのマシンにするために頑張ったかいがあったよ。明日、2台並んでグリッドにつくのがとても楽しみだ。このレース前に行った2回のテストも順調で、チームは僕の話に耳を傾け、改善のために何が必要か、真剣に考えてくれた。そのおかげで、以前よりずっとマシンに満足しているよ。100%ではないけど、それに近づいてきている。明日は、今までよりもずっといいレースができると思う。本当に楽しみだよ」

ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「非常にうれしい予選結果だ。厳しい週末のスタートだったが、ジェンソンがフロントローを獲得し、今回はルーベンスも2列目ということで、良いポジションから明日のレースをスタートできる。昨日から、マシンバランスの改善に努めた結果、良い方向に向かった。日曜日のコンディションが、さらにわれわれ向きになることを願っている。他のチームの燃料積載量や、さまざまな戦略展開を予想することは難しいが、先頭に近いところからスタートすることによって、最大のチャンスが得られることは間違いないだろう」

中本修平 Honda Racing F1 Team シニアアドバイザー
 ホンダ・レーシング・ディベロップメント エンジニアリングディレクター

「良い予選でしたね! 2人ともセッションを通してよくやってくれました。2人そろっての、今年の予選ベストパフォーマンスでした。早い段階でのトラブルもなく、2人とも良いタイムを出してくれました。明日が楽しみです」

ページの先頭へ
第4戦 サンマリノGP
拡大
SUPER AGURI F1 TEAM 2日目の展開

 午前中のフリー走行で、初日からいい感触を得ている井出は、この日も積極的に周回を重ねる。一時、裏のシケインを攻めた際、スピンを喫したものの、20周を走って21番手。佐藤も大きなトラブルもなく、18周をこなして20番手だった。

 午後の予選は、第1セッション開始直後から、2人そろってコースへ向かう。佐藤は最初のアタックでは、T・モンテイロ(ミッドランド)にコンマ9秒まで迫った。チームメイトから1秒5遅れた井出は、その差を詰めようと再度のアタックに出ていく。アクア・ミネラーリでコースオフしたものの、その後、自己ベストの1分29秒282を出す。佐藤もC・アルバース(ミッドランド)との差を約コンマ5秒まで縮め、1分28秒台を切ることに成功し、1分27秒609を記録した。

ページの先頭へ
SUPER AGURI F1 TEAM コメント

佐藤琢磨
3回目フリー走行 20番手 1分28秒267
予選21番手 1分27秒609
「チームにとって今日は良い一日だった。昨夜の作業でかなりクルマも良くなったので、午前中のフリー走行もスムーズに行うことができ、予選でパフォーマンスもうまく引き出すことができた。自分の予選ラップには非常に満足している。クルマの性能を最大限に引き出すことができたと思うし、チームも明日のレースを楽しみにしている」

井出有治
3回目フリー走行 21番手 1分29秒330
予選22番手 1分29秒282
「昨日からクルマが多少オーバーステア気味だったので、予選用にセットアップを変更したが、かえってそれが裏目に出てしまい、思っていたようなタイムが出せなかった。新しいタイヤをもっとうまく使えれば、もう少しタイムを伸ばせたのではないかと思う。だが、クルマには問題がなかったので、明日は良い走りができると思う。レースが楽しみだ」

鈴木亜久里 SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表
「レースごとにSUPER AGURI F1 TEAMと他チームとのタイム差は縮んでいて、今日もかなりのところまで近づくことができた。チームメンバーとドライバーの努力がこの飛躍的な向上を可能にしたのだと思うし、彼らの献身的な仕事ぶりが今日の良い結果につながっている。ドライバーたちは2人ともスタートが良いので、スタートでミッドランドを抜いて、チェッカーフラッグまでそのポジションを維持して欲しいと思う」

ページの先頭へ
予選リザルト
順位 No. ドライバー コンストラクター タイヤ タイム
1 5 M.シューマッハ フェラーリ B 1:22.795
2 12 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team M 1:22.988
3 11 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team M 1:23.242
4 6 F.マッサ フェラーリ B 1:23.702
5 1 F.アロンソ ルノー M 1:23.709
6 7 R.シューマッハ トヨタ B 1:23.772
7 4 JP.モントーヤ マクラーレン M 1:24.021
8 3 K.ライコネン マクラーレン M 1:24.158
9 8 J.トゥルーリ トヨタ B 1:24.172
10 9 M.ウェーバー ウィリアムズ B 1:24.795
11 2 G.フィジケラ ルノー M 1:23.771
12 17 J.ビルヌーブ BMWザウバー M 1:23.887
13 10 N.ロズベルグ ウィリアムズ B 1:23.966
14 14 D.クルサード レッドブル M 1:24.101
15 16 N.ハイドフェルド BMWザウバー M 1:24.129
16 20 V.リウッツィ トロロッソ M 1:24.520
17 15 C.クリエン レッドブル M 1:25.410
18 21 S.スピード トロロッソ M 1:25.437
19 18 T.モンテイロ ミッドランド B 1:26.820
20 19 C.アルバース ミッドランド B 1:27.088
21 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM B 1:27.609
22 23 井出有治 SUPER AGURI F1 TEAM B 1:29.282
ページの先頭へ